荷室後部に天井収納を製作
1
天井収納製作の構想は前からあったが、いいアイデアが浮かばず難航していた。いちばんのネックは、左右に渡す支柱の固定方法だった。
ミニキャブバンの荷室には、アシストグリップが無く、サービスホールも無い。しかし、ボディに穴は開けたくない。
穴開け無しで取り付ける方法を、来る日も来る日も考えていて、まずは実践して失敗したところから掲載していくことにする。
まず、角材で写真のようなものを製作した。
2
天井の段差を利用して、このように使って、左右に渡す支柱を設置しようと試みたもの。
3
このような穴を開けて、
4
ボルトをねじこむ。
5
支柱にも穴を開けて、
6
ねじ込んだボルトにナットを挟み、支柱に入れ突っ張らせる。ナットを締め込むと、ボルトの長さの分だけ、長さを調整できるというもの。
7
こんな感じになる。家具の地震対策の突っ張り棒の仕組みと同じである。
しかし、アイデアは良かったが、上下から力がかかると、簡単にカクンと曲がってしまう(予想はしていた)。
使えない程ではなかったが、常に振動にさらされる車内においては、いずれ落下することは目に見えているので、この案はやめた。
8
ここからは採用案。
荷室の上の段差利用はそのままに、もっと大きな木材で支柱を製作する。
写真は、木材加工の前に、段ボールで型取りをしている。
9
型取りした段ボールと同じ形に、木材をカット。カットしたあとも、当ててみて微調整を何度か繰り返した。
10
左右に渡す支柱をカット。
11
作ったパーツを、接続金物で繋ぐ。
12
2セット製作した。1本あたり3ピース構造にした。
13
車内に取り付けてみる。いい感じだ。
アジャスターは無くワンサイズだが、何度も何度も仮設置と切削を繰り返して、ちょうどのサイズに作った。
14
Amazonで買ったネットを取り付けてみる。90×40cmで1330円だった。
見た目いい感じだが、ものを乗せると下に大きくたわむので、この後に対策する。
15
左右に、前後の支柱の幅を固定するための支柱を追加した。これで、上にも下にも前後にも、びくともしない。
16
タイラップで外側を一定間隔で固定した。衣類や枕程度なら、乗せても大きくたわむことは無くなった。
まだ作ったばかりで、使ってみてのメリットデメリットはわからないが、とりあえず完成とする。
利便性も大事だが、車中泊専用車としての雰囲気が良くなったことも大きい。
軽バンのこの位置に、天井収納を設置するためのキットなどあっても良さそうなものだが、なぜか無い。
天井収納製作の動画などもいろいろ見たが、アシストグリップを利用するものばかりで、荷室にアシストグリップの無い軽バンにおいて、穴開けせずに天井収納を製作した動画は見当たらなかった。
アシストグリップの無い場所に、穴開けもビス留め無しで天井収納を作ろうとした人(または作った人)はいないのだろうか?
参考例が無く、車内で知恵をしぼって、試行錯誤の末ようやく完成したもので、意外とうまくできた。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( 天井収納 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク