お疲れ様です。
父のロードバイクをアラ還仕様にするシリーズその2です。
今回は私の考えるポジション調整についてです。
まず断っておきますが、私は自転車競技の経験は全く有りません。
私の自転車遍歴は、中学生の頃に古いツーリング車を親戚から譲って貰ったのがスポーツ自転車との出会いで、そこからロングライドやツーリングにハマり今に至ります。
車種としてはママチャリ、MTB、ピスト、ロードレーサー、ミニベロ等、色々乗ってきましたが、共通して言えるのがポジション調整(身体の使い方)で走りが激変するということです。
自転車は乗り手自身が動力源の乗り物なので、効率良く身体を動かせるポジション調整がとても重要です。
これはスポーツ自転車乗りの誰もが認識している常識ですが、多くの人が悩んでいる事柄でもあります。
スポーツ自転車に乗り慣れてくると理想を求め、色んなサドルを試したり、ハンドル幅やリーチを変えてみたりと、これがポジション沼への入り口です。
自転車の歴史は100年以上前から始まっていますが、未だに明確なポジション理論が確立されておらず、新たな理論が出ては消えを繰り返しています。
そのため、自転車雑誌で定期的に特集が組まれたり、書籍や映像が多数出版されています。
このことからも沼が広く深いことが伺えます。
また、人体は個体差が大きいので万人に当てはまる明確な正解が存在しない為、人によって理論が異なりプロの選手やメカニックでも真逆のことを解説していたりします。
(一般的なことと真逆のことを言えば注目を浴び書籍が売れるってのも有るでしょうが…)
そんな闇が深い、もとい奥が深いポジション調整ですが、私は乗り手の力量・特性・目的にあった無理のないポジションを目指して調整しています。
例えば、普段は運動しない人が、たまの週末にサイクリングを楽しむのであれば、次の日に疲れを残さないよう日常生活で使い慣れた筋肉を主に動かすポジションに
ダイエットやヒップアップ、太もものシェイプアップ目的には「大臀筋」とその横にある「中臀筋」を大きく動かせるポジション
普段から鍛えている競技目的の人であれば全身の筋肉、特に上半身を効率良く使え、さらに空気抵抗を考慮したポジションなど
また、一般的に20代と60代では筋肉量だけでなく、関節の可動域も減少すると言われています。
つまり、ポジションに無頓着でいるとケガに繋がるということです。
さらに、その日の体調により関節周りを動かしやすく感じたり、その逆だったりと、ベストポジションは日々変化します。
まとめると、「日々の身体の変化に合わせて自転車のポジション調整をしよう」ということです。
自転車やパーツが増え続けるのはケガ予防の為!
…うん、ケガ予防だからね。仕方ないよね。
次回は、父のロードバイクのポジションを例に具体的な調整方法について
最後までお読み頂きありがとう御座いました。
Posted at 2020/08/02 00:05:48 | |
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