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事の発端は、自分のミスで燃料警告灯センサーを破損させてしまい、燃料ポンプを抜き取る際にスイングアームを外そうとした際に、オイルラインの固定ボルトをねじ切ってしまったという。。
ネジロック強すぎです(+o+)
ヒートガンでも無理でした。(あまり加熱すると塗装がヤバい)
2
作業がしやすいようにスイングアーム一式を車体から外します。
3
ドリルで肉薄にしてからタップ立てて抜き取る予定が、タップが途中で折れてしまい途方に暮れた結果、中で破壊して取り出すことに。
さすがにハイス材だけあって、相当苦労しました。。
穴はヘリサートでリカバリできないほどガタガタになり、仕方なく可能な限り小さめの穴を開ける羽目に。
4
最初は1サイズ大きなネジにしようかと思いましたが諦めたくなかったので、こんな物を見つけてきました!
廣杉精機のイリサートと言われるインサートです。
これならヘリサートより大きな穴でも大丈夫です。
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タップは汎用品(といいつつ細目なので特殊)でネジを切り、ネジロックを併用してインサートを面まで入れます。
挿入は専用工具ではなく元のサイズのボルトとナットで代用し、ダブルナットの要領でねじ込みます。
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スイングアームを外したついでに気になっていたドレンボルト周辺の修正も行います。
ネジ穴と座面の垂直が出ておらず、当たりの強い部分があるのと、Oリングの入る穴(テーパー)がイマイチで、いつもOリングがハミ出たり切れたりするので気になっていました。
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当たりの強い方はリューターに1円玉程度の砥石を付け、正しい角度になる様に少しずつ削っていきます。
角度が合うようになったら、適当な円形の物にサンドペーパーを付けて全体を平面に馴らします。
テーパー部分は更に大きく面取りする為に面取りカッターを使い、様子を見ながらテーパーを広げていきます。
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最後にOリングがきちんとテーパーに収まり、潰れ代があるか確認したら加工は完了です。
スイングアーム取付前に内部に入った切子を灯油などで何度もフラッシングしてから車体へ戻しましょう。
この作業は20回位繰り返しました(-_-;)
※灯油が勿体ないので、目の細かいフィルターで濾して再利用です。
これら作業の詳細は15年4、5月のブログを参照ください。
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