ロックンロール・ウィンドウ Part2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
前回成し遂げられなかった作業の、対策を練ります。
・・・ま、ヤ◯オクなんですけどね、2アイテム落札しました。
ドアロックアクチュエーター(GX61/左フロント)と、他車種ウィンドウレギュレーターです。
2
他車種?
モーターの、『これ、使えるんじゃね?』と、最安値からの検索です。
送料込み1873円也。
なんと・・・170系クラウン!高年式!
きっと使える!使ってみせる!
3
の前に、先ずはやはりキーレスを導入したいので、ドアロックから手を入れていきます。
タイヤの空気圧表が、懐かしい・・・
サクッとトリムを外します。
4
簡単におさらい、この車、運転席ドアだけアンロック回路が無い!
他の3ドアは、配線が3本で、①ロック②アンロック③アースと分かれていますが、運転席ドアは、ロックとアースのみです。
無論、ドアロックアクチュエーターも2本線、逆転で繋いでもロックしかしません。
5
このアクチュエーターを、他の3ドアの物に変えて、同じく他の3ドアのアンロック線から増発させて、運転席ドアロックにも取り込もうという企てです。
このアクチュエーターを外すのが、ま〜大変・・・と言いますか、めんどくさい!
何とか引き抜きました。
6
3本線のアクチュエーターと比べても、サイズも明らかに違います。
出てるステーも、まるでミラー・・・
ん?
ミラーじゃダメだ・・・このステー、アクチュエーターボディ本体に溶接されているので、スポット剥がして溶接し直しても良いのですが、あまり強めの熱を持たせるのは、気が引けます・・・
内部に溶け込んだら、アウトだし・・・
結論、今回落札したアクチュエーターは、今後の予備としましょう。
右リヤのドアロックも出品されていたので、そちらを狙うこととします。
今後、右リヤドアロックアクチュエーターが、品薄になる?
7
というわけで、この日の運転席作業は終了、次に右リヤドアの、パワーウィンドウの動きが極めて危ういので、ほぼ死んでいた左同様、モーターの交換と、レギュレーターへの注油を目指します。
さて、落札した170系クラウンレギュレーターのモーターを、早速外してみます。
比較は、上記のほぼ死んでいたモーター(当マークⅡ左リヤ)との比較です。
固定の3箇所の位置、ピッチ、ギヤの形状等・・・ほらね、ほらね。
8
逆転の発想、170系クラウンレギュレーターに、マークⅡモーターを付けてみました。
難なく動きました(“ほぼ”死んでいただけで、全く動かない訳ではないのでした)。
つまり、装着可能で間違いないでしょう!
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双方重ねて比較してみます。
若干の小型化(短縮、その代わり僅かに太いかな?)、ドアにも収まることでしょう。
強いて言えば、意味は不明な樹脂の突起が当たる恐れも?
その時は、切断(もしかすると、内部につながるかもしれないので、その際はシーリング)で解決です。
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動きが渋いパワーウィンドウも、降ろす方なら手を添えて、半ば強制的にモーターを回してやります。
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降ろした位置で、レギュレーターと窓枠との固定ボルト左右端の2本を外します。
いったん枠付きのガラスを上に引き上げ、テープで仮固定しておきます。
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その間にレギュレーターを摘出します。
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これでようやく、新モーターに交換できる!
交換でき・・・
交・・・むむむ!?違和感しか無い?
嵌りません。確かに3本ネジのピッチは合っているのに!?
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よ〜〜〜く見てみると・・・
あーーー・・・
クラウンモーターの、ギヤ中心の突起は、レギュレーター側に収まる穴があったんだ・・・
そして、マークⅡレギュレーター側には・・・
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ボルトオンの奇跡、霧消せり。
加工しましょう。最低限の加工で、定番化を目指せ!
加工するなら、2つに1つ。
①レギュレーターに突起分の穴を開ける。
②モーターギヤ中心の突起を削り落とす。
・・・
比較して、より貴重な部品に加工を施すのは気が引けますが、①を採用することにしました。
ドリルで穴を開けるだけ、しかもレギュレーター側に、なぜかそれ用の?センターホールが開いているので、そこにドリルの刃を突っ込むだけです!
切り粉も比較的抑えられ、洗浄も簡単です。
一方、モーター側を加工するのであれば、せめてグラインダーが必要、切り粉も激しく、その切り粉も付着させたくない位置での切削となります。
まあ、お好みで・・・
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では、加工の下準備を。
まず肝心な突起の径は約10mm、10mmドリル、または安物のステップドリル等で揉めば問題ないでしょう。
バリ取りだけ、しっかりしておきたいところです(ギヤに絡む、ということより、切り粉がドア内に落ちて、水に触れその鉄粉からサビが始まるのを避けたい)。
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リザルト〜
これでこのレギュレーターは、X60系、X70系、170系クラウンのパワーウィンドウモーターが装着できることが確定しました。
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作動させてみると、『ミーーーーーン』って、滑らか極まりなし。
さあ、装着しましょ、しましょ。
これでガラスも降ろせます。
そうそう、モーター本体の樹脂突起、何処にも干渉してなさそうです。
善き哉、善き哉〜
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再びレギュレーターに、ガラスの枠を固定、あと、微調整も入れておきます。
レギュレーターの、可動側の軸?なのかな??のフレーム固定ボルトが2本あります。
片方はただの丸穴で、留めネジなだけです。
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もう片方が、縦に長穴になっており、ここの固定を上下で調整すると、ガラスラン(窓枠レール)の前後どちらに、どれだけ沿わすかが調整できます。
上手く『離れ過ぎず触れ過ぎず』に調整できれば、抵抗を減らせますので、モーターへの負担が減らせますが、下手な位置に取ると、負担も増え、当然窓の動きも遅かったり、走行中、ガタやビビリ音が出たり・・・
・・・までは考え過ぎかな、滑らかさに多少差が出る程度です。
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新旧ちぐはぐ・・・で、正常に作動しました。
配線の固定も、純正のモーター配線にガイドが付いているのですが(テープ固定)、めんどくさいので、タイラップで固定しました。
いーのいーの、『そうなってる』って、分かっていれば。
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さて、とっとと戻します。
が、ここに1つ、何気に手強いのが潜んでいまして、固定窓下のゴム枠が、トリムを取り付ける際に、『差し込みながら、しかし差し込み切ってない状態の時に引っ張り出してトリムの上に重なっている状態にしてから、トリムを正式に差し込む』というまどろっこしい手順があります。
差し込み過ぎがちな状態から引き出そうとすると・・・
劣化していると、簡単に切れてしまいます(TT)
もう少し余裕持たせてくれたって、いいじゃないよ・・・
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