【自己責任】EVパワーステーション取付工事【その1】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ヤフオクでGetしたEVパワーステーション(以降V2Hと表記)をDIYで取付けます。
なお、私は電気工事士資格を取得しており法的にOKな人間ですので誤解のない様に…
とは言え、電気工事を職業としてはいませんので、素人に毛が生えた程度の技術レベルです。
なおDIYで、できる必要最低条件は…
・電気工事士免許を持っている事
・分電盤裏側にアクセスできる事
・ケーブルの取り回しに無理が無い事
・中継BOXが設置可能な壁が分電盤付近にある事
・外壁に70mm程度の穴が開けられる事(外へと通線できる充分な配管があれば必要なし)
くらいでしょうか…
これが無理なら、スッパリ諦めて業者にお願いする事をオススメします。
また、これを見て「自分も…」と考える人は、くれぐれも【自己責任】と言う事でお願いします。
★ ★当方は一切責任を負いません!★ ★
それと、もし「V2Hシステム施工ガイド」と異なる記述がありましたらV2Hシステム施工ガイドの方が正しい情報です。
そちらを優先して、こちらの記述は無視して下さいね。
なお、この記事や写真は完成後に作成・撮影していますので、もしかすると大事な部分が抜けているかも知れません。
その際はコメントをいただければ、できる限り答えます。
----- 追記 -----
ヤフオク等で入手した場合は、出品者などに「施工ガイド」を付けられるか?質問した方が良いです。
設定も必要ですから…
2
先ずは主な工具の紹介です
左上から…
・電動ドリル
・ホールソー(70mm) ¥2500- Am͜a͉zon
・電動インパクトドライバー
・水平器
・内壁下地検出器(針式)
・内壁下地検出器(電気式)
・電工ドライバー
・メーター尺
・ペンチ
・ワイヤーカッター ¥200- ダイソー
・圧着端子用、圧着工具¥3500- モノタロウ
・カッター
・電動マルチソー
・電工用絶縁手袋
です。
なお、圧着工具の下にあるハの字に置かれた物は、圧着工具の柄を延長してカシメ易くする為の六角ソケットです。
まぁ日曜大工が好きな人は、大抵持っている物ですね。
なお、値段と購入先が記載されているものは、今回の為に購入したものです。
あと、写真にはありませんが…
・脚立
・T型トルクスレンチ
・防水シリコーンとシリコーンガン
・電動ブロワーもあると、PF管に通線する際に便利です。(その2のおまけを参照)
3
次に部材ですが、こちらも完成後なので、余った部分しか写真に写せませんでした orz
写真は電線を配電盤に接続する為の…
圧着端子(14sq・8sq・5.5sq・2mm)の4種類
絶縁スリーブ(14sq・8sq・5sq)の3種類×3色
他には…
・CVケーブル3芯(14sq) ¥750/m (必要径&必要長)(既設分電盤⇔中継BOX間) 2本分
・CVケーブル3芯(8sq) ¥350/m (必要長)(中継BOX→V2H本体間) 1本
・CVケーブル2芯(5.5sq) ¥200/m (必要長) (中継BOX→V2H本体間) 1本
・FCPEV 0.9-15P 着色識別ケーブル ¥370/m (必要長) (中継BOX→V2H本体間) 1本
・IVケーブル1芯(2mm) ¥60/m (必要長) (分電盤→中継BOX→V2H本体間) 1本
・PF管(36mm) ¥250/m (必要長) (中継BOX→V2H本体間) 1本
・PF管(22mm) ¥150/m (必要長) (中継BOX→V2H本体間) 1本
・エアコン配管カバー(必要長)
・エアコン配管ウォールコーナー
・エアコン用貫通スリーブ
・エアコン配管用パテ
・ビニールテープ
・石膏ボード用アンカー
・木ネジ(50mm程度)
くらいでしょうか…
なお、記載の価格は参考価格と言う事で…
(*'ω'*)
4
さて次は、第1関門であり最大の試練でもある「通線」です。
まずは、通線ルートの工事です。
築2年目の我が家は、浴室入口の壁の上部に分電盤があり、浴室天井に空いている点検口から分電盤の裏側にアクセスでき、また浴室天井と2F床の間に上下60cm程度の空間があるので、そこらから外壁にホールソーで直径70mmの穴を開けてV2H本体に繋げるケーブル群を通しました。
壁に穴を空ける際は、ホールソーの中心ドリルよりも細い長めのドリルで、下穴を室内側から開けて、外側に周って外側周辺に問題が無い事を確認後、外側からホールソーで本穴を空けましょう。(万一、問題があった場合、下穴程度なら防水シリコーン等でリカバリーできますからね。)
家庭用エアコンを設置できるスキルのある方には余裕ですね。
5
外壁の配線処理はこんな感じです。
エアコンカバーで覆って防水シリコーンで壁とカバーの接触部分を防水処理しました。
6
我が家は近々ガレージ工事を予定していますので、ケーブルは長めにとってあります。
ガレージ工事で地中埋設するため、今回は雨晒しです(笑
なおPF管は野外・地中埋設が可能な管です。安いからって間違ってもCD管にしない様にしましょう。(CD管は屋内専用で風雪に弱く、屋外ですと、短時間でボロボロになってしまいます)
7
次にV2H本体にケーブル群を接続します。
写真の端子台を見るまでに本体右下の空気取入れ口のあるカバーを外しますが、一部のネジにT型トルクスネジがありますので、トルクスレンチが必要です。
V2Hのケーブル挿入口の防水ゴムキャップに十字の切れ目を入れてケーブルを通します。
その後、ケーブルの被膜を剥いて芯線を出して絶縁スリーブを各色ごとに通し、圧着端子を取付てV2Hにネジで接続します。
・CVケーブル8sq3芯(給電用)をブレーカーに
・CVケーブル5.5sq2芯(充電用)を端子台に
・IVケーブル2mmをアース端子に
繋げます。
8
次にFCPEV 0.9-15P 着色識別ケーブル(通信用)を繋げますがこちらは、外側の黒い被膜を剥くと、30本15組の細いケーブルが、2本1組で巻き付く様に撚り線(よりせん)になっています。
これを安易に解いてはいけません!注意!
※最後まで読んでから作業して下さい。
よく見ると、(青線+白線)(黄線+白線)などと組んあり、これが「1対」になります。
それを1対づつ被膜を10mm程度、剥いた後に解いて、写真(ピンぼけ失礼)の端子台の穴に上下一本づつ挿入します。(上側がB群、下側がA群)
順番は上部B群のB1から順に青・黄・緑・赤・紫で一巡となりB6からまた同じ順番で挿入します。
下部A群はそれぞれ対になっていた白線と茶線を同じ番号に挿入します。
つまり、A群の端子台には白線5本と茶線5本が繋がる事になり、最初に組んである線を全て解いてしまうと、どの線が「対」だったのか?分からない事になってしまいます!
だから、1対毎に被膜を剥いてから上下の端子に挿入して、次へと進めて行きましょう!
お兄さんとの約束だぞ!(笑
なお、全て挿入しても、黒線がある撚り線が余りますが、それはメーカー曰く将来用?みたいなので、本線にビニールテープでまとめておきましょう。
また、V2H本体へのケーブル挿入口はエアコン・パテなどで防水処理しておきましょう。
後はカバーを元に戻してV2H本体部分は完了です。
その2へ…
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