これ以上は無理みたい…

サンバーのチャンバーですが、許容範囲内… と言いつつ、それなりの音がするので、ちょっとサイレンサーに細工してみました。

やっぱり「パンパン♪」とチャンバー独特の良い音を奏でます♪
若けりゃ、これでエェんですが、オッサンにはチト辛い…
イベントの時は早朝の出発なんで、エンジン始動に気を遣うんですよね…

で、一から作るのも面倒なので、ＮＳＲ250Ｒの純正サイレンサーを入手、内部の隔壁構造をそのまま移植してやろうと企みます。

一部腐食があったので、画像ではその部分にラジペンを突っ込んで板厚を確認してます。
1㎜強位かな？？

ＮＳＲのサイレンサー内部は隔壁を作ってパイプを交互にずらし、3ヶ所の膨張室を作って消音してます。
多少抵抗になるかもしれませんが、実に効率的な方法だと思います。


これが汎用サイレンサーを抜いた物です。
これにグラスウールを巻いてました。


ＮＳＲ純正サイレンサーの出口側を削って抜き出した状態がこれです。
すでに長さの関係で入り口側をカットしてますが、切断した部分に十字型の蓋を製作し、入り口側は25φ、出口側は23φに削り出して溶接したので膨張室は殺してません。

また既に出口、テール側も汎用品のサイレンサーの物を溶接してます。
まあ…　二個一の加工済み完成品です(^^ゞ

外にパンチング穴がありますが、NSR純正もこれに5㎜厚程度のグラスウールを巻いてます。


こんな感じで溶接。
膨張室側にも15㎜位パイプが突き出てます。


完成した消音器を組み付けますが、汎用サイレンサーの外径がＮＳＲ純正よりも5㎜細く、グラスウールが入らないので厚みを半分程度剥がして巻き付けました。

その後リベット止めして完成！

さすがにサイレンサーの重量が多少増しましたが、これは仕方ないですね…


早々、車両に組み付け♪
　

見た目汎用品、中身ＮＳＲ250…


エンジン始動しましたが、サイレンサー出口の「パンパン♪」が、「ポッポッ♪」ってな音に変化してます！

さすが純正サイレンサー、良く考えて作ってますね。

ただ大きな問題が…
そもそもチャンバー本体の膨張管内部でエンジンの爆発音が反響して、「キンキン」・「ピンピン」てな金属音がかなり気になるんです。

社外チャンバー独特の反響音ですが、バイク用より強烈な感じが…

サイレンサーを触ったところで、この反響音が解消されるわけじゃないんで微妙な感じです。


材質の厚みがもう少しあれば改善しそうですが、重くなるし…

外に耐熱布を巻けば多少改善されそうですが、見た目的にちょっと…

各メーカーの純正チャンバーは、膨張管内部にパンチングに薄くグラスウールを挟んで側壁に溶接している物を見掛けるんですが、多分この反響音を抑えているものと思われます。

現状、これ以上は無理かなぁ…

もう諦めます…