納車の翌日、さっそくツーリングに出掛けます。交通安全祈願をするために目的地は箱根神社にします。午後からは天気も持ち直すようです。
今は新しいバイクにできるだけ早めに慣れていくフェーズです。それに納車整備で見落とされているかもしれない不具合を早めに洗い出したいところでもあります。
近所のスタンドで初給油です。給油口の下のパイプが細く、給油しながらだと油面はほぼ見えません。自動給油停止の機能にこれからは頼ることにします。
満タンにするついでにAZの燃料添加剤を半分入れます。
タンクに貼られている注意書きのシールを剥がそうかどうか、まだ迷っています(笑)。でもこうして見ると、私のキーリングの使い方では、他のキーがタンクに当たる部分にちょうどシールがあるので、タンクの傷防止にちょうどいいかも知れません。
高速道路での感じを見るために、東名と小田原厚木道路で箱根に出ます。
高速でのGSはいいですね。分厚いトルクで、あまり回さなくても走れるのがまず大きな恩恵です。今日は確か6速で4,000rpm以上は回さなかったはずです。
ウィンドスクリーンに関しては、Vストに取り付けたMRAの大きなウィンドスクリーンと同等に風を防いでくれるGS純正のウィンドスクリーンには十分に合格点を与えられます。ヘルメットへの風当たりを許しはしますが、それが普通ですし、許容範囲内です。夏の走行を考えれば、これぐらいの高さがバランスが良いと思います。
そしてやはり膝に風が当たらないので、体への負担が軽減され、全体的に高速走行が楽です(ただし、膝と言えば、膝の曲がり具合とフットペグの位置には慣れずじまいかも知れません。あと2-3cm前方で、あと2-3cm下方にあればしっくり来るんですが)。
エンジンについては、下も思いのほか粘るエンジンで、思ったより包容力と柔軟性があります。心地よい「鼓動感」はありますが、「振動」となると、今日走った限りでは、ありません。やはりバランスシャフトの恩恵なんでしょうか。
R259エンジンの荒々しく無骨なフィーリングと分厚いトルクはそのまま受け継ぎつつ、回したときの嫌な振動は除去され、下の良好な粘りが加わった、R259エンジンの正統進化版という印象を強く持ちました。
というかこれ、エンジンの調子良すぎないか?と思い、昨日は聞きそびれたスパークプラグの直近の交換履歴をレッドバロンに電話で聞いたところ、納車整備で新品交換されていました。なるほど道理で。。純正NGKのスパークプラグはこのエンジンにとても合っているようです。
海老名SAをスルーして小田原厚木道路の平塚PAで朝食をとります。ここはあまり混雑していることがなく、腹ごしらえのための売店はお洒落でコンパクト。手作りおにぎり類やコーヒーが充実していて、私は好きです。その分、高めですが。自動販売機の前でコーヒールンバを聞きながらコーヒーが出るのを待つのは、いささか味気ないものです。
屋根付きで座れる場所がもう少しあれば嬉しいところです。
あれ、タンク左側のエンブレムがいつの間にか剥がれて無くなっている!🤨😂 さすがBMWです。
レッドバロンに入庫した段階では反対側(右側)が剥がれてしまっていましたが、今度は左側が剥がれました。
せめて剥がれたエンブレムが紛失していなければ貼り直せるのに。昨日の軽整備の際に先回りして自分で貼り直しておくべきだったかと思いました。レッドバロンに電話し、安い代替品でもいいので探してもらうことになりました。
箱根新道で箱根の山に上がります。山の上は雲の中で、霧雨が降っています。この天気では参拝したくないので、いったん大観山のラウンジで雨宿りし、待機して様子を見ます。
箱根新道を下りてから大観山へ上る椿ラインが、GSで走った初めてのクネクネ道でしたが、ハンドリングはなかなか自然で、変な癖も特に感じず、ほぼ想像した通りでした。ただ、霧による視界不良と路面の雨水に加えて前後オフタイヤなので、無理せずあまり倒さずにゆっくり目で走った限りでの第一印象です。
GSのESAショックは、リアとフロントで感じが違いました。リアは良好に動作していますが、フロントの動きがあまり良くないようで、やや重ったるく動く感じです。段差もリアはうまくいなすのに、フロントはドタンと跳ねて車体を揺らしてしまう傾向がありました。また減衰もフロントでは発揮されている感じがあまりしません。これは本来の状態ではないのではという印象を持ちました。そのうちオーバーホールしてもらう必要があるかも知れません。フロントが本来の状態になればハンドリングもより軽快で自然になりそうな気がします。リアは、無駄に動かないのに実際はしっかり仕事をしているという感じです。
予報では午後には止むはずだったんですが、一向に止まないので、参拝は今日は諦め、そのまま箱根新道を下ります。
自宅を出発する前にリセット済みの平均燃費計は箱根新道を下った時点で20.6km/Lとなっていました。この時点ではまだ渋滞には殆ど遭遇していないにしても、なかなか良好です。クランクケース内圧コントロールバルブのお陰もあるんでしょうか?
西湘バイパスを経由し、茅ヶ崎のいつものカフェに寄ります。オーナーご夫妻とあれやこれやの話をします。今回の私のGSへの乗り換えが話題の中心です。

想定と覚悟はしていましたが、この傾斜した駐輪スペースから出発するための向き変え(切り返し)がVストよりも大変になりました。やはり重くはなっています。ただ、まだなんとかなります(痩せ我慢)。後悔しないように、乗れる年齢のうちに乗るんです。今しか無い!
あとは帰るだけです。しかし、茅ヶ崎のカフェから影取までの国道1号のルートのいつもの渋滞の中で、油温上がりの洗礼を受けました。徐々に上がっていく油温計の目盛りを見つめる最中は、大袈裟に言えば、生きた心地がしませんでした。納車の翌日にエンジンをダメにしてしまうのか?と(笑)。
油温計の目盛りがいくつまで上がれば本当にマズいのか、ライダーズマニュアルを読んでも結局よく分からないままツーリングに出てしまったのですが、今日走った限りでは、通常に快適に走行している限りは目盛りは5個止まりで安定するようなので、渋滞の中で6目盛りまで上がったところで、エンジンを冷ますためコンビニに避難し、暫く休憩しました。こうなることは多少予想していましたが、初日からとは。
空油冷エンジンのバイクを敢えて選んだ以上、自分なりの付き合い方を持つ必要があるでしょう。これもある意味、自分自身の慣らしです。
最悪、路肩などでエンジンを止めて待機する時間を過ごすために、熱中症対策で帽子を積んでおく必要があるかも知れません。
いや、そんな小手先の話ではなく、ツーリングのルート選定や時間帯について思い切った方針が必要かも知れません。例えば帰りは日帰り入浴施設で深夜まで待機、とか。。
そんな渋滞には捕まったものの、ドアツードアの平均燃費は19.6kmでした。ちなみに、GSの平均燃費表示は、走行に応じリアルタイムに更新されるのではなく、数分おきに更新されるような感じでした。
いいバイクに巡り合えました。
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2025/06/15 18:42:55