サイバーナビ AVIC-VH0999のコンデンサ&キャパシタ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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拡大するとこんな感じです。この基盤は実は天板に逆さまに取り付けられています。
中古で買ったこのナビは、2019年に2度、メーカーに修理点検に出してます。
その時に冷却ファンなんかも新品に交換してもらってるのに、このコンデンサは手付かずだったようです。
これを放置してると、基盤を侵食し、やがて配線パターンも断線するとか。
ただ、プロの方から、これはコンデンサを固定する為のものではないかと指摘がありました。なんかベタ~と広がってるように見えるのですが。
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基盤の裏側に出たコンデンサの足を固定するハンダを除去し、コンデンサを抜き取ります。
溶け出て固まった液は擦ったり、アルコールで拭いたりして、綺麗にしました。
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新しいコンデンサを取り付けました。
交換したのは以下の3つです。
16V 2200μF × 1
16V 10000μF × 2
問題は10000μFのコンデンサで、元のが25mmと高さが低くて、モノタロウ等で売られてるニチコン等のメーカー品は35.5mmもあり、これでは入らないのです。
ようやく捜し出したのはYahooショッピング内のノーブランド品で30mmの高さでギリギリ収まりました。
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作業完了と思いきや、モニター側もコンデンサの液漏れが発生してました。
と言っても、開けただけではDVD/CDドライブの陰になってよくわかりません。
モニター部のほうはファンが回って無くて、やはりメーカーで交換してもらってますが、コンデンサには気付いてないのか、見て見ないフリなのか。
問題のコンデンサは右端の隙間とその後方にあります。
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DVD/CDドライブを取り外すと、このように液漏れしてるコンデンサが見えてきます。
この基盤を取り外すのは、本体側より厄介でした。
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新しいコンデンサは以下の2個です。
16V 4700μF
16V 2200μF
後方のゴールドのがオーディオ用のコンデンサです。
元から付いてたのにもAudioと書かれてましたから。
このモニター側にスピーカーを鳴らすアンプ等があるからでしょう。
ただ、このオーディオ用の4700μFのコンデンサの代わりがまた高さがあって、液晶画面が格納されると、ぶつかるかもしれません。
私のはその液晶画面は取り出して、オンダッシュ化してますので、問題は無いのですが。
後、右手前に見える立てたコイン型のが4Fのキャパシタです。
元から付いてたのは0.22Fで、それを大容量のものに取り替えました。狭い場所なので、このキャパシタしか入りません。
amazonで1800円からで、しかも中国からの発送で2~3週間もかかります。
しかし、ヤフオクで新品が330円で売られてました。
足が少し幅があり、メスで基盤を切り広げてあります。
このキャパシタはメモリー保護用です。常時電源が切れると、バックカメラや消音、オートフラップの設定が消えてしまいます。
私のはオンダッシュ化した液晶画面の角度調整が出来なくなってしまいます。
それを復活させるには、一旦、画面を水平に寝かせる(格納する状態)にしないといけません。が、それをすると下の純正ナビのパネルにぶつかってしまうので、純正ナビなどを取り外す必要があり、凄く厄介なのです。
だから、バッテリー交換などで絶対に常時電源を落とさないようにしなければなりません。
しかし、今回、このキャパシタを大容量のものに交換した事で、丸一時間、常時電源を切っても、メモリーは保護されていて、上記のような事をしなくても済むようになりました。
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取り替えた4700μFのオーディオ用のコンデンサが奥の方で頭を出してます。
この記事を見て、真似をされる場合は、液晶画面が格納された状態で、ぶつかるかどうか確認しておく必要があります。
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