
いわゆる「シングルクラッチ式ATミッション」に関し、都合3台(セレスピード1台・デュアロジック2台)を乗り継いで感じた事をまとめてみます。
また、この方式の変速機は過去の遺物になりかけており、新型車に搭載される可能性は限りなく低い=情報としては大して役に立たないという事をご承知下さい。
乗り継いだシングルクラッチAT(以下AMTと略記)搭載の3車、いずれも私の運転感覚からすると違和感の塊な奴らでした。
(1)ATモードでのup変速時、加速Gが唐突に途切れて不快
(2)クラッチのミートポイントが不明瞭で、マニュアル車のクラッチ操作のように動き出し時の小細工が出来ない
(3)周囲の交通と同程度の発進加速をしようとすると、エンジン回転1,500rpm~1,800rpmでクラッチが繋がっている。
その逆に、クラッチ板の消耗をケチって1,500rpm以下で発進しようとすると、バスにも置いて行かれてしまう
(4)減速から停止への変速、1段ずつ下げるのは良いのですが、必ず律儀に1速まで変速する
(5)上記の動きに加え、上り坂でブレーキを踏まずに惰性で減速してると、今度は変速操作が行われず大振動大会が勃発する
(テキストばっかで寂しいので、無駄に関係ない画像を挿入します)
(まぁ、間違い探しみたいなモンです)
そして上記の不満点を少しでも解消するためにやった事は以下のとおり
(1)変速は「マニュアル」モードを選択する
up変速時の加速抜けは、ギア操作の直前にアクセルを抜いてやると「どんぶらこ状態」をだいぶ減らす事が出来ます。
(2)と(3)クラッチのミードポイントに関しては、ディーラーでクラッチのキャリブレーションを行ってもらい、低めの回転数でクラッチが繋がるように調整してもらいました。
ただし、副作用も発生してしまいます。
それは極低速時(8~12km/h)
1速ギアでクラッチが断続するような走り方を強いられた際、半クラ時間が短いためか駆動系が思いっきりギクシャクします。
良く言えば「ダイレクト感満載」、普通に言えば「ド下手クソのクラッチ操作状態」になっちゃいます。
(4)と(5)、その時の気分で変えますが、1速へのダウンシフトで大揺動が起きそうだなと予感(パワーモード&冷寒時)がした際は、強制ニュートラルの刑に処してます。
また、交差点等で一時停止無く右左折する際、3速巡航から手動で3→2と変速操作をすると、AMTは虎視眈々とダウンシフトのタイミングを狙っているため、2速を飛び越し1速までダウンシフトをしてくれます。
当然、グワァ~ンというエンジンの唸り声とともに、過激なエンジンブレーキに襲われます。
トルコン式ATやCVTに慣れた方にとって、このAMTはダメなヤツ以外の何者でも無いと思います。
ギクシャクしようが駆動系が大振動しようが、アクセルは踏む・離すだけ、走って曲がって止まれば良しなおおらかな方向けの変速機なのではないでしょうか。
と、言いつつ、またもAMT車を買ってしまった愚か者なんです(恥
しかも同じ色だし(呆
さらにどっちも「C」だし

Posted at 2023/11/26 15:08:48 | |
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