オンボードコンピューター交換(その2:メーターパネル配線)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
「準備編」でお示ししたとおり、18ボタン仕様MIDのフル実装には8ボタン仕様にない配線を追加する必要があります。
チャイムのコネクター・表示切り替え機能付きウインカーレバー・外気温センサーは手配中なので、先に最も配線の多いメーターパネルまわりの作業を片づけることにします。
まずステアリングを一番下にチルトさせ、パネル上縁左右のT20トルクスねじ2本を抜いて外します…が、配線が短くて裏のコネクターを外すのに一苦労。E36はみんなこうなんでしょうか?
画像はメーターパネルを外したところです。青(X17)・白(X16)コネクタの各々に配線を追加していきます。
2
事前に調べた作業記録のほとんどは、配線を分岐するのにメーター裏でハーネスを切って三叉にする方法でした(中には「メーターパネル下の同じ色の配線のどこかにタップでつなげ」という乱暴?なものもありましたが)。
しかしながら、1つ見つけた動画で運転席フットレスト上(左ハンドルの場合)にある配線分岐パネル(splice panel)につなぐ方法が紹介されていました。
そちらの方がスマートなのでそうしようかと思いましたが、いざ現場を見ても狭いわやたら配線が多いわ外し方がわからないわということで、下手にいじって二次災害を招いては元も子もないのですっぱり諦めました。
3
ちなみにこの画像はその紹介動画から拾ってきたものですが、これを取り出すにはどうすればよかったのでしょうか。
(補足)
その後、別の後付け作業を説明したページで外し方を見つけました。ブラケットのボディ側(外側)上縁のツメを内側へ引きつつ全体を持ち上げると外れるそうです。
4
気を取り直して?配線に移ります。
まず元々端子すら入っていないX17の10番に、キットの余りのX1070(本体コネクター)から配線付き端子を抜いて差し込みます(画像上)。端子の部品は厳密には異なるようで、調べた記録には「やや大きいので端子を削るか横向きに入れろ」とありましたが、ラジオペンチでつまんで少し強めに押し込んだらさほど無理なく入りました(試しに横向きに入れたらコネクターカバーが引っかかって付けられませんでした)。
あとは本体から伸ばしてきたケーブル(エーモンの0.5sq赤線を使用)と圧着端子&熱収縮チューブで接続します。この配線の本体側はX1071の9番(白/灰)です。
5
あとは既存の配線に割り込ませる形になります。
コネクターの番号と線の色で目的の配線を確認し、切断して前述の方法でつなぎました。
接続するのは以下の4本です。
X1070の13番 ←(白/黒)→ X17の2番
X1071の5番←(白/紫)→X16の12番
X1071の6番←(白/黒)→X16の21番
X1071の7番←(白/黄)→X16の11番
6
わかりにくいですが、配線完成の画です。一々タグ付けして慎重を期しました。
しかし喜びも束の間、外すのに苦労したメーターパネルを今度は戻さなければいけません。手のひら1枚がやっとの隙間で配線長がギリギリの3つのコネクターを手探りで差し込むのが、正直な話今回の作業で一番苦労したところです。
7
苦心の末何とか元に戻し、いざ作動チェック。慎重を期した甲斐あって、一発で正常作動です。
画像は上から平均燃費・平均速度・目的地までの距離(初めに予定距離を入力)と推定到着時刻・推定航続距離です。
8
さらに、隠しメニュー(「1000」「10」キー同時押し)からさらに種々の情報を表示できます。
画像は上から燃料残量・電源電圧・ROMのタイムスタンプです(他にも多数あり)。日付は1991年6月25日…けっこう古かったですね。
あと足りないのは、元々欲しかった外気温だけです(笑)
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク