冬季期間はダムへの道も雪に閉ざされていたり、落石が散乱していることが多いので春の雪解けを待ち繰り出すことにしました。
しかし日帰りでは限界があり、車で出かけるにしても移動時間が長く活動時間が短くなるのと疲労も貯まるということで出た結論が、「新幹線で時間短縮」でした。
北陸新幹線で向うは埼玉県大宮。2時間で到着し現地での足に軽をレンタカーで借りてから行動開始です。
しかし、狭い道での小回りを重視して軽を選び、かつ値段を抑えに行った結果、シガーソケットの電源が
死亡しているアクシデントに遭遇。
出発早々にナビという文明の利器を失いました。
更にシガーが使えないのでケータイ用アンビリカルケーブルも
使用不可というオマケ付き。
出足が躓きましたが、気を取り直して埼玉県を秩父方面へ向います。
街中を抜けてR299に入った辺りから走りやすくなりどんどん山へ向いますと、R140に折れてたどり着くのが、
浦山ダムです。
型式は重力式コンクリートで、堤高156Mは重力式では奥只見ダムの157Mに次ぐ国内第二位!
素晴らしい大きさです。
更に素敵なことに、監査廊に下りられるエレベーターが自由に利用可能ということで、
ダムの真下からド迫力の堤体を見上げることが出来るのです。
ダム活していて監査廊へは初めて入りましたが、
とてもひんやりしていて春の陽気とは別世界がありました。
この日は偶然にも「進撃の浦山ダム」というイベントが開催中で、超改造が施されたデザインカー(通称:痛車)が終結しており、
天蓋は気合の入った車両がこれでもかと飾られていました。
普段は静かなダムが凄いことになっていましたよ。
見入っていると時間が足りないので、天皇陛下在位三十周年記念ダムカードを入手し、
イベントで繁盛の為か注文→即お待ちッ!のピリ辛ダムカレーを頂きつつ秩父方面へ向います。
R140を進むと途中で二手に分かれ道があり、それぞれに巨大ダムが鎮座しているのですが、先ずは左折し、
二瀬ダムを視察します。
型式は重力式アーチコンクリートという珍しい構造で、堤高は95Mあります。
天蓋道路は車両が普通に通る生活に根ざしたダムになっています。
歩道が狭い上に交通量があるので近づけなかったのですが、ダム付近に管理事務所があるので記念カード含めのダムカードは無事GET出来ました。
折り返して右折先の道を進んでいくと、
滝沢ダムに到着です。
型式は重力式コンクリートで、堤高132Mの巨大ダム。
これ等3つのダムは全て荒川水系なのですが、巨大なダムばかりで目を奪われてしまいますね。
嬉しいことにコチラにも監査廊に下りるエレベーターが自由に利用可能で、
ひんやりした監査廊から、
凄い角度の階段を上ると、
迫力ある画を見ることが出来ます!
そしてこれ等を堪能した後は、道中の道の駅大滝温泉で、
ダムカレーで栄養補給です。
この駅には嬉しいことに重力式の「滝沢ダムカレー」とアーチ式の「二瀬ダムカレー」の2種類が提供されていますのでお好きな方を召し上がれます。
今回は滝沢ダムカレーを選択しました。
この日は宿を東京都東村山市で取っていたのでソチラに移動して次の日に備えて終了でした。
次の日、朝早くから出立し近くの村上上ダム、下ダムや狭山ダムを見学しようと思ったのですが、朝早すぎて駐車場が利用できなかったので眺めるだけで通過(´・ω・`)
思い直してR411で西東京方面へ向い訪れたのは、
小河内ダムです。
型式は重力式コンクリートで、堤高149Mの東京都の水がめの役割を果たすダムです。
ダム自体が横に巨大で本体にゲートは備えておらず、
橋の名前が付くぐらいの巨大な排水ゲートを装備していました。
もうこれだけで小さいダム級だから恐ろしい…
そして渇水ではありましたが、
ダム湖百選でもある奥多摩湖を静かな自然の中で眺めておりました(*´ー`)
次は神奈川県へ南下し高速の中央道を相模湖で下りてからの、
相模ダムを見学。
型式は重力式コンクリート、堤高58.4Mの神奈川県の水がめのダムです。
正面側へ近づけなかったのと、月曜日は施設が休みでダムカードを貰えずでした…。
ダム湖は釣り人で賑わっていたので、開かれたダムとなっているのが印象的でした。
次はR412へ進み南下して、
宮ヶ瀬ダムを視察します!
型式は重力式コンクリート、堤高は156Mと重力式では国内2位、浦山ダムと同率という巨大さが出迎えてくれます。
国内屈指の人気ダムということで、管理事務所へ向う際には駐車場整理券が配布される管理体制。
下流にある公園も賑わっておりました。
天蓋道路も、
とてつもなく広いです。
貯水量も1億9300万と小河内ダムより貯められるという実力も素晴らしいですね。
更にコチラも無料開放のエレベーター利用で監査廊へ下りることが出来、
ひんやりした監査廊を抜けたならば、
ド迫力のコンクリートの壁が現れます!
他のダムと比べて垂直なのか、下から見上げても急角度で反り立っている感じがします。
ココではダムカードは宮ヶ瀬副ダム(通称:石小屋ダム)の分も含め、記念カード込みで4枚の荒稼ぎが出来るのも嬉しいポイントでした。
そしてツアー最後にとR413を進むと天蓋道路が国道を兼ねている、
城山ダムへ到着します。
型式は重力式コンクリート、堤高は75Mのダムで、当時最大級の排水ゲートを備えているのが魅力の模様。
何でも戦艦大和と同じ造船所の技術なのだとか。
正面から見たいけど道路が無いので後姿だけで我慢でした。
これで2日間のダム活ツアーは終了したのですが、関東圏の巨大ダム郡を見ることが出来て大変満足しております。
休みが3日以上取れるならば、次は自家用車で訪れて見たいと思います。