オンボードコンピューター交換(番外編1:隠しメニュー設定)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
E36型3シリーズのオンボードコンピューター(18ボタン仕様)では、左端の「1000」「10」ボタンを同時に押すと画像の隠しメニューが現れます。
隠しメニュー自体は8ボタン仕様にもありましたが当然ながら内容は異なりますので、まとめておくことにしました。ほとんど備忘録でしかないかと思いますが(笑)
ここで10と1のボタンで1〜21(欠番あり)の項目を選び、「SET/RES」ボタンで決定します。
2
メニュー番号と内容は以下の通りです。
01 : 表示テスト(液晶・ボタンLED全点灯)
02 : 瞬間燃費(L/100km)
03 : 瞬間燃費(L/h)
04 : 平均燃費(推定航続距離計算用)
05 : 推定航続距離(「RANGE」画面と同じ)
06 : (なし)
07 : 燃料残量(L、画像上)
08 : 瞬間車両速度(km/h)
09 : 電源電圧(V、画像中)
10 : 地域(表示言語)設定
11 : 各種単位・機能設定(16進数2バイトで指定)
12 : 平均車両速度(推定到着時刻計算用)
13 : 推定到着時刻(「DIST」画面と同じ)
14 : システムソフトウェアROMタイムスタンプ(画像下)
15 : DIAG(内部診断?)
16 : PORT(入出力ポートのリアルタイムモニター?)
17 : PROM(車両情報?)
18 : アラーム音設定(連続/断続)
19 : 隠しメニューロック設定(月と日の数値の和を入力すると解除)
20 : 燃費補正係数設定
21 : 初期化
「設定」の項目は数字キーで値を入力し、「SET/RES」で決定します。
3
11番の単位(ドイツ語で"EINHEIT")設定画面です。画面は2つあり、1000/10ボタンで画面切り替え・10/1ボタンで各々上下位の4ビット(0〜F)を入力します。
「1」でチェックコントロール機能の有効/無効・時計の12/24時間制表示などを設定できるらしいことはわかったのですが、ビットと機能の対応がわからず、とりあえず最初はチェックコントロール有効・24時間制になるという「7A」に設定しました(8ボタンでは直接12/24時間制を選べる項目があったのですが)。
なお、変更する際は元の値を控えておいた方がよいでしょう。
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この設定では、燃費の単位は標準の「L/100km」と「MPG」の選択になります。前者は欧州大陸・後者は英米で一般的な表記ですね。
メニュー10番の地域設定で日本を表すと思われる「J」を選んでも単位が日本流の「km/L」に変わるわけでもなく元から存在しないものと思っていたのですが、海外フォーラムをいろいろ探ったところ「km/LとL/100kmの組み合わせになってしまった」という話題がありました。
その中で、EINHEIT1を「C3」にするとkm/L表示を選べるという情報も見つかりました。
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早速試してみると、確かに画像のように燃費がkm/L表示になりました。ただ時計が12時間制になってしまったので、試しに「C3」と「7A」を4ビットずつ組み合わせた「CA」を入れてみたところ24時間制になりました(チェックコントロールも有効のまま)。推定航続距離の数字の前の「+」は、給油直後のデータ補正中であることを示します。
完全なビット対応表があればいいのですが、当面はこのまま行こうと思います。
ちなみに後で取扱説明書を参照したところ、どうも日本仕様車は初めからkm/L表示に設定されていたようですね。オンボードコンピューターの他に基準車ではタコメーター下に付く燃費計の説明図でも「km/L」で書いてありました。
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