成田空港スペシャルバスツアー-後編 (2021/05/04)
投稿日 : 2021年05月18日
1
A滑走路横で何機かの離陸を眺めることが出来ましたが,今回のベストショットは NCA の B747-8F (JA15KZ) ですね。
この B747-8F は,A滑走路の半分も使わずに離陸していました。
なので,ちょうど機体が浮かび上がった瞬間を撮影できました。
(他の機材は,目の前を滑走したまま通過し,ずいぶん先で離陸していました)
2
いやほんと,ベストポジションで離陸してくれました。(^^)
滑走路の真横という,本来であれば立ち入れないポイントから撮影できたからこそ,超望遠レンズを使わなくてもこのような迫力ある写真を撮ることが出来ました。
#これと1つ前の写真は,標準ズームレンズの望遠側(35mm 換算で 80mm 相当)で撮影してしたものを,一部トリミングしていますw
後で Flightrader で検索したところ,この JA15KZ は香港に向けて離陸したところでした。
香港までの飛行と言うことで燃料をそこまで積み込んでおらず,かつ貨物も少なくて軽い状態だったので,こんな短い滑走距離で離陸できたのだと思います。
3
BB-8 塗装の B777-300ER (JA789A) を見ることも出来ました。
ちょうどブリュッセルへ向けて離陸するため,第1ターミナルの目の前を通ってA滑走路(16R)へ向かっているところです。
こいつの離陸時の様子はスマホで動画撮影したので,取り急ぎ Youtube にアップしてみました。
https://youtu.be/12Fd5ayx5N4
シベリア上空を通り抜けてヨーロッパへ向かうために燃料を満載しているからだと思いますが,先程の B747-8F とは違ってだいぶ進んだ先で離陸しました。
4
こちらは,離陸滑走中の B787-9 (JA877J) です。
こちらも,この写真の右側へだいぶ進んだ後にようやく離陸しました。
この JA877J はシカゴへ向けて離陸したところでした。
1つ前の BB-8 と同様,太平洋を横断するために燃料を満載しているため,重たくて滑走距離を長く取る必要があるのでしょう。
5
この日はたまたま,化学消防車からの放水訓練?の様子も間近で見ることが出来ました。
今回の添乗員をされていた ANA 社員さん曰く,このオプショナルツアーで放水を見られるのは非常に珍しいそうです。
(つまり,今回のツアーに合わせてサービスしてくれたわけではない,ということです)
消防車に貼ってあるロゴから,これは米オシュコシュ社製であることが分かります。
6
こちらも米オシュコシュ社製の消防車です。
この3号車は,日本ではこの成田空港にしか配備されていない特殊な消防車です。
少し検索してみたら,この消防車に関する紹介記事を発見したので,参考までに URL を貼っておきます。
成田空港、飛行機に穴開ける新型消防車 米国製、国内初導入
https://www.aviationwire.jp/archives/88186
7
この場所からの眺めはこんな感じです。
(35mm 換算で 27mm で撮影)
第1ターミナルがかなり遠くに感じます。
ちなみに,写真中央からやや左側に見える2本のタワーのうち,左側(屋上に白いドームが見える方)が管制塔,右側の少し背の低い方が本フォトギャラリーの前編で紹介した「ランプセントラルタワー」です。
ちょっと分かりにくいですが,写真右端に斜めに写っている道路は,消防車の詰所からA滑走路までの取付道路です。
滑走路に対して直角方向と,左右それぞれの方向に斜めに付いています。
これは,滑走路どちらの方向に対しても速度を落とさずに緊急出動できるようにするためだそうです。
誘導路が滑走路に対して斜めに付いている(*)のと同じ理屈ですね。
(*)「高速離脱誘導路」と呼びます。
さて,この場所に30分以上いたと思いますが,今回改めて感じたことは,離着陸する飛行機の少なさですね…。
離陸機は確か4機のみ,着陸機に至っては1機のみでした。
(しかも,着陸機は A320 だったので,あっという間に減速してすぐに誘導路へ抜けてしまい,目の前を通らずw)
もっとも,そのような暇な状態だからこそ,このように部外者が見学する余裕が出来たわけですし,これから乗る A380 のチャーターフライトも開催できたわけです。
8
消防車の詰所から再び観光バスに乗って出発します。
ここに来るまでの行きは滑走路の北側を回って来ましたが,帰りは南側を回って整備地区を通り抜けます。
このあたりはターミナルから見えない位置ですので,整備地区を間近に眺められるのは貴重な経験です。
ちなみに,新型レヴォーグの発表会をやった JAL のハンガー(格納庫)もこのエリアにあります。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/14b59f28d7c5acf8c9b37fa456676f23245187db/
このご時世ということもあり,整備地区には JAL や ANA の飛行機が数多く昼寝していました。
この写真の B767-300ER (JA621A) は Flightrader の履歴によると,毎週木曜日に杭州へ1往復しているだけで,あとは成田でお昼寝していたようです。
その後,整備地区のゲートを抜けて外に出て,芝山鉄道の芝山千代田駅前を通り抜けて第1ターミナル 4F へ向かい,そこで今回のオプショナルツアーは終了となりました。
今回のオプショナルツアーは天候にも恵まれ,消防車の放水訓練も間近に見ることが出来,さらには特別塗装機(BB-8 JET や,遠くだったため写真は撮れなかったが旧バニラエア塗装のピーチ機)も見ることが出来ました。
今回の添乗役の ANA 社員さんも「今までのオプショナルツアーの中では一番恵まれていた」と言っていました。
(続く)
タグ
関連コンテンツ( B747 の関連コンテンツ )
関連リンク
おすすめアイテム
[PR]Yahoo!ショッピング