本日は映画を観てまいりました。

そういえば「はやぶさ」を題材にした映画、まだやってたっけ。
というか、結構何作か作られてたような。今上映してるかなー。

あ、「はやぶさ」やっとるわ。
竹内結子さん出演のやつかー。
そういえば竹内さん役だけはモデルが居なくって、他の出演者の役はちゃんとモデルがいるという話を聞いた事があるな。
こないだTVで「ゴールデンスランバー」やってて、そこでも出てたな＞竹内結子さん
この作品でも良い演技やってたよなー、よし、今日は「はやぶさ」を観に行こう！

と突然決めて、ダッシュで行ってきました。

「はやぶさ」の往復にまつわる色んなエピソードはもとより、竹内さん役のヒューマンドラマなんかもちょっと交えて、楽しく観る事が出来ました。

そうか、もう８年も前になるからあんまり覚えてないけど、「はやぶさ」って内之浦から打ち上げられたんだ。
内之浦宇宙空間観測所は昔一回行った事があったりして（笑
あそこは固体燃料ロケット専門の打ち上げ施設だったりします。
対して種子島宇宙センターは、液体燃料ロケットを打ち上げられる施設ですね。
今もこの住み分けってそのままなんだろうか？

映画に出てくる、打ち上げ用発射台や、大きなアンテナの近くでも写真撮ったなぁ。
発射台の前では、整備員さんとなんか色々話をして盛り上がった記憶があり、なんだか普段の映画を見るよりも身近に感じました（笑

映画ではほぼ実際に使った機材が再現されてると思うんですが、よく見ると使い込まれてるというか、古いのを使ってるというか、そういう感じが良く出ています。
実際、種子島宇宙センターの制御室は（防弾ガラス越しに）見学しましたが、もっと予算をかけて改修しても良いんじゃないかと思いますね。
技術大国として一名を馳せている（と信じてるので）からには、それなりの設備を設けないと、成功するものも失敗してしまうんじゃないかとハラハラします。
失敗すると、予算削減→開発研究中止、というスパイラルに…

それに今回の「はやぶさ」でも、往復７年もかかってました。
飛ばして帰って来させるだけで、関わった人の人生のだいたい１割が使われてます。
それまでの計画等も考えると、下手すると人生の２割はかかってるんじゃないでしょうか。
人生の２割をかけてやるだけの成果が出せるバックアップを、国にはして頂きたいなと思いました。

宇宙の中で「はやぶさ」が往復した６０億キロは、ホントに短い距離なんだなと思いますが、その６０億キロは人類にとって果てしない距離であり、また今回の「はやぶさ」帰還によって、その果てしない距離がとうとう行けない距離では無くなったという、ものすごい実績に改めて感動を覚えました。

最後に、地球にやっとの事で帰還し、大気との摩擦で燃え尽きたさま。
カプセルという大切なものをバトンタッチする、という大役を果たした事で、自らの役目を終えた訳ですが。
きっと「はやぶさ」に心があれば、何の悔いもなく燃え尽きたのではないでしょうか。

はたして自分はどういった成果を残せば、「はやぶさ」のように姿形が無くなろうとも悔いの無い人生であったと言えるのか、フトそんな事を考えさせられた、眩しい光でした。

懐かしくなったので、宇宙センターの写真でもアップしましょうか。
その１
その２