オートデコンプ移植

セルが重いのは『ハイカムにデコンプがないから』とわかり、極限の性能を追求しているわけでもないので、normalからの移植を試すこととしました。

Amazonのポイントアップ祭を待って、990円でプーラーを買いました💪

爪の引っ掛かりを見極めつつ、力のいるところは文明の利器に頼りました（笑）

ベアリングが抜けて、オートデコンブのワンウェイクラッチ部が見えました。

ワッシャーを外すと、ワンウェイクラッチの構造が全て見えます。
ここには、非常に小さなコロとバネが各3個入っています。単品での部品供給もないので、なくさないように注意が必要です。

上がnormal、下がハイカムです。
右から2段目の、ワンウェイクラッチの入る部分は同じ外径に加工されておりました👍
このあと、ハイカムも同じようにベアリングを抜きました。

ワンウェイクラッチのケース部を先に入れ、コロとバネを、ピンセットと精密ドライバーで組み付けました（老眼には辛かったです笑）。
ワッシャーを入れた後、コルクの塊を当て物にしてベアリングを入れました。

ストッパーピンとバネを忘れずに戻し入れ、元通りに組み立てました。
試運転してみると軽やかにセルが回ってエンジン始動できました！
バッテリーやセル、ギアの負荷が軽くなり、始動も確実になって、とても安心しました😎

オートデコンプの仕組みについて、ホンダの資料がありました。
エンジンが止まる瞬間、ごくわずかに逆転するのですが、これは失火させることでエンジンは自ずと圧縮上死点を越えられずに止まるのだそうです←ここが一番重いみたいです。
そこをワンウェイクラッチで押さえ、僅かにロッカーアームを持ち上げることで、バルブが開いた状態で次の始動を待つことになり、圧縮圧を抜いている=デコンプする、という体制になるという説明でございました💦