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Avensistの愛車 [マツダ Mazda 6(海外モデル)]

整備手帳

作業日:2022年8月4日

14万2663キロ 後方ショックアブソーバーの交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
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 走行は14万2663キロ、前回の出張の時に、路面の凹凸の激しい道路をたいして荷物を積載していないにも関わらず、突き上げ感が著しいことを実感しました。

 実は数ヶ月前から、減速用のバンプを乗り越えた直後に結構沈むなあとは思っていました。それでもしばらくは大丈夫だろうと継続使用しておりました。

 そしてこの数週間は気持ちばかりコーナリング時にロールが増えてきたようにも思えました。

 今回は思い切って交換です。

 交換に選んだのは、カヤバ(KYB)の輸出向けの製品、Excel-G(えくせる・じー)です。
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 台数がそれほど出なかった車種にも関わらず、選択肢は結構あり、モンロー、ビルシュタイン、ギャブリエル、サックス、TRWなどありましたが、今まで使ってきた中で最も信頼性が高く、耐久性にもすぐれているKYBにしました。

 ほとんどのメーカーが自国以外に生産地を移している中、こちらは日本製です。
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 現品はこんな感じです。
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 このKYBのExcel-Gという製品は、純正同様の性能に耐久性を追加したという位置付です。

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 日本向けの製品に比べて防錆が強化されているように思えます。

 特にみんカラで、日本向けの製品で錆が出たという記事を多く目にすることを思うと、このExcel-Gは塗装には気を遣っているのかもしれません。
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 メーカー名と部品番号が刻印されているため後の交換時に追加注文しやすくなっています。
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 実際の交換作業はこの通りで、ボルト2本を外すだけという簡単なものです。

 ただ、これは当GH型アテンザのみで、先代のGG型アテンザや次世代のGJ型アテンザでは、奥まった位置に取り付けがされているため、このGHアテンザの設計は整備性が良くすごく評価できます。
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 交換に際しては、タイヤを外しジャッキアップした状態で、更に下からジャッキを当てサポートします。

 これは既にショックを外し終えた状態です。
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 ボルト2本にも関わらず、苦戦したのは下のボルトでした。

 ボルトが貫通しているため、反対側に汚れや錆がひどいと外すのに苦労する設計です。トヨタなどは貫通型にしていないため、このようなことはあまりありません。

 これらの外し方のコツは:

1)金属ブラシを使って、ボルトの溝の部分と周辺の錆や汚れを念入りに落とします。これは後に吹き付ける浸透潤滑剤が浸透しやすくするためです。

2)浸透潤滑剤を吹き付け、数分放置します。

3)更に金属ブラシでボルトの溝やその周辺をこすって、落とせる錆を更に落とします。

4)浸透潤滑剤を多めに吹き付け削りカスなどを洗い流します。

5)数分放置し、浸透潤滑剤が更に浸透するのを待ちます。

6)いよいよソケットレンチを使って緩めます。

7)場合によっては延長バーなどを使うと固くても楽に回せますが、途中で回らなくなってしまった場合は、錆やカスが溝に挟まっている可能性があるため、再度締め付け方向に回し、頭が出たところで浸透潤滑剤を大量に吹き付け、引っかかったものを洗い流します。

8)そして、再度緩め作業を試みます。

 かなりの高さまでジャッキアップできれば延長バーの使用も可能ですが、高さが確保できない場合は、結構難しいですので、電動インパクトレンチがあると便利です。

 ちなみに私は電動インパクトレンチでずるして外しました。
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 ショックが外れている機会を利用して裏側などに入念に防錆ワックスを吹き付けておきました。

 そして作業中は近所の人たちがいつもどおり入れ替わり話しかけてきたりして作業が中断になるため、装着後の写真を間抜けにも撮るのをすっかり忘れていました。
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 そして、こちらが外したショックです。
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 以前シャシーの防錆作業をした際には、ショックは消耗品なので何もしなかったため、かなり腐食が進んでおりました。
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 こうして見ると、ケースの腐食により漏れるのも時間の問題だったのかもしれません。
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 ショック自体にオイル漏れなどの形跡はありません。写真のうっすらオイルっぽいものが見えるのは、以前防錆ワックスを吹き付けた際にちょっとかかったものです。
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 左右とも状態は似たりよったりでした。

 で、実際の動きに関しては、スカスカの部分と動きに引っかかりがあったりすることがあり、やはり交換時期を迎えておりました。
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 ブッシュ部分は思ったほど劣化しておりませんでした。錆は相変わらずすごいですが...。

 というわけで、新しいショックの乗り心地は、一気に変わったというわけではありませんが、コーナリング時にその違いが著しく実感できました。また減速用のバンプを乗り越えた後の沈み加減の違いも実感できました。

 ショックアブソーバーがヘタってくるとタイヤが偏摩耗するなどの弊害も出てきますので、今回はそうなる前に交換できてよかったです。

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 物心ついた時から車が大好きで、1991年以来、イギリスに在住です。  仕事は主に自動車関連の書籍(整備書・取扱説明書など)の翻訳やコンサルタント業務をし...
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