6気筒という名の麻薬

少し丸みを帯びた角ゼット系スタイルですが、一回り以上ボリュームがあり、まさに「二輪戦艦」と呼ぶのに相応しい堂々としたスタイルです。どこにあっても、古のスーパースターのオーラを纏っています。

1300㏄の大排気量ですので、70年代生まれのバイクとしてはとてもパワフルです。また一旦動き始めると軽快感もあります。当時としては豪華なブレーキや足回りがおごってありますが、現在の感覚では脆弱そのものです。

小生のバイクはA4となりますので、前後エアサスを備え柔らかめの足回りです。またシートも厚く、振動も皆無であることから、今でいうメガツアラー的なバイクなのだと思います。但し、高速道路では風と闘い続ける必要があります。

後部座席には荷物が積みやすいですが、それ以外に優れた点はなく、ケース類を後付けしない限り、積載性が良いとは言えません。

下道では10㎞/Lを少し超えるぐらいですので、お世辞にも燃費が良いとは言えません。27Lの巨大タンクを以ってしても、後続距離は長くありません。

中古相場が高騰しておりますが、自分である程度直せるのであれば、程度の良いベース車両が2桁万円で入手できる可能性もありますので、その場合は次に乗り換える場合も乗り賃は安く済むと思います。ピッカピカの車両が欲しければ250万以上するかも知れませんが、安いベース車両をピッカピカにしようとするとそれぐらいかかりますので、最初からレストアされた車両をお勧めしますが、乗り換えの場合の乗り賃は多くかかります。