ウインカーとインジケーターLED化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今は昼間もヘッドライトONの時代。
停車中にウインカーを点けるとヘッドライトがパカパカと暗くなるし、バッテリーにも良くないのでウインカーをLED(SMD)化して消費電力を下げる事にしました。
以下LEDと記しますが、構造は全てSMDです。
準備したもの
•LEDウインカー球 x4
自分のスパーダはCB400SF(NC39)の純正スモークウインカーに変更しているので、白色では無くアンバーのバルブを購入。
2835SMD P21 でピン配置150度が正解ですが、誤って180度をポチッてしまいピンカットして使用する羽目に。。
まあ外れることは無いので我慢します。
•LED用リレー
ONで即点灯し、カチカチ作動音の出るものを選択。「ArisProject ICウインカーリレー バイク用 CF13 3ピン 汎用 0S-HG2Z-VDOP」
を購入。
端子はハーネスに合わないので、スパーダのリレーを分解し、端子部のみ流用して結線ハンダ付けのうえ絶縁テープ巻き。
純正の様に装着しました。
•メーターインジケーター用 白色T5LED
これは前回メーター針折れ修理の際にニュートラルなど他のインジケーター球をLED化した余りを使用。
とまあここまでは付け替えるだけなのですが、メーターインジケーターが曲者です。
2
•メーターインジケーター用整流回路作成
スパーダのターンインジケーターは1灯式。
回路図見ると左右ウインカーの給電側端子がそのままインジケーター球に接続されており、右にウインカーを出すとインジケーターの片方の端子に電源が給電され、反対側の端子は左のウインカー球経由でGNDに落ちるという事。
これは通常のウインカー球なら抵抗値が高い左側は光らずに抵抗値の低いインジケーターだけが光る仕組み。左にウインカーを出すと逆の動作になり、インジケーター球の端子にはプラス/マイナスが逆に引加されて点灯する事になります。
まずウインカー球をLED化すると抵抗値が低いためインジケーターの電球経由で反対側も光ってしまいます。またインジケーター球は普通の電球なら極性が無いので問題ないですが、LED化すると極性があるため左右によって全てが光ったり光らなかったりと変な事になります。
これを回避するためインジケーターLEDへの給電方法を変更します。
インジケーターの配線はメーターからヘッドライトケース内に引かれ、ここでウインカーの左右給電配線に「水色」と「オレンジ色」のギボシで接続されています。
これを両方外してインジケーター行きの水色はGND(緑)に結線し、オレンジ色には整流回路のプラス出力を接続。整流回路には交流入力にそれぞれ左右給電配線を接続。
単にダイオード2個使いで良いのですが手元に適当な部品が無く、廃家電の電源基板に使われていた4端子のブリッジ整流回路を利用する事にしました。
回路図は写真のようなイメージ。
(左側がオリジナル、右が追加回路)
3
現物はこんな物で絶縁テープ巻きしてヘッドライト内に収納。
使った部品品番は「DF08」で定格も余裕。
なんせT5LED1発点灯するだけですからw
メーターのインジケーターもLED化したので極性がありますが、これはウインカーを点灯させ光らなければ逆差して光ればOKです。
4
これでどの程度消費電力が減ったのか計算していませんが、停車中にウインカーを点けてもヘッドライトがフカフカと暗くなる事は無くなりました。
明るさも電球以上で鮮明です。
また電球のようなジワっと点灯してフワッと消える動作から、パッと光ってパッと消えるメリハリのある点滅になりました。
電球のような球切れの心配もなくなり、満足しています。
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