ソレックスからCVK…　もう戻せないなぁ…

久々のブログです。
なんか面倒くさくて、もう二年近く放置でしたが(^^;

ずっと前から不満を感じてたサンバーのソレックス36PHH、何度セッティングしても、ちょっと曖昧な感じが拭えず…

実はスバル360ヤングSSのソレックスの形状が好みで、かなり前に似た姿のキャブを軽い気持ちで入手してました。

ヤングSSカッコエェ…

ただ今更サンバーのソレックスを取り外すのは気が引けて…

だって天下のソレックスですもん！

これを外してまでバイクのキャブに取り換える意味があるのか？

長い葛藤の中、手元にあったスバル360のEK32で試してみる事にしました。

これが倉庫の奥にしまい込んでいたZZR250のCVK30

一瞬FCRも考えたんですが、元レーサーさんに相談したら、回らんエンジンにFCRなんか意味ねえぞ～

CVKは乗りやすいし素直でセッティング出しやすいんで、このまま試せ～

とご忠告を受けたのを思い出しました(^^;

ソレックスから比べると口径が小さくなりますが、最終的に良い方向に落ちついたのが幸いです。

まずはマニを製作

削り出して炙ってコンテンカンチンやって溶接してガリガリやって…

塗装してマニ内部の塗装を落として…

掃除してオイルポンプワイヤー引くのにスロットルリンケージやチョークワイヤー固定関係を加工

オイルポンプワイヤー固定ブラケットや他色々作って…

面倒くさいです(^^;

で、取り付けて軽くセッティングして試運転…

なんじゃコリャ！！

予想と違う…

どうしましょう…(^^;

拍子抜けするくらいレスポンスやアクセルの付きがいい！

高速走行してませんが中間の伸びもエェし…

しばらく行動に移すか考えた挙句、最近になって我慢できなくなりサンバーでの移植を決行しました。

今度のキャブはGPX250RのCVK30

多分ZZR250と同じ物でしょう（詳しく調べてない…）

サンバーはEK33のリードバルブ付きなんでマニの形状が全く違う…

で、またマニを製作

キャブピッチがソレックス60㎜、CVKが68㎜、マニで左右4㎜ずつ寸法を吸収させてやる必要があります。

塗装して中磨いて…

マニ取付け

スロットルリンケージ加工してボディにブラスト打って

色々作って取付け～

正直、かなり面倒くさい…

エアクリは薄い物を探しましたが…

で、エンジンフードが閉まらなくなっちゃいました(^^ゞ

こうなるのはある程度予測していたので、極力マニを薄く作ったんですが…

駄目でしたね～

フードをカットするのが一番簡単ですが、これはやりたくない…

結局フードを浮かせる事にしました。

ただ色々と作らないと固定できないので手間は掛かりましたが…

アルミで作ったブツ挟んで

地元企業の防振ゴム加工して

純正ステーの寸法から三十数ミリ後方にずらしたマウント作って…

これも地元企業の防振ゴムを加工

5～6㎜はクリアランス稼げたかなぁ…

これ以上はフードがバンパーからはみ出るし…

大体のセッティング出して試運転

少々濃いめですが

小径キャブの恩恵でアクセルのツキやフィーリングもソレックスに比べて格段に良くなりました！

上り坂もソレックスよりも登る感じです。

高速道路で1〇0キロ以上出るのを確認（恐ろしいのでもう出しません…）

燃費も良くなったようです。

エンジンに対しソレックスが少しデカすぎるのではと主治医が話してたんですが、これなんでしょうね～

オーバーサイズピストン入れずに軽く回る感じの方が自分は好みですね

ピストン重くなると少なからずクランクに負担掛かるし…

予想以上にいい感じになりました！

こりゃ、もうソレックスには戻せないなぁ…(^^;