スミス都へ行く　Mr. Smith Goes to Washington

２９歳の若いジェームズ・スチュアートの演技がすばらしいと評判の、アメリカの良心と民主主義の光と影を描いたフランク・キャプラ監督の１９３９年のモノクロ映画を見た。


ヤフー映画でも高評価。＜４．２６＞https://movies.yahoo.co.jp/movie/スミス都へ行く/12234/


「アメリカのある州の上院議員が急死したことで、彼を食いものにしていた政財界の大物たちは、青年スミス（ジェームズ・スチュアート）を議員に仕立て上げる。しかし、政財界の大物たちのダム利権をめぐる思惑が、じゃまな彼に対し、あらゆるマスコミを動員して徹底的に排除・議員辞職に追い込もうとする。しかし理想主義者の彼は、サンダース秘書のバックアップを得て、四面楚歌にもめげずに２４時間に達する演説をして訴え続ける。」


ジェームズ・スチュアート(スミス上院議員) 、
ジーン・アーサー(女性秘書/サンダース) 、
クロード・レインズ(ペイン上院議員)



たしかに、スミス新米議員とペイン議員との迫力ある舌戦シーンは面白かった。
邦題の「都」は気に入らないけど。



ラストシーン、ペイン議員に訴えるスミス議員。

感動するのは、議員になりたてのスミスについて、サンダース秘書の演説レクチャーシーン。
最後の２４時間にも及ぶ立ったままのスミスの演説シーン。これを聞いてる議員たちは居眠りし始めるが、苦笑する議長が最後まで付き合うのを見て、この人、寝ていなかったなら神様か？と（笑）。

ラストは、熱弁ふるって、最後に倒れたスミス議員を見たペイン議員が良心に目覚め、銃で自殺未遂を起こし、議場に現れてスミスの無実を訴えるところで、物語の感動が高潮に達する。

リンカーンの像と碑文が印象的に登場する。感動した。