
自分らで行く、最初の食事が最大のピンチだった…。
やっと探し出したバルは
La Bodeguetaというお店。半地下に潜るような構造で外から見る限りちょっと狭そうな、ガイドさんにお話伺わなければ自分で行こうとは思わなそうな店構え。でもこういう地元の人が行きそうなお店に入ってみることに対しての憧れもあってチャレンジ!
入ってみるとかなりの混雑。メガネをかけたウェイターのお兄さんが「コンニチワ」と声をかけてくれて一安心、「チョットマッテ」と言われてしばらく待った後、テーブル席に通される…が!メニューが全部スペイン語表記のみ、英語表記なし、写真もなし!
全然わからん…とりあえず飲み物を、ということでビールとスパークリングワインを頼んだところまでは良かったものの、肝心の食事が何を頼んだら良いのかわからない。さっきのウェイターのお兄さんも実は少し日本語知ってるだけで、英語もほとんど通じないことが発覚。パエリアはない、ということだけ通じたが、ちょっと見せてみろ、って感じで手渡した手持ちのガイドブックのグルメページにも「・・・ないよ。」って感じ。
いよいよ追い込まれた状況で、そういえばだいたいこういうお店だとお昼にはその日の定食、みたいな"menu"が用意されてるって聞いたな、と思い出して「メヌーはある?」って聞いてみると、ようやく話しが通じてテーブルの上においてあったメニューのうち1枚が本日のmenu、ってことだったらしい。
あぁ、これでなんとかなった、と思ったけどここからもまた大変で、あとからわかったんだけどここのmenuは一皿目と二皿目をそれぞれいくつかの選択肢の中から選ぶ方式。二皿目のメインは、隣のテーブルのおっちゃんが「これにしろよ、うまいぞ。」みたいにお皿を見せてきてくれたので、美味しそうなソーセージと付け合わせの載ったそのお皿に決定。でも一皿目は?ウェイターのお兄さんは
「アルティーチョークでいいか?」
っていう感じで聞いて来るんだけど、アルティーチョーク???
それベジタブル?って聞いても「はぁ?」って返答。そんな英語すら通じないのかよ…。メモ帳に絵まで書いてくれて、どうやらたらの芽みたいなの?それかチコリーみたいなの?という感じなので、じゃぁそれお願い、とようやくメニュー決定。何が出て来るんだかわかんないけど。
「アルティーチョークって日本語でなんて言うんだ?」
って聞かれたけど
「・・・I don't know.」
としか言いようが無かった。
で、出てきたアルティーチョークというのがこちら
ぶれててごめんなさい。
調べたところ、
アザミのつぼみらしいです。
でもこれどうやって食べるの???と困惑してたら
「指使って、剥いて食べるんだよ。」
…外側の数枚を剥いて食べてみると、確かに美味しいけどよく焼けた見た目の通りちょっと苦い?
「いや、そうじゃなくて、根元の柔らかいところを食べるんだ。中心の柔らかいところがうまいぞ。」
ここまで言われてやっと食べ方がわかった。確かにこれは美味しい。花びら?の根元と、言われた通り中心の柔らかい部分、それはホクホクして日本の野菜では例えるのが難しい感じ。オリーブオイルと塩で味付けしてオーブンで焼いたものだったのかな?
見た目に怪しい食べ物だったけどめちゃくちゃ美味しかったです。日本では食べられないのかなー?
二皿目はよく焼けたソーセージと、付け合わせに大豆?みたいな豆。

早速食べようとする我々に、隣のおっちゃんが「ちょっと待て。」という感じで豆にオリーブオイルを回しかけてくれた。
美味しかったけど、このお皿はやっぱり日本人には油がきつかったかな…。
デザートにはプリンをいただき、食後のコーヒーは?と聞かれたけどおなかいっぱいだったのでそれは遠慮してお会計して退席。二人で€30いかないくらい。全然言葉通じなかったけど、良くしてくれてありがとう。その場ではかなり困惑したけど、とても良い経験が出来た。
でも後で思い出した。ここのお店は生ハムが美味しいんだ、って聞いてたこと・・・。
昼食の話が長くなったので午後の観光はさらっと

ランプラス通りからタクシーに乗ってグエル公園へ。イカツいドライバーのおっちゃんは実は明るく気さくな人で、ラジオ(KISS FMだって!!神戸か!!)からノリのいい音楽をかけながらどうやら猥談を吹っかけてきてたようだけどスペイン語のそれは理解不能だった(笑)
グエル公園ではついに「ディズニーランドみたい。」という感想を抑えきれず、連発してヒンシュクを買う。
鹿部はこっちだ!
地下鉄で海側へ移動してコロンブスの像。もう陽が落ちる…のでとんぼ帰りで再びサグラダ・ファミリアへ。

夜景も奇麗です。
ちょうど、見に行ったときはライトアップはされてなくて中の明かりからステンドグラスが奇麗に見えてた。眺めてる途中でライトアップが始まって写真のような姿に。
もう一度ランプラス通りに戻って、通りにテントで出ているお店で食事。
結構同じようにテントが出てるんですが、こういうところが観光客には使いやすいかも。店員さんはだいたい英語通じるし、メニューは写真入りだし。

夕食はパエリアと生ハム。パンは付ける?と聞かれて言われるがままお願いしたけど、このカリカリに焼いたパンにトマトとオリーブオイルのソースを乗せて食べるのがとても美味しかった。この食べ方はバルセロナだけだ、って店員さんは言ってたけど。よく聞くように日本のトマトとは違って酸味が少なくて爽やかな味。
食事を終えて、地下鉄に乗ってホテルに戻ったのは10時過ぎ。
備え付けられてるどう考えても食器用洗剤と同じ匂いのするシャンプー・ボディソープでシャワーを浴びて、翌日のF1テスト観戦に備えて就寝…。
ブログが長くなったのに現れてる通り、濃い一日でした…。
--The Pains Of Being Pure At Heart "Belong"--
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Posted at
2015/03/08 11:12:40