新・東日本縦断紀行2016⑬
投稿日 : 2017年01月20日
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RC110。
ドリーム50に似てるって人もいますが、アレこそこのRC110をレプッたモデルです。
50ccとはいえ9.5bhp/14000rpmで最高速140km/hと今の原チャリが足元にも及ばないような性能を持ってました。
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このミッキーマウス・ヘッドが最大の特徴。
ドリーム50でも再現してますが、市販車らしく遠慮した大きさに留まってます。
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この時は世界のオートバイ展・ドイツ編をやってまして、ゲルマンな名車たちも軒を連ねてました。
コチラはツェンダップK-500。
1935年式で空冷の水平対向二気筒エンジン。
1950年頃には中国で井岡山というコピー品も生産されたそうです。
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足元を見てみると意味不明な構造になってます。
本来のステップに加えてサイドステップ?
脚がエンジンの熱をモロに受けそうですが、冬なら有難いのかな?
リヤブレーキと思しきペダルもずいぶん後ろにレイアウトされてます。
まさかタンデムの人が担当したのか?
ツェンダップはVWビートルのルーツとなるフォルクスアウトを試作したりミシンやスクーターなども生産しましたが、1984年に倒産し工場設備は中国・天津のバイクメーカーに売却されました。
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しかし、日本車にも大きな影響を与えたという点では大きな存在です。
この初期のドリームを見てもフレームなど似てる所が多々ありますからね。
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コチラは1955年にデビューしたNSUスポーツマックス。
NSUと言えばロータリー・エンジンを生んだメーカーとして有名ですが、二輪も1964年くらいまで生産してました。
このスポーツマックスは1955年の世界GP250ccクラスを制してるので技術力はかなりのものだったと思いますよ。
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このアルミカウルで覆われたフロントを見ると冷却が心配になりますが、しっかりエンジンにエアが当たるような設計になってます。
フロントが重くなるのはいかがなものかと思いますが、空力を良くした方が早いってことなんでしょうね。
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ちなみに現在のGPマシン。
格段に合理的なスタイルとなってます。
このRC212Vは以前に来た時、実際に跨ったりしたんだよなー。
⑭につづく。
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