「地雷グリコ」

射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――



窮地をものともせず飄々と裏の裏の裏まで読んで相手をハメていく真兎ちゃんの活躍が頼もしい。
軽く読めて楽しい小説。

こういう勝負強いヒトは実際にも居るんでしょうけど、その勝負勘の部分や理論を言語化するのは大変難しいですよね。
まあもちろんフィクションなんでなんでもアリアリなんですが( ^^)