2018年11月05日
デミオ15S(1.5Lガソリン)試乗(DJLFS型)_11/5追記
DJ型デミオの商品改良です。
今回は1.3Lガソリンエンジンのグレードがカタログ落ち。
新たに1.5Lガソリンエンジンを加えました。
1.3Lとはほぼ価格差なしのため、事実上の後継グレードとなります。
1.3Lガソリン乗りの中には内心穏やかではない人も多いと思います。(私もそうです。)
さて、結論から申し上げます。
もちろん、今回の新型のほうがいいです。
あらゆる面で進化しています。
ただし……走りのキャラクターが大きく変わっています。
1.3Lが好きな人が気に入るのか何とも言えないところがあります。
注目の1.5Lエンジン。
最高出力110馬力、最大トルクは14.4kgf。
加速感はそこまで大きな差はありませんが、
200ccアップは低回転域のトルクに確実に効いてます。余裕があります。
静かです。Bセグトップクラスの静粛性を持ったエンジン。
エンジンの回り方は重厚です。言い換えると、少し眠いフィーリングです。
積極的に回したくなる感じではないです。
ただし試乗車はおろしたてだったので、慣らしが終われば印象は変わるかもしれません。
足回り。
重厚です。ロールしません。
ピッチングもしません。
乗り心地もめちゃくちゃいいです。
180万円弱の価格でこんな足回りないです。
ステアリングフィールも極上。
路面情報は手に取るように伝わるのに嫌なキックバックがない。
これはすごいです。高級車でもここまでステアリングフィールが作り込まれてることは少ない。
もしかして偶然なのでしょうか。
これは、小さなアクセラです。
アクセラ20Sと乗り味がそっくりなんです。
新型はクルマとして確実に一つ上の次元に到達しました。
価格の割に動的質感がとても高く、コストパフォーマンスに極めて優れています。
どちらがいいかといえば迷わず新型です。
私だって他人に聞かれたら迷わず新型と答えます。
新型のほうが上質で速くて快適で楽で安全だからです。
ただし…「運転の楽しさ」だけは1.3Lのほうが上だと思います。
ステアリング切るとふわっとロールします。
加減速でピッチングします。
ドライバーに荷重移動をはっきり伝えます。
だからこそ軽快感があり、一体感があります。
運転の練習には最適なセッティングでした。
エンジンのパワーはないけど、爽快なサウンドを伴って軽快に吹け上がります。
3000〜5000回転くらいでは振動にビート感があり、気持ちいいです。
そして上まで綺麗に回っていきます。
マツダのコンパクトカーらしさが詰まってました。
これは…正直悩ましいです。
旧型の大幅値引きも期待出来るいま、あえて1.3Lというのもありかもしれません。
(2018/11/5 追記)
いつもお世話になっているディーラーで2度目の試乗。
今度は2000kmくらい慣らした車両でしたが、前回と印象に変化ありませんでした。
相変わらず乗り心地がめちゃくちゃいいです。
今ひとつピンと来ないのが、やはり1.5Lエンジン。
トルクフルで余裕はありますが……どうにも吹け上がりが重く、サウンドは静かだけどゴロゴロした雑味があって、あんまり気持ちよくないです。ゆるゆる流すならこれでいいんだろうけど…。
1.3のほうが、カァン!と吹け上がり、音も澄み切った快音だと思います。アクセル無闇に踏みたくなりますね。
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Posted at
2018/09/02 20:22:53
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