トヨタ(純正) NSZT-Y68T
取付日:2021.10.31
ODO:58917km
トヨタ純正DOPナビ 2018年モデル。
9インチIPS液晶ディスプレイを備えた上位機種。
デンソーテン製。
約1年半使用したイクリプスAVN-S8Wからの交換。
DOP…ディーラーオプション(販売店装着)
MOP…メーカーオプション(工場装着)
※ナビ機能については、ほぼ同等なNSZT-W68Tのレビューを参照下さい
【2018モデルの画面サイズ】
T-Connectナビ (フルセグ)
・NSZN-Z68T 10.5インチ232.7×130.9mm
・NSZT-Y68T 9インチ200.44×106.05mm
・NSZT-W68T 7インチ156.24×82.36mm
エントリーナビ (ワンセグ)
・NSCN-W68 7インチ
特定販路 (TV/CDレス 法人専用)
・NSLN-W68 7インチ
【DOPナビ事情】
2000年頃から2012年までは1年おき、それ以降は2年おき(2014/2016/2018)のペースでモデルチェンジしていた。
型番の数字下2桁はモデル年度を表しており、50番台なら200◯年・60番台なら201◯年。
カローラ(2019年)初搭載を皮切りに、モジュールタイプのディスプレイオーディオ(以下、DA)の標準化を トヨタは推し進めている。その影響か、DOPナビのほうは 2018年秋冬に本機含め5機種が発売されて以降 動きがない。(DOPオーディオは2016年CP-W66が現行)
発売されるはずの2020年に新機種は発売されず、約20年続いたルーティンも途絶えた。
<DOPナビ縮小懸念材料>
・MOP/DOPナビ→DAナビキット
・富士通テン→デンソーテンへ(イクリプス)
上位機…2019年モデルが現行
下位機…ソーリン?(カロ系UI化)
・アイシンAW→アイシンへ
ナビエリート,LINEカーナビ終了
・TCスマホナビ終了→moviLinkへ
本機NSZT-Y68Tは、2018年秋の発売でありながら 2022年1月の今日現在も未だ現行型。カタログモデルとして販売され続けている。
※地図ソフトは出荷時最新年度版が同梱
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【地図バージョン】
08675-0AU42?:18秋
08675-0AV42:19春
08675-0AW42:19秋
08675-0AX42:20春
08675-0AY42:20秋
08675-0AZ42?:21春
【S/Nで製造年月推測】
3Q◯:2018年◯月
3R◯:2019年◯月
3S◯:2020年◯月
3T◯:2021年◯月
AT◯:2021年◯月
AU◯:2022年?◯月
◯…1~9/A/B/C
※購入日から3年が経過すると、地図無料全更新権(1回)の期限が切れる。地図ソフト1枚分の価値の違いがあるから、中古購入時は留意しよう。
また、地図年度が新しくても、無料全更新書換による物だと 次回更新は有料。更新データ画面「可能/不可」表示で確認。※リセット起動後GPS未受信状態だと 時刻表示とともに空欄になるため判別できないが、例えばシリアルが3Qなのに地図が2021年版だったら 既に無償更新権を利用している可能性がある
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【プ君ナビ歴】
*PND* 2008.1~
DTN-X500⇒AVIC-T10⇒CN-MP200DL⇒CN-SP700VL
[サブ機] CN-SP500VL/NAVIelite(スマホアプリ)/AVIC-T07
*据置型* 2018.10~
NSDN-W60⇒NSCN-W68⇒AVN-S8W⇒NSZT-Y68T※本機
【DOP歴】
ND3T-W54⇒NDDA-W55⇒NDDN-W58⇒NSDN-W60⇒NSCD-W66⇒NSCN-W68⇒NSZT-W68T⇒NSZT-Y68T※本機⇒NSZN-Z68T
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【配線】
ビートソニックAOK-19(純正10P/6P分岐)
イルミ…時計照明線
車速…ACパネル裏配線
PKB…未接続(TVNAVIキット代用)
バック…未接続(配線予定)
【設置】
純正ナビモニタ枠内
(純正小物入れ枠と入替・モニタは撤去)
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【本機を使ってみて】
クラちゃんへも加工して押し込んででも同機で揃えたくなるぐらいの魅力を、本機は持っていた。
□気に入ったところ□
◯高解像度HDディスプレイ(1280×720)
色んな分野で4Kも珍しくない時代になっても、カーナビはフルHD(1920×1080)さえ普及していない。それでも従来比では感激レベルの美麗画面。
7インチ機やVGA版DA(800×480)に比べ、同縮尺比で地図表示範囲が広いのが とても有用。GUIの秀逸さはNSZT-W68Tレビューに記した通り。鬼に金棒、最強DOPの称号与えちゃう。
◯高視野角IPSパネル
見る角度による色の変化が少ない
◯ハードスイッチのギミック
タッチ時にイルミ発光が強まる
◯ハイレゾ対応
■気になったところ■
▼外部映像出力がRSE用GVIFのみ(HDMIもRCAも無し)
▼ハードスイッチ(静電容量タッチ式)の、下部配置起因の誤タッチ誘発
目的地検索やメモリ地点編集などで画面に指タッチしている際、画面枠下部のスイッチ(VOL以外)に 操作する手が僅かにでも触れると、ダイアログで確認されることもなく 入力してきた内容が一瞬で消えてしまう。
タッチスイッチ自体の出来は、レスポンスに優れ 反応範囲の違和感も無い。それが仇となるとは皮肉だ。
本機のフロントフェイス形状は、そのスイッチ部分も含め先代Y66Tのデザインを踏襲している。このことから、画面操作時の誤タッチ防止に配慮しているとは考えにくい。DOPという性格上、デザインを対象車種に合わせるのは理解できる。だが、誤タッチ誘発に関しては、車種とは関係ない問題。スイッチの構造だけを物理式から静電タッチ式に変更している時点で解せない。
画面内ボタンが並ぶ地図下端にタッチする機会は多い。その画面に対しハードスイッチは面一でなく せり出しているから、誤タッチを尚更誘発する。(先代Y66Tは ある程度押し込む必要がある物理式スイッチなので、触れた程度では反応しない)
ちなみに、7インチW68Tのスイッチも、2016年W66Tの物理式(+ダイヤル式ボリューム)から 静電タッチ式に変更されている。ただ、スイッチ配置は画面枠右側であり、操作時手指の動線に干渉は少なく 誤タッチはおこりにくい。実際に両機を操作比較しても問題は感じなかった。
社外ナビではどうなっているか。
前使用機イクリプスAVN-S8Wを例にすると…
ワイド2DINモデル:静電スイッチ右側配置
ナロー2DINモデル:物理スイッチ下部配置
ナローモデルは、画面がスペースを占拠するため 左右端に配せないゆえの下部配置。静電タッチ式にはせず ポチポチ押し込む物理式を採用し、ワイドモデルとつくり分けている。
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【GXS12クラウンのナビ】
プログレ純正オーディオは、パネルがAC操作部と一体化した半モジュールタイプ。MOPナビは、モニタ部が別体。各種機能や操作まで集約させたマルチビジョンよりは単体寄りだが、安易に取り外せない点では似たようなもの。
一方、GXS12のオーディオは、トヨタの標準的ワイド2DIN枠仕様。ナビ用5Pカプラもあらかじめ車両側に配線されており、2DINナビなら 純正機でも社外機でも交換は楽。現在は、本機の7インチ版ともいえるNSZT-W68Tを使用中。
GXS12にも9インチDOPを奢りたいところなのだが、大画面ゆえ従来規格スペースにはインストールできない。
社外機であれば、大画面枠をフローティング構造にして手前側へ逃すことで2DIN規格車種への設置も可能にしたモデルが存在する。
対して トヨタDOPの9~10インチは、画面枠までクラスターパネルに丸ごとすっきり収めるスタイル。トヨタに限らず純正ナビは新車装着を想定して販売される物で、9インチ/10インチモデル専用の化粧パネル(フィッテングキット)は現行車種に向けて用意される。取付可能車種は限られ、絶版車に向けては勿論用意されない。
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【意外にも良かったMyプと9インチの相性】
プ君への本機取付は、筐体周辺に2DIN枠という物理的な壁がない設置方法を逆に活かせた。
大画面とはいっても、本体サイズは高さ,幅,奥行とも2DINナビ並みにコンパクト。7インチ機搭載時、奥行方向は既に土台に収まりきらず、AC吹出口/時計のラインよりも手前へせり出していた。奥行寸法はほぼ同じである本機、画面枠の干渉さえ避ければよいとわかり、Myプ君になら そのまま載せ換えできそうに思えた。
設置は、目論見通り成功。
平成11年式プログレ+令和3年式純正9インチナビ。22歳差が巡り逢って醸し出されるハーモニー。(見た目がスマートかどうかはおいといて、)レトロフィットここにあり。
やりたいことはまだ残っている。さらに大画面のNSZN-Z68Tへステップアップし、2018DOPセミコンプ。
困ったことが ひとつ。
予測はしていたが、プログレのアイデンティティでもあるアナログ時計の上半分が 被って隠れてしまった。時刻の把握しにくさは そのたび屈んで覗き込めば解決するが、挙動不審気味な行為なのは否めない。…いや問題はそこじゃない、プログレの上品な雰囲気がぶち壊しなんだよ。(←気にしてるふり)
固定ステーの傾斜を調整してナビごとチルトさせっか。
1DIN収納型モニタのように上側へL字に突き出してはいないので、前方視界への影響は無い。
【追加装着品】
・ラジオアンテナ変換ケーブル
・TVナビキットTTN-43
・画面保護ガラスフィルム
・社外USB/HDMIケーブル(別体)
・50プリウス用S.SW
・ETC2.0+光ビーコンユニット
【追加検討品】
・ダブルツィーターシステム
08691-00A60/08692-00310
・マルチビューバックガイドモニター
汎用A:08634-00B70 B:08634-00B90 画角180°
・後席ディスプレイ
・連携ドラレコ DRD-C68 (086A3-00100)
【トヨタ純正ナビとして】
・目的地特別メモリ:5 (マーク表示有)
・ショートカット設定:4 (アイコン表示有)
・高速出口入口指定:有 (地図からも選択可)
・通過道路指定:有 (地図からも指定可)
・縮尺切替メッセージ設定:無
・オーディオ操作画面継続表示設定:有 (20秒)
・高速時自動音量切替設定:有 (80km/h以上で↑1)
・交通事故多発地点マーク表示入切:有
・都市高マップ表示:無
・高速道マップ表示:無
・音声認識/音声操作:有
・自車位置マーク:2種
・地図カスタマイズ:地図色5色(昼夜独立) ルート色5色
・地図色切替タイミング設定:時刻連動/ライト連動(/ライト・明るさ連動※車種限定)
・物理ボタン数:6 (静電容量タッチ式)
・チルト:6段階 (5°×30°)
【ソフトウェア更新】
2022.2.14 VL56131A→VL56151A
2024.2.29 →VL56154A
★☆ NSZT-Y68T ☆★
品番:08605-00B40
地図年度:2020年秋版→2023年秋版
スタートアップ画像(jpg/jpeg):最大5120×3840・10MB
消費電流:0.5W×4出力時...約3.5A 最大... 約15A
寸法:横227×高127×奥行161mm
重量:約3.0kg
製造国:日本
発売日:2018.9.3
標準セット定価:215000円
DCMパッケージ定価:257000円 (DCM,DCMアンテナが追加)
(定価は税別 ナビロック含・購入価格は税/送料込)
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上:NSZT-Y68T 9インチHD
下:DA(カローラ) 9インチVGA
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上:NSZT-Y68T 9インチHD
下:DA(ヤリス) 8インチVGA
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上:NSZT-Y68T 9インチHD
下:DA(ヤリス) 8インチVGA
スイッチ操作性はDAに軍配
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音設定
スピーカー調整(全席)
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音設定
スピーカー調整(運転席)
ダイアグモード内の車種設定を変更すれば数値も変わるのかしら?
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卓上テスト
NSZT-W68Tほどではないが静電タッチスイッチ挙動が不安定になるので、筐体アース推奨
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サウンドライブラリ設定画面
CD_DB Ver:13611
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電流制限設定
機能:OFF
初期値:7A
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TILT設定
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FMラジオ設定
受信周波数上限値:95MHz(ワイドFM受信には必須)
アンテナ種別:汎用
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ハンズフリースイッチ設定:2ボタン/なし
(オンフックオフフック兼用スイッチの場合は1ボタンを選択)
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学習レベルの進捗確認画面
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地図画面
1画面(昼) 100m ヘディングアップ
地図色・自車位置マーク デフォルト
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ソフトウェア更新
VL56131A⇒VL56151A⇒VL56154A(2024.2.29)
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交差点案内図
定価 | 215,000 円 |
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購入価格 | 60,050 円 |
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入手ルート | その他 |

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