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993GGのブログ一覧

2019年02月23日 イイね!

し、知らんかった・・

し、知らんかった・・

前回投稿の


謎の山手トンネル内心肺停止事件の


ほんの2週間前のこと・・












3か月ぶりぐらいに富士スピードウエイを走りました。




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前回は黒い993カレラでの初めてのサーキット走行でしたので


バキュームブースターのアシストがないブレーキの感触を試すのが主たる目的であり


かなりペースを落とした走行でした。









今回はブレーキを少しフロント寄りに調整したうえ(前後調整が出来るんです!)


前回よりペースを上げて普通に走るべく心がけました。









しかし、どうも調子に乗れない


いや、リズムに乗れない、上手く走れない・・







だってガツンとブレーキを踏むと


同時にアクセルまで一緒に踏んでしまうんですよ。










そうなんです




前オーナーさんの好みのペダル位置が


私の好みとは少し合わないので




ヒールアンドトーが出来ないのですよ。










アクセルペダルを


ブレーキペダルとほぼ同じ高さに嵩上げしてあります。



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もともとブレーキペダルは踏み代が浅く、


ほとんど板を踏んでいるという感触ですから


街乗りぐらいならこれでちょうどいい感じなのですが








サーキットではやはりブレーキは目いっぱい踏み込みますから


アクセルペダルが手前過ぎて上手くH&Tが出来ずに


なんとなくリズムに乗れない・・







ま、ヒールアンドトーでエンジンブレーキに頼らず


フットブレーキだけで普通に減速しますから別に構わないのですが。








で、






9ラップ目。




後ろから追い越してきたボクスターが前に出てきたので


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早めにブレーキを踏んだのですが・・






減速はするものの


いくら奥まで目一杯踏んでも減速しきれない!


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そのままではボクスターの右サイドに突っ込んでしまいますので


減速しきれないスピードのまま敢えてインにステアリングを切り


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ボクスターを回避して意図的にスピン


そのままグラベルへ・・









時々見舞われるべーパーロックってやつですね。


こまめにエアー抜きしていなかった上に


フットブレーキを酷使した代償です。














それはともかく・・










この黒い993カレラ、






実は初めてFSWを走った時に


「このクルマ、遅い!」 と感じました。






もちろん996以降のお水なポルシェとは違い


空冷ポルシェの絶対スピードや加速は


もともと遅いのが分かっているのですが、






この黒カレラは


何故かなんとなく「遅い」と感じたのです。









とりわけホームストレート。




5速に入れてからは加速が感じられない、


従って6速になんて入らないのですよ。








ま、6連スロットルへの漠然としたかつ過大な期待感があって


それとのギャップで遅いと感じたのかな、ぐらいに思っていました。



良くある「気のせい」ってヤツですね。






だって、




アクセルレスポンは言うに及ばず


街中や高速道路でのトルクの盛り上がりはなかなかいい感じですから・・。













で、





以前乗っていた青銀の993カレラのFSW走行の映像を


6年前にYoutubeにアップしていたのを見つけ出し





今回の車載カメラの映像と比較分析してみました。









最終コーナー終盤に3速から2速に落とし立ち上がって行く、




その2速に入れた瞬間から


3速・4速・5速・6速にシフトアップして行くのに要している時間を計ってみました。





驚いた事に、いや感じていた通り


2→3、3→4、4→5、5→6 それぞれに要している時間は以下の結果でした。






青銀カレラ:  7秒・4秒・6秒・8秒

黒カレラ :  8秒・6秒・9秒・-(6速には入らず)






黒カレラはシフトアップのタイミングが非常に遅いのです。




2速から5速に入れるまで


青銀は17秒、黒は23秒。










で、






最終コーナーで2速に落とした瞬間から


ストレートを駆け抜け第一コーナーでブレーキを踏む瞬間までの時間は・・




青銀が33秒で黒が32秒。


黒993の方が1秒速い!









うーん、



これは一体どういう事?











青銀と黒ではギア比が違うのか? 



そんな訳はない!









黒993のエンジンがお疲れなのか?




腰上をオーバーホールしてあるとは云え既に14万キロ走ってますからね。


そろそろフルオーバーホールの時期なのか? (やめてくれ!お金ない!)




吸気系は6連にしているのに排気系はノーマルだから


バランスが悪く高回転で吹けが悪いのか?


触媒・マフラーの変更必要? (やめてくれ!お金ない!)









さて、どうしたものか・・



悶々として何となくネットを徘徊していたら・・









993にはミッションが2種類あるとの、どなたかのブログがありました。


まして 993RSには3種類もあるようです。







993カレラのミッションは2種類ある??!!



し、知らんかった・・










G50/21 : 96年式までのスイス・米国を除く各国向けに搭載


G50/20 : 97年式の全世界向けに搭載






音量規制に対応するために


G50/20と言うスイス・米国向けのミッションがあったようなのです。





ところが97年式だけは全世界向け全てにこのG50/20のミッションを積んだようなのですね。






青銀993は96年生産で


黒993は97年生産ですから






青銀と黒では搭載されたミッションが違うのです!


し、知らんかった・・・










で、




何が違うかと言うと 



ファイナルは3.444で全ミッションに共通ですが


各ギア比が違う。








1速から6速までそれぞれ




G50/21: 3.818/2.150/1.560/1.242/1.027/0.820


G50/20: 3.818/2.048/1.407/1.118/0.921/0.775







即ち、97年式の993はとてもハイギアード


即ち、97年式は993の中で最も加速の鈍い993なのですよ。







し、知らんかった・・










でも私は正しかった!




私の身体は青銀カレラの加速を憶えていたがゆえに


一瞬にして黒カレラの加速が遅い事を見抜いたのです!




決して「気のせい」などではなかったのです。










だって、これだけギア比がハイギアードなら




そりゃ中間加速や立ち上がり加速は遅いでしょ!


シフトアップのタイミングが遅くもなるでしょ!







にも拘わらず




黒カレラの方がストレートで1秒速かったのは


きっと6連スロットルとMoTecの恩恵なのでしょう、たった1秒ですが・・。













ま、いずれにしても






空冷最後のモデル993


その中でも最後の1997年式が一番偉い! と思っていたのに・・





実は97年式は一番のろまなおバカさんだったんですね!









そう言えば・・




品の無い排気音を発しながら


でっかいお尻を見せびらかせ盆栽化している


ワンオーナーの極上993カレラS、通称白豚カレラ・・





どこぞの誰かの白豚君、あれも確か97年式だったなあ・・


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(注: 速そうに見えますが実はのろまでおバカな993が2台)





やっぱりポルシェは奥が深い・・




Posted at 2019/02/24 21:12:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2019年02月14日 イイね!

嘘のような本当の話

嘘のような本当の話

今の世の中、嘘で溢れています。



何を信じていいのやら・・


情報リテラシーを求められる世の中・・。















その日は・・






前日から歯が痛み


朝起きてみたら顔の右半分がパンパンに腫れてしまっていました。


そんな事、初めてでした。






これはきっと予兆だったんですね、いろんな出来事の・・。


















歯が痛くて顔が腫れてしまった不調をおして





目的地に向かうべく


休日のお昼前に悪魔の993を駆り出しました。











1月3日のまさかのクラッチディスク破損で


新しい「SACHS シングルマスクラッチ パフォーマンスタイプ」のディスクに替えて以降





もう絶好調!













首都高3号線登りに入りアクセルを踏み込み


快調に爆走 制限速度一杯に飛ばします。







6連の吸気音と排気音が重なる魅惑のサウンド


ほんの少しのアクセルオンでもピクッと反応するレスポン・・







もうたまりませんなあ~。






そうなると歯が痛いのも忘れしまうから不思議です。















いつものように大橋ジャンクションから山手トンネルに入ります。





魅惑のサウンドがさらに強調され


これはもうなんと言うか・・


もう逝っちゃう気分です!










で、












ブホブホッ バホバホッ バババババア~~~






えっ?? なに????




うそやろ!!










まさかの心肺停止!!



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11月についで2度目の


山手トンネル内突然の心肺停止・・



  



11月は外回り車線、今回は内回り車線で


方向こそ違いましたが


でも同じような場所、どちらもオービスの近く・・







な、なんで???










左に寄せてキーを回してもエンジンが掛からない!




こらあかん!








と、思った瞬間






後ろから首都高の黄色いパトロールカーが来て


スピーカーで 「どうしました?」



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再度の山手トンネル内心肺停止を


「悪夢」と言わずして何と言いましょう?!





心肺停止に合わせるように居合わせた黄色いパトロールカーを


「奇跡」と呼ばずして何と呼びましょう?!















直ちに牽引フックを取り付け牽引してもらい


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最寄りの五反田出口で首都高から降り


目黒近辺の道路まで・・



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またもや 黄色いターボ 黄色いパトカーのお世話になりました。











すぐにクレフなんちゃらと言うショップに電話して


ローダーで迎えに来てくれるようにお願いしました。





これで毎月ローダー手配4ヵ月連続で記録更新!


・・なんて喜んでる場合じゃない。







お願い電話をしながら


一応念の為キーを回してエンジンをかけてみます。








・・・




エンジン掛かった・・











なんでやねん!!!!!













そのまま自走するも


快調そのもの。




エンジン不調の気配すらありません!








やっぱりこの993



悪魔や・・













後日、







クレフなんちゃらにクルマを持ち込み


事の成り行きを話しましたが、







燃料系のトラブルである事は疑いの余地が無いにしても





DMEリレーもクランクセンサーも新品に替えたばかり


燃料ポンプもほぼ新品


燃料圧力計も調整し


それに合わせてMOTECの空燃比も調整済み。







何より





クルマそのものはその後もずっと快調ですから


点検のしようもありません。









いろいろ調べてもらった結果・・







「山手トンネルに入るとエンジン不調になる」 と言う情報が


ネット上にいくつか出てくる由。







山手トンネルは地下深くに位置しているため


地上からトンネルに入ると


温度や湿度の急激な変化により


センサーが誤作動を起こしエンジン不調に陥る事がある・・







普通の車、特に今どきのクルマではあり得ない現象ながら




キャブ車やMOTECのような繊細なセンサーの場合


その現象が生ずることがある・・・











俄かに信じがたい話ですが


そのように理解する以外説明がつかない今回の心肺停止現象です。





即ち



山手トンネルは心霊スポットのような場所であると言う事ですね。












さて、








あなたはこれを信じますか・・?


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Posted at 2019/02/15 01:28:27 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2019年01月07日 イイね!

今年もやっぱり993

今年もやっぱり993


皆さま




今頃新年のご挨拶と言うのもおかしな話ですが・・


今年もよろしくお願いします。















ポルシェ業界では有名な「ガレージクレヨン」の岡本社長が


私のつたない写真を同社の立派なカレンダーに採用くださいました。



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一富士 二ポルシェ 三なすび で、そのうちの二つが写っているからだそうです。


それならいっそのことなすびを屋根に置いて撮ればよかったかな。。






これは去年の冬、富士スピードウエイでの写真。白い930は富士山に似合います。












今年の干支はイノシシだそうで・・。







クレフなんちゃらと言うショップの常連は


ポルシェで「正しく走る人の集まり」であるはずなのですが





「改造同好会」「盆栽倶楽部」「気のせいクラブ」「鈍感協会」など


さらには新興少数派の「バイク狂走サークル」「電気自動車ぼっち会」などと



変な派閥が出来てきており






いずれも暴走クリ坊や暴走老人で構成され


しかもその約半数がイノシシ歳の年男・年女であると言う・・







もう訳のわからんイノシシ集団と化していますので


私は入院するとき以外はあまり近寄らないようにしています。














が、











新年の恒例行事


毎年正月は同じような風景・・





クレフなんちゃらを避けて通るわけにはゆかないのが正月です。









昨年1月7日。


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今年は1月5日。


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ま、新年のクレフ詣みたいなものですな。




















正月のみならず、





昨年後半は黒い993が


各種イベントでいろいろと悩ませて楽しませてくれました。












11月2日に山手トンネル内の心肺停止で入院。


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この時は、その後同じ症状が出なかったので原因特定はできず。




恐らくDMEリレーかクランクセンサーだろうと言う事で


両方新品に交換して完治。














12月2日にはクレフなんちゃらと言うショップの近くで不整脈発生で入院。


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エンジンがアイドルや低回転域でストールする、


回転を上げたままでいると回っている、と言った症状。






これは燃料系統だろうと言う事で全て調べてもらいましたが全く異常なしで


これまた原因特定できず。






圧力調整が可能な燃圧計がついているので


燃圧を少し上げてMOTECで空燃比を再調整してもらって不整脈は完治。














そして今年1月3日には首都高目黒線で股関節脱臼のような症状。


で、上記の通り5日に入院。


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コーナーが多くていつも空いている目黒線を走るのは


楽しく気持ちいいのですよ。






目黒の出口手前で車速を落とし


ヒール&トゥで3速から2速に落とそうとしたら・・







ギアが入りません! どこにも入りません!


脱臼して元に戻らない・・感じ






これは原因がすぐに特定出来ました。






クラッチディスクがこんな事になってました。


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珍しいケースですが稀にあるようです。


1週間で完治、即退院。





ひょっとしたらミッションか・・と恐れおののいていましたが


大事に至らず助かりました。














それにしても

3か月連続で入院ですがな







悪魔の993と呼びたくなる・・・















旧いクルマに故障はつきものです。




まして大掛かりな改造を施しているクルマは


故障のリスクがそれなりに増している事を理解する必要がありますね。









初めてのポルシェだった997GT3は故障や不具合とはほぼ無縁でしたが





その次に買った993カレラ(ポーラーシルバー)は乗り始めた当初はいろいろ故障が出てきました。


その次の930(89カレラ)もやはり初めは不具合がいくつか出ました。


この黒い993も不具合や調整不足が続いています。










これらの空冷ポルシェは






それなりの年齢であり走行距離も多い個体ですが


どれも整備記録が揃っており正しく整備されていた車です。







にも拘わらず故障や不具合が出る?













実はこの空冷3台には共通点がもう一つあります。





どの車も、私が買って乗り出す前の直近数年は


前オーナーさんがあまり乗っておらずその数年間は距離が伸びていなかったのです。








そうなんです





やはり「ポルシェは乗ってナンボ」なんですよ。


特に空冷は乗らんとアカンのですね、きっと。








乗り出して暫くの間、いくつかの故障や不具合が出て


それらを直してリフレッシュし健康体になると


ほとんど故障もしなくなる・・







空冷ポルシェってそういう車なんですよね。







だから993もそろそろ不具合は出なくなるでしょう。




多分・・・















・・・なーんて事を頭の中でわかってはいても



故障や不具合の度に  







「このクソ車! 悪魔め! 死ね!」


なんて思っちゃいますね。










私は黄色いヘン〇イな人のように


故障や不具合を楽しめるほど人間が出来ているわけでもなくヘン〇イでもないものですから





入院の度についつい悪態をついてしまいます。











でもまた乗っちゃうんですよね。







何しろこの車、乗ると気持ちいいのですよ。




めちゃくちゃ気持ちいい。


速くはないけどとにかく気持ちいい。










クソでも悪魔でも






やっぱり又乗りたくなってしまいます、


何しろ気持ちいいのですから。
















何が気持ちいいって




アクセルの「ツキ」と「レスポン」。


たまりませんなあ~。

 






独立スロットル


Independent Throttle Body (ITB) ってやつですね。


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ナローや初期の930はみな同じように、いやこの車以上に気持ちいいのでしょうね。



   









Singer Porsche や


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Gunther Werks も


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みんなITBですもんね。






これらの車の気持ちよさが分かる気がします。




















さらに、音が気持ちいい。






マフラーはノーマルなので踏まないと静かに走ってます。


しかし、ひとたび踏み込むと大きな吸気音が気持ちいい。





997GT3の可変バルブが切り替わった時のような音。


たまりませんなあ~。















曲がるのも気持ちいい。





クアンタムの脚


ブッシュは全部ピロボール化


フロントアップライトとタイロッドはRS用





クイッ クイッ と軽やかに俊敏にコーナーを曲がってくれます。


たまりませんなあ~。











ただ、如何せん重い。





285HPのエンジンに1385㎏は重すぎる・・


だからあまり速くないのでしょう。




(世間一般にはこれで十分な馬力かつ十分速い、とも言いますが・・)












こんなカーボンのボディーに替えたら


たちまち100kgぐらい軽くなって







とんでもなく気持ちよくかつ速くなるのでしょうが・・


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叶うべくもありません・・

















ふと気がつくと








ヘンな所から赤いパンツがのぞいてます・・


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ひょっとして、この「赤いパンツ」は930用じゃないの?


アカンがな・・


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993用の正しい「黒いパンツ」に履き替えて



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新春早々

10gぐらいの高齢化、じゃない、軽量化ですかね。

















ともあれ











今年も



気持ちいい「悪魔の993」に乗り続けます


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多分・・






Posted at 2019/01/13 13:08:01 | コメント(6) | トラックバック(0) | 993カレラ | 日記
2018年11月22日 イイね!

ざんげ

ざんげ

黙っていればまずバレる事はない・・



いや絶対にバレない・・














そう思っていましたが


罪の意識とやらに押しつぶされそうになっており






この際告白し懺悔します。














実は・・






犯人は私です!


















先日、と言ってももう数週間前の事ですが・・







平日の朝の9時ごろ


日本一長いトンネル、山手トンネルの外回り


大橋手前の辺りの異様な渋滞・・・








この渋滞の原因を作った犯人は


私でした・・












その日その近辺を黒い993カレラで機嫌よく走っていたら





鼓動が乱れたかと思ったら


突然の心肺停止!






いや、運転手の話ではなく993のほうですが・・









ハザードをつけおもむろに左車線に入り


惰性で緊急連絡電話の所にゆき


そこで停車。








かねてから




よく利用するこの狭い山手トンネルの中でだけは


絶対に故障で立ち往生したくないと思っていたのですが




よりによってそのトンネルの中で・・










しかし停まって見ると


車線の左側が思った以上に広い事がわかりました。


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首都高の都内の2車線路線に比べると


山手トンネルの方が余程安全です。




開通してまだ数年の新しい道路で設計も新しいからでしょうね。











で、






何度スターターを回しても


スターターは回るのにエンジンはウンともスンとも言わない。






仕方ないので


三角板を置いて一応の安全確保(?)処置をしたうえで


緊急電話で連絡。






すぐに首都高速道路(株)の人が応答し


「あ、その黒いクルマですね。どうしました?」





首都高(昔の道路公団?)は常に交通の状態をカメラで見ているようですね。







「故障で止まってしまいました」


「それではすぐにそちらに向かいます」











待つ間にクレフなんちゃらと言うショップに電話をして


場所と状況を説明の上


ローダーでの迎えをお願いしました。






いつものように


困ったときのクレフ頼み・・・










待つこと15分、







レッカー車と黄色い先導車が到着して


300mぐらい手前から1車線が封鎖されました。


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まあ、この時間帯ですから


すぐに渋滞が生じますね。







この渋滞に巻き込まれた方々には本当に申し訳ない事をしました。


この場を借りてお詫び申し上げます。













丁寧な対応の首都高の人が


993の車軸に車輪のついた台のようなものを噛ませたりの作業。



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小一時間かかった作業が終了し、車線の封鎖が解かれ




黄色い先導車に乗せてもらい993はレッカーで引かれて


時速25kmぐらいのスピードで出口に向かい一般道に降り




そこで993を下ろしてもらいました。









首都高の方々にはお世話になりました。


これからは「首都高の料金は高い!」なんて事は絶対に言いません!












頃合いを見計らったように


すぐにクレフのローダーが到着。







牽引フックを付けて


引っ張り上げてもらう準備をしながら


一応キーを回してみると・・






難なくエンジンが始動しました・・





・・・・




エンジンかかるやん!


なんでやねん!!











って事で


自走でローダーに乗せて


一路クレフなんちゃらショップに向かい、


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老人ホーム「クレフの里」に併設の


ホテル ウォーターアイランド(水の島)」にチェックイン。


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993はお泊りで




運転手は渋滞発生犯にも関わらず無罪放免。


保釈金はチェックアウト時に確定予定。











因みにこのホテル、結構居心地がいいので、






何の作業もないのにクルマを置いておきたがったり


作業が済んでいるのにクルマを置いたまま自分は新幹線で帰ったり


そんな事をする人も居るぐらいです。





そうそう、





先日のクレフのブログにあった


この「RECARO骸骨シート」を付けた997スピードスターのオーナーさんもそのクチです。


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で、







空冷マイスターのKさんが徹底的にチェックしてくれました。







と言っても、


何時間エンジンを回してもそこら辺を走っても


山手トンネルでの症状が全く出ないので原因の特定ができません。








症状は




機嫌よく走っていると突然回転がバラつき


不調になったかと思うとすぐにストール。


以後、スターターは回るが始動はしないしその気配もない


しかし、暫くすると何事もなかったように始動する









と言うものでしたが、









まず疑われるのが燃料ポンプの不調などの燃料系。






しかし、このクルマ





前オーナーさんの時に不純物の詰まりがあったので


燃料タンクを外し全て中を洗って


燃料ポンプやフィルターを新品に取り替えてまだ5000km程度しか走っていないので


燃料系の不良の可能性は極めて低いと言えます。











あとは電気系統。







となると


言うまでもなくダメリレー DMEリレー。






不肖わたくしも一応空冷乗りですから


DMEリレーは新品を常にグローブボックスに入れています。




しかし、「DMEリレーが壊れるとスターターも回らない」との間違った理解でおりましたので


不調発症時にDMEを取り換えると言う当然の事をしませんでした(アホや・・)。








マイスターKさんがDMEリレーを外してみると


993品番ですが下二けたが00ですから改良前のものでした。


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(注: 画像はネットから拝借したものです。)






次に








Kさんの長年の経験の中で


同様症状の原因が「クランク角センサーの不良であった」事例もあるとの事。


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(注: 画像はネットから拝借したものです。)









しかし、同じ症状が出ないので原因の特定が出来ず修理のしようがない


しかるに、いつ何時また同じ症状が出てもおかしくない・・









と言うやっかいな状況の中でできる事は一つ。




考え得る可能性を全てつぶしておく事。










で、








DMEリレーの取り換えとクランクセンサーの取り換えを実施しました。


その後、同様の症状は出ていません。














と言う事で、






山手トンネル通行の皆さんにさんざんご迷惑をおかけしたうえ


保釈金を大枚払って社会復帰した次第です。

















それにしても










クレフなんちゃらと言うショップには


なんだかんだと悪態ばかりついていますが





まさに困ったときのクレフ頼みで


実は常連客の皆さんは誰しも相当お世話になっているのです。







自慢じゃありませんが


私なんか今年2度目のローダーによる救出でした・・






皆さんもっと感謝の念を表さないといけませんね。


(と言いながら、また悪態をつくのですが・・)














そうそう、


クレフなんちゃらと言えば










併設の「ホテル・ウォ―ターアイランド」支配人の水島さん、





実は相当の軽量化に成功されていたのですね!


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だって、数十年前、相撲取りを目指していた頃は


こんなに太っていましたものね。


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あっ、これ秘密でした?



言っちゃいけなかった?!






言っちゃった・・ごめん・・



懺悔







(後記: あまりにも似ているので本気にされたと思いますが、画像は栃煌山で文章は冗談です。念の為。)




Posted at 2018/11/22 21:38:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | 993カレラ | 日記
2018年10月14日 イイね!

ある事件(シリアスブログ)

ある事件(シリアスブログ)

ブログのネタってのはなかなか無いものですから


投稿する間隔がついつい長くなってしまいます。














もちろん自分のクルマの事なら


いくらでも書けるのですが、






私のクルマの自己満足ブログなんて誰も興味示さないだろうし、





少しは皆さんのお役に立つであろう整備記録


そんなものが書けるほど整備の知識も経験もない、











それに






自分のクルマについて書いても


世の中のためになるわけもなく


まして世の中への問題提起にもならない・・

















そんな中


この事件が起きたのです。















先日、ある日の夕暮れ時、








都内某所の幹線道路を40km/h程度で流れにまかせて走っていました。


クルマはメルセデスベンツE400エクスクルーシブ。









あ、これは私の話ではなく


私の娘の話です。








娘が乗っているメルセデスE400は楽ちんで快適で、とてもいい車です。


その上、楽しくもなんともないくせにめっぽう速い。


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(注: 画像はネットから拝借したイメージです。)





速くもなんともないくせにめっぽう楽しい993とは対極のクルマです。
















で、







車線変更のために右のウインカーを出しました。


右車線後方に居たクラウンは、快く速度を落とし車間を譲ってくれました。







それを確認してやおら車線変更のためステアリングを切って


右車線に移動、その移動が未だ終わらないその瞬間!











えっ?? なに・・?!





突然クルマが勝手に急ブレーキをかけた!!















車間を譲ってくれた右後方のクラウンは






まさか車線変更途中のクルマが急ブレーキで止まるとは思っていませんから


メルセデスの右リアに追突・・














娘は何が起こったかしばし分からなかったそうです。





助手席に乗っていて前につんのめった友人も


その事態が理解できなかったそうです。










要するに







メルセデスベンツE400の安全運転装置が


何かを感知し危険と判断した為、急ブレーキをかけると言う自動操作が作動した。




結果、車間を譲ってくれた紳士的な車(上品な中年ご夫婦)が


追突事故を起こしてしまった。
















追突した車のご夫婦が降りてきて


娘にこう言ったそうです。





「どうしたの? 何が起こったの?」








そんな質問をするほど


メルセデスの急ブレーキはとても不自然な動きだったそうです。












40km/h未満の低速走行時の出来事であったため


幸い怪我人もなく多重追突車もなかったのですが、





それでもメルセデスのリアとクラウンのフロントはかなりのダメージ。


















さて










当事者たちには申し訳ないのですが




不謹慎な言い方をすれば


この事故はとても興味深い事態ですね。












この事故の責任は一体どこの誰にあるのでしょう?














クルマメーカーは、当然のことながら




この装置の不具合に起因する事故については免責でしょう。


マニュアルかどこかにそんな事を書いて法的防御措置を取ってあるはずなので


メーカーに対して法的手段をとる事はできないでしょう。




現に



メルセデスのディーラーのヤナセの担当者は


他人事のように「へ~、一体どうしたのでしょうね。さっぱりわからん。」でおしまい。


それ以上の反応はなかったそうです。












保険屋は、当然のことながら





追突した方に一義的責任がある


即ち、後続車の運転者が道路交通法の安全運転義務に違反したという言うスタンスであり


そのスタンスで8:2だとか7:3でけりをつけるのでしょう。



現行法の側面から見れば、それで正しいのです。












警察さんは、当然のことながら



現場検証で双方の証言が完全に一致しているので、


何の問題もありません、はい、これでおしまい。チョンチョン。














やりきれないのは後続車の運転者でしょう。


「譲ってあげたのに、どうして・・」







さらに、追突された(この場合被害者である)娘は、


「メルセデスが悪いのにどうして・・。追突したご夫婦に申し訳ない。これは不条理だ!」と怒り心頭。



















近い将来のクルマ社会が





電気自動車、自動運転、カーシェア、Uberのような個人タクシー、乗り捨て自動車・・


そんな方向に行くであろう事は容易に想像できます。











しかし






法整備の遅れ、テクノロジーの進化の度合い、個々人の認識の低さ、などなどの現実、


そこに潜むさまざまな危険、犯罪、不合理、不条理などなど・・それらのリスクが現存します。










そしてそれらのリスクは、


結局、車を利用するする我々個々人が負う事になるのです。

















私は、







電気自動車や自動運転、自動安全装置などを否定するものではありません。



自動安全装置で事故を防いだケースは多々あると思います。






しかしその一方で、


自動安全装置が事故を生んだケースもまた多々あるのではないでしょうか?
















今回の事例の根底にあるのは、







娘が車線変更をする意思を示し、


後続車が車間を譲ってくれた事から娘は「後続車の意志」を確認し


そして車線変更をした・・




双方ともに何の問題もない極めて安全な運転者であり、


双方の間に人間の「阿吽の呼吸」と言う意思疎通があった。







ところが




人間の阿吽の呼吸なんて理解ができないコンピューターは、





事前にインプットされた何らかの定数的な基準値をもとに


危険な事態と判断しブレーキ操作を行った。










即ち、





ドライバーの意志を無視して


コンピューターが勝手に車を制御する




「ドライブ・バイ・ドライバーではないクルマ」の危うさ










これに尽きますね。


















ですから、






前回ブログで書いたように



私は「ドライブ・バイ・ドライバーな車」が好きなんです。




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と、最後は自分の993の自己満足自画自賛がオチ








Posted at 2018/10/15 22:43:34 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

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