VanVan50　２サイクルマフラーを復活できるか？＃4　-完-

-続き-
朝になりました。
マフラー内の廃油処理が終了すると陽が暮れてしまいました。
取り付け作業は翌日になりました。
作業２のボルトでマフラーを仮止めしてから、
２本のマフラーとシリンダーの接合ネジを取り外し時のトルクで締め付けます。
結構緩い感じなので少し不安です。
ガスケットがシリンダーから落ちます。
付け忘れないように注意が必要です。

ボディとの接合ボルトを本締めします。
これでマフラー接合は終了です。
その後にマフラーガードを取り付けて元通りになりました。
１本長いボルトがありました。
どこのか判らなくなりましたが、取り付け出来ない部分もありました。

サイレンサーを取り付けます。
サイレンサーに着けていたグラスウールは外しました。
中古購入した時すでにグラスウールが巻いていましたが、ふと考えてみたら、1972年にグラスウールなんか巻いてなかったのでは、と。
なので新しいウールはやめて消音材無しにしてみます。
サイレンサーの脱着はマフラ下部のネジだけです。サイレンサーをプライヤー等で摘まんで左右回しでねじらないとまず外れません。
はめる時は前後左右に動かしてネジ穴に合わせないとなりません。

うちのやつはオイル垂れ対策でクルマ用マフラーカッターを取り付けてるのでカッターを付けて完了です。

エキパイがかなり錆びて来たので、
軽く錆び落としをした後、
耐熱ペイント（艶消し黒）を濃い目に塗りました。
これで作業完了です。

結果発表
アイドリング時に白い煙はほぼ出なくなりました。
普通の５０ｃｃスクーターのレベルの煙です。
大成功です！
マフラーはあきらかに復活しています。
あと、スロットルをひねると白煙が出ます。
オイルポンプとキャブレターの調整が必要です。それはまた次回。

さて、ウールを取り外した音量ですが、
装着前と変わりませんでした。
ウールを付けてもオイルでベトベトになり、かえって悪影響が大きいので、装着しない方が良いという事がこれで証明されました。
２スト旧車にはグラスウールは不要です。
オイルでギトギトになって白煙の元凶になるだけでした。
以上でマフラー復活が達成しました。
-終-