• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年06月27日

最近気に入っている曲 vol.45 管弦楽のための協奏曲(バルトーク)

最近気に入っている曲 vol.45 管弦楽のための協奏曲(バルトーク) クラシック音楽ネタです。



このところ、吹奏楽の演奏に時間をかけているので、オーケストラ曲はあまり聴いていなかった。


先日、NHKの「ら・ら・ら クラシック」という音楽番組で、この曲を取り上げていたのをたまたま見た。
この番組、30分間になってしまったので、あまりにもカットがひどかった・・・(>_<)


なので、なんだか無性に聴きたくなってしまった。


Béla Bartók
ベーラ・バルトーク(1881年〜1945年) 作曲

Concerto for Orchestra(1943)
管弦楽のための協奏曲


私のお気に入りのCDは

指揮: アンタル・ドラティ
演奏: アムステルダム・コンセルトヘボウO(現 ロイヤル・コンセルトヘボウO)


もともとはフィリップス・レーベルの録音。

今はデッカ・レーベルで販売されているようだ・・・
(ユニバーサル・グループとなって、いろいろと統合されているのか)





〜第5楽章 終曲〜

小澤征爾/ボストン交響楽団


バルトークは、ハンガリー出身の作曲家。

ナチス・ドイツがハンガリーに侵攻したことで、ナチス嫌いのバルトークはアメリカへ移住することとなる。

しかし、ニューヨークでの都会生活に馴染めず、彼の作曲数は激減する。

さらに不幸なことに、バルトークは白血病を患ってしまう。

見かねた作曲仲間が、ボストン交響楽団の指揮者クーセヴィツキーに嘆願する。

バルトークへの作曲を依頼してほしいと・・・



そのクーセヴィツキーが、病床のバルトークを訪れ、この曲を委嘱した。

初めは断ったバルトークだったが、クーセヴィツキーの粋な計らいに驚いた。

それは、「曲の完成期限はない」「初めに委嘱金の半額を渡すから、完成した後にもう半額を払う」ということだった。

当時としては破格の1,000ドルが報酬だった。

クーセヴィツキーの信頼にいたく感動したバルトークは、病気を押して作曲することを決意した。

気力が衰えていたバルトークは、それ以来見違えるように作曲に没頭し、たった2ヶ月でこの大曲を仕上げたというエピソードがある。

1944年12月1日にボストン市にてセルゲイ・クーセヴィツキー指揮のボストン交響楽団によって初演された。

このとき、バルトークは医師からの反対を押し切って、リハーサルに立会い、クーセヴィツキーと意見を交わしたという。

初演は大成功に終わり、彼は何度も舞台に出ては聴衆の喝采に応えたというエピソードが残っている。




全5楽章からなる曲。

どの楽章もバルトークらしい、快活で遊び心満載の曲となっている。

その中でも、第5楽章 フィナーレは、ホルンのユニゾンから始まり、オーケストラの全ての楽器に注目が行くような構成で仕上げられている。
まさに、それぞれのパートが主役となっている「協奏曲」である。

最後のエンディングは、バルトークの最後の命がきらびやかに輝いたかのように、華麗にこの曲を締めくくっている。




演奏:ワイマール・フランツ・リスト音楽大学管弦楽団


学生たちの若々しい演奏も聴いていて楽しい。

年配の名演奏者たちのオーケストラは確かに確実性があって安心感がある。

しかし、若い演奏者のみずみずしい表現も心が弾んでくる。



この動画では、ビオラとフルートのメガネをかけた二人の金髪女性が私好みで目を引く・・・(笑)





とまあ、たまにはそういうクラシック音楽鑑賞の楽しみ方もありということで・・・(^_^;)




ブログ一覧 | クラシック音楽 | 音楽/映画/テレビ
Posted at 2017/07/01 18:32:44

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

お疲れ様でした🙇
ゆう@LEXUSさん

トヨタ プロボックス【型式:160 ...
AXIS PARTSさん

おはようございます!
takeshi.oさん

お盆前半は大荒れの地域がありました!
のうえさんさん

いつもの新世界へ
バーバンさん

はぢめての、モバイルオーダー🛻💨
なうなさん

この記事へのコメント

2017年7月1日 23:08
私はジョージ・セルとクリーブランドの演奏しか聞いたことがないですが、この曲好きです!ドラティ版も聴いてみたいです。
コメントへの返答
2017年7月1日 23:08
私もこの曲を最初に聴いたのは、セル/クリーヴランドOの録音です。
この第5楽章には2つの版があり、最後のコーダ部分が違っています。
コーダの盛り上がりから急速に終結する版(初演版)がおそらくセルの演奏でしょう。
全管弦楽によってさらに盛り上がって終結する版(改訂版)が、現在多く演奏されているものです。
私はどちらかというとセルによる演奏のような初演版が好きですね(^_^)
ショルティ/シカゴSOの演奏が絶賛されることが多いですが、ちょっとドライな印象があります。
ドラティの第3楽章は、薔薇の濃い匂いが漂ってくるかのような不思議な響きがします。
当時のフィリップス録音のシルクのような響きが私は好きです。
2017年7月2日 12:36
こんにちは。
確かに「ら・ら・ら」は一時間番組にしてカットを少しでも減らしてくれればいい番組なんですけどね(笑)
逆に「名曲アルバム」の5分縛りはドキュメンタリーでみましたが神業とも言えるものでした。
(そういう意味では大晦日のジルヴェスターもでしょうか。かつて大失敗した指揮者がいましたが笑)

さて、オケコンは私も好きな曲です。
初演盤は小澤/BSOの物で聴きました。たしか小澤さんがBSO、末期の頃の録音で素人の私が聴いてもなんだか弛緩したような演奏でがっかりしたような気がします。
その後のサイトウ・キネンとの改訂版は素晴らしい演奏でしたが・・・

最近はレーベルの再編が進み、わけがわからない状態ですね(汗)
ロンドン(デッカ)、PHILIPS、グラモフォン、EMI、CBS等など群雄割拠だった頃が懐かしいです。
私はCBSのエンジニアによって音が違っていたのを懐かしく思い出しました(所謂マックルーアマニアではありませんが、氏の関わったちょっとデッドなサウンドが好きでした)
PHILIPSは優秀録音が多く「世界のコンサートホールシリーズ」という画期的なCDがあったりしましたね。

ブログを拝見してオケコンを聴きたくなりました(^^)
ショスタコの7番を意識した4楽章、あれ何故か耳に残ります(笑)
コメントへの返答
2017年7月2日 12:36
こんばんは(^_^)/
N響アワーのときは、けっこう頑張ってくれていたんですけどね。
視聴者層の幅を広げるためには、「ら・ら・ら」のように軽くしなければならないのでしょうね・・・。

初演版での演奏は、意外に少ないようですね。バルトークの意図を汲むとなるとやはり改訂版を取らざるを得ないのでしょう。
それはブルックナーの第1稿の演奏が少ないのときっと同じですね。

フィリップスの録音がデッカのマークで売られているのには、どうしても違和感があります。
それぞれの録音にこだわりがあったのに、それが一緒くたになってしまうのにはやりきれない気持ちがあります。
グローバル化と言われればそれまでですけど・・・。
しかし、生物の世界でも種の多様化の危機が言われています。
日本でも広葉落葉樹が失われ、外来種がはびこる状況となってきていて、原生の種が年々消えています。
このままでは、日本特有の自然は駆逐されて、固有の特色がない自然になっていく恐れがあります。
音楽業界も同様に、何でもかんでも統一化されて特色が失われていくのは、味気ない世界になっていくような気がします。
グローバル化と平板化を混同しないようにしないといけない気がします。

オケコンは、和声を巧みに扱った第2楽章も面白いですね(^_^)
二度の不協和音でメロディを奏でるトランペットの絶妙なバランスなど、聴いていてワクワクしてしまいます。
レハールの「メリーウィドウ」を皮肉ってヒトラーを皮肉ったショスタコの7番をさらに引用して、ヒトラーもショスタコをもあざ笑うかのような第4楽章は、バルトークの真骨頂とも言える妙技と思います。
オケのレパートリーとしては、難易度が高いものだと思いますが、ぜひ生演奏で聴いてみたいと思う一曲です。
2017年7月2日 13:36
おじゃまします。
私もドラティ盤を愛聴してます。
タワーレコードで再発された「タワレコ限定」の2枚組セット。
限定って言葉に弱いもんで(笑)
ドラティはいい指揮者ですね。アナログ末期のフィリップスに残したこのバルトークをはじめとする、コンセルトヘボウとの一連の録音は35年前のLP時代、学生だった私には高くて買えませんでした。今こうしてCDになって安く買えるが嬉しくて、チャイコフスキーの2つのバレエ全曲盤、スメタナの我が祖国、ドヴォルザークの新世界、そしてこのオケコンと買い揃えてしまいました。
カラヤンやベームやバーンスタインの陰に隠れてしまって、録音が少ないのが残念です。もっと長生きして、このシリーズの録音を続けてほしかった指揮者です。
ということで、私はヴィオラの女性の胸元に注目しました(笑)
コメントへの返答
2017年7月2日 13:36
山爺@Around60さん、コメントありがとうございます(^_^)

私が持っているドラティのCDは、オケコンと我が祖国だけなのですが、その誠実なまでの曲の仕上げ方はよくわかります。
さらにコンセルトヘボウの燻し銀ともいえる、滑らかで質感の高い響きを的確に録音しているフィリップスの技術によって、ドラティの綿密な表現が残されたのは素晴らしいことだと思います。

確かに、売れっ子指揮者とは演奏のスタンスは違っていたと思いますが、オーケストラを確実に手中に納める力量は、誰にも引けを取らなかったことでしょう。

ヴィオラの女性・・・あ・・・やっぱり。
そこに目が行きましたか(^_^;)
それは当然のこと、男の性ですからね・・・(笑)
2017年7月2日 17:33
今更の連コメすみません。
クーセビツキーと仲間の働きかけがなかったらこの名曲が世に出ることは無かったことを思うと、人の繋がりや思いというのは大事なものですね、とちょっと真面目に考えてみました(^^;
メガネのお姉さんもいいっすね!
コメントへの返答
2017年7月2日 19:48
大歓迎です!ありがとうございます(^_^)

同郷出身で師でもるバルトークのことを、かのフリッツ・ライナーが彼を救済しようと奔走したそうです。
シカゴ響を厳しくしごいて、またたく間にヴィルトゥオーゾ集団に仕立て上げた鬼のようなライナーに、そのような心の優しさがあったとは私も驚いたものでした。
そういう人との繋がりは、願っていても生まれるものではなく、やはりその人柄に心を惹かれることで培われていくものなのでしょうね。
そんな繋がりを私も持ちたいと思うのですが、さてさてどうなることやら・・・(^_^;)

このメガネのお姉さんたちは、なかなかだと私は思いました(笑)
見ていると目と心が奪われるような気がしませんか?(^_^;)
フルートとヴィオラになりたい・・・と思ってしまいました。
2017年7月2日 20:14
私も便乗して連コメ失礼します(^^;)
おっしゃる通り、世間に馴染んでいる改訂版を演奏するのは「集客」や「売れること」を念頭に置くとやむを得ないのかもしれませんね。
「展覧会の絵」もラヴェル編曲版が、「禿山の一夜」も改訂版が一般化しているように・・・

確かにPHILIPS録音に「DECCA」が貼られていると違和感アリアリです。
謂わば「グローバル化」でかつてのレーベル独自のトーンが消えていくのかもしれないと思うと寂しい限りです。
EMIのデッドなサウンド、グラモフォンの残響豊かな音、PHILIPSのエッジの効いた音、CBSのちょいデッドな音・・・
これらが「平板化」してしまうのは時代の流れとは言え悲しいですね。

オケコンはサントリーのP席でアルミンク/新日本フィルで聴きました。
新日フィルは良く言えば「外れの無い」悪く言えば「面白くない」オケというイメージでしたが、なかなかの名演でした。
P席は指揮者の表情を見ることが出来て音響的には難ありかもしれませんが、視覚的にはいい席ですね。
ドラティ盤、聴いてみたくなりました。
コンセルトゲボーの豊かな残響と滑らかな、メカニックでは無い艷やかな音であろう事、本当に良さそうです(^^)

ショスタコへの皮肉、バルトークの思いが上手く表現されていますよね。
「弦チェレ」も名曲ですが、その背景や曲調はやはり「オケコン」の方が私は好きです。
コメントへの返答
2017年7月2日 20:14
ありがとうございます(^_^)
classicalでこんなに語れるなんて、うれしい限りです(^_^)

改訂版や編曲版が必ずしもいい作品とは言えないこともありますが、オケコンの場合は成功だと思います。

EMIには魅力的なアーティストがたくさんいるのですが、どうもこのデッドなサウンド(金管が平板に聴こえる)が好みではありませんでした。デッカの生々しく瑞々しい音の方が好みです。
でもそれぞれの録音には、それぞれのこだわりがあるわけで、演奏家もそれを意識してレコーディングを契約しているのだと考えれば、特徴あるサウンドも必要なのかなと思ったりします。

実際のところ、TVでは安易なクイズ番組や刑事もののドラマがよくあって、代わり映えしない内容のものが多くて、私は魅力を感じていません。
客受けを狙うような戦略では、やっぱり平板化になっていくわけで、演奏もそうなっていくようでは魅力がなくなっていくように思います。
こうした録音でクラシック音楽を聴いていると、似たような演奏もよくあるわけで、中には拍子抜けするものもあって、「あ・・・ハズレだった」と思うこともしばしばです。
だからこそ、その瞬間の感動を得たいがために演奏会へ足を運びたくなるのでしょう。
たとえ思ったような名演でなかったにしても、その場でしか味わえない音楽の魅力がありますよね。そこが生演奏の醍醐味と言えます。

「弦チェレ」は私は苦手な方でして・・・(^_^;)
曲調や曲に込められたメッセージ性、そしてオケの団員の妙技を視聴できるのがオケコンの大いなる魅力になっていると思います。
ドラティ盤は、本当に安心してオケの音に身を委ねることができます。
ぜひご一聴を(^_^)

プロフィール

「コンパクトかつ上質感ある車o(^-^)o http://cvw.jp/b/1656431/48189881/
何シテル?   01/05 18:03
バルジ隊長です。 車が好きです。 でもDIYは苦手なほうです。 みんカラを始めたのは、2012年にSUBARU XVに乗り始めた頃からです。 サニー→...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

日産純正 ウェザーストリップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/30 21:54:30
PIAA ヘッド&テールランプ融雪ヒーター L型 SMH7 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/08 02:21:10
スズキ(純正) アッパーマウントカバー 品番41724-55R00 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/01/22 04:58:45

愛車一覧

日産 オーラ e-POWER BIG1 (日産 オーラ e-POWER)
2024年11月4日 AURA e-POWER AUTEC FOUR 4WD オーラ ...
トヨタ C-HR トヨタ C-HR
2020年8月29日に、我が家へやってきました! 久しぶりのトヨタ車です。 今回は中古 ...
日産 デイズ 日産 デイズ
妻の車として購入し、平成25年8月6日に納車されました(^^♪ スズキの車から乗り換え ...
スバル XV スバル XV
スバル XVに乗っていました。 地上高があり、コンパクトなボディと剛性感のある乗り心地に ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation