高校2年のウチの次女、先日 鳥取は倉吉市で開催された駅伝大会に出走することとなり、応援がてら24時間余りで行脚して参りました。
今年の3月 長野県伊那市で行われた駅伝にも次女は出走しており、この種のイベントに関わりのなかった私は家内に誘われるがまま同行したのですが…一生懸命に頑張ってる娘の姿を真近で応援するのは何とも感慨深く
ついでと言ってはナンですが、こんな機会でもなければ知る事のない御当地の空気感や名産物に親しんだり(例えば伊那市の大会は「かんてんパパ」さんが積極的にサポートしており、御土産もココの製品を選びがちだったり)主目的以外にも発見に溢れており、仕事のスケジュールが許す限り私も観戦に参加させて貰っているのです。
今回、鳥取行きを敢行するに当たり、まだ長距離ドライブ未経験の330iクーペを出動させたい気持ちはヤマヤマでしたが…この老婦人よくよく考えてみりゃ左ハンドルの為、もしもの際カミさんに運転…って場合かなりリスキーだよなぁとかネガティブな感情も捨てきれず、いつものボルボで行くことにした。リスク云々を言うなら17万kmも走ってる欧州車で行くなよ‼︎的な心の声は敢えてのスルーです。
そして迎えた9/30土曜の夜。仕事を終え自宅に戻ったりしてたら到着予定時刻も遅くなる一方の為、奥さんに会社へ来て貰ってそのまま西への旅がスタート。目的地へはザックリ400kmちょいの筈だがアベレージ80km/h位で向かうと深夜2時…きっとヤル事も無いでしょ、ってコトで緩〜く走り始める。名古屋環状2号〜伊勢湾岸〜第二名神と高速ガラ空きの為、若い頃なら「時は金なり」とばかりに所要時間短縮に努めたであろう状況でしたが…出発から1時間程でパトカーさんに捕獲されてる御方を2件ほど目撃しており(こんな夜なのに仕事タイヘンっすよネお巡りさんたちも)クルーズコントロールを制限速度位に合わせ左側車線を粛々と進む。琵琶湖ほとりの大津サービスエリアで休憩後、京都東ICを過ぎた辺りから1時間弱ほど滝の様な大雨に遭遇し80km/hをキープするのも困難な視界だった為ペースを落とすも、タイヤ(3年前モニターキャンペーンで貰ったクムホ製)の接地感に不安はなく、雷鳴に怯えるカミさんをリラックスさせるべく日常会話を愉しむ。
そうそう。韓国タイヤと言えば
※ちなみにネクセンジャパンHPに拠ると、このタイヤの日本語表記は『Nフィーラ』らしいスけど…汗
最近BMW新型X1のライン装着タイヤとしてNEXENのN-FERAって銘柄のを履いた個体を目にする機会が増えたのですが、正直なトコこの名前ふつーに読んだらNフ◯ラじゃないッスか。乗り出し600万する新車を買ってコレ付いてきたらイヤだなぁと思うのは私だけでしょうか?
そうこうしてる間に高速道路は豊中〜宝塚を抜けて中国自動車道へ。途中SAに立ち寄ると土産物コーナーに明治のカールが並んでるから会社へのバラ撒き用に10袋位まとめ買いしたりして。再び高速道路に戻り佐用JCTから北上し鳥取自動車道へ。片側1車線主体で制限速度70km/hの控えめな道路ですが、何せ初めて走るこの道…無料区間がずーっと続くから貧乏人の私には有り難い。途中 追い越し可能区間で地元ナンバーの速いFD2シビックRにブチ抜かれたりしつつ、ノンストップで鳥取市内へ。きっと大物国会議員が故郷に錦を…と、こしらえたであろう鳥取道に別れを告げココからは下道へ。何となく鳥取市内をフラフラするも、駅伝のスタートたる朝10時迄まだ7時間もあるョ…ってコトで海に面した某所で少〜し仮眠。
目覚めると日本海は清々しく波を寄せ私たちを迎えてくれて気分もアガる。目的地たる倉吉市内へは1時間もかからないし余裕ダナ。せっかくだから奥様から提案された「因幡の白兎」にでも、と
そもそも因幡の白兎って何だっけ?とGoogleさんに教えを乞いつつ寄り道。車を停めると真っ白な猫ちゃんがニャーニャー迎えてくれて猫好きな私はソレだけで嬉しかったりして。立派な鳥居の奥には
何故か白兎ならぬ白にゃんこが何匹も居てビックリw
朝の白兎神社で娘の奮闘や旅の安全を祈願し
少し走って「はわい」でパンケーキでも、と立ち寄るも
まだ残念ながら営業時間前だったので倉吉市内でモーニングでも食べよかね、と奥さまがナビしてくれたのは…
地元 愛知県発祥のコメダ珈琲店である。いゃ確かに気持ちは解るのよ知らない土地で迷走するの嫌だしね。駐車場には私たち以外にも名古屋や尾張小牧ナンバーが散見されて軽くウケる。期間限定のマロンジェリコ、とても美味であります。
スタート1時間前には会場入りし、チームの皆さんと前乗りしてた娘を発見し声掛けしつつ散策。晴天に恵まれ少し暑いからか地元の白バラ牛乳のノボリにソソられます。
先導してくれる白バイさん。気恥ずかしくて撮れなかったけど、片方の操縦士はスラッと長身の女性でカッコ良かったっス。
第一走者たる娘は60何チーム中の15位くらいでグランドを出て行き、あとは無事ゴールしてくれるのを祈るのみ。およそ1時間あまりでチームメイトがゴールイン!お疲れ様でした^_^
この後、男子チームを見届けてバスで帰る娘と別れ、私たちは帰途につく。出発時に自宅近所で燃料満タン入れて来て貰ってましたが、この調子なら何とか無給油で帰れるかな?何も言わずとも白バラコーヒー買ってきてくれる奥様に感謝。美味なり。
お昼過ぎには倉吉を出発し、鳥取市方面に向かう。
特に今まで触れてこなかったが、夏場の長距離ドライブにはシートベンチレーターの存在はメチャありがたい。ロングドライブでお尻や背中に汗かいてもコレ付きだとスースーして快適なんスよね。日本仕様のメルセデスやBMWだとDセグメントの車にベンチレーターなんてオプションでも選ばせてくれないからなぁ…ボルボ様ありがたやありがたやm(__)m
せっかく鳥取来たんだから、と砂丘に到着。
私、たぶん27年前?大学4年の夏に舞鶴〜下関をオール下道で走破した時に鳥取砂丘も寄った筈なのに何故か記憶ぜんぜん無くて(-.-;)y-~~~かみさんは初めてらしく、こりゃ寄らない訳にはイカンだろ、と。
停めた無料駐車場の脇にある 土産物屋さんのテラスから見下ろすだけでも雄大さは感じられるのだが…
スキー場に在るよーなゴンドラを降りると…
そこは一面にわたる砂の世界。我が家で身近な砂丘と言えば浜松の中田島砂丘ってのがあり、そこはソコで私も好きな場所ではあるものの鳥取砂丘はやはりスケールがデカい。
残念ながらラクダさん体験は叶わなかったので裸足になり「馬の背」と呼ばれる奥の丘陵を目指す。距離にしたら400m程らしいのですが舗装路を歩くのとはワケが違うからね。しかも窪地から丘の上へは高低差75mあるらしくヒィヒィ言いながら登りきると…そこは大海原が眼下に広がる素敵な眺望と、大量の砂まじりな海風がビュービュー吹きつける非日常が待っており「あぁ来てヨカッタな」と大満足。ここぞとばかりに写真も撮りまくったのですが、どれ見てもアノ感動は伝わらないから敢えてアップしません。正直、行く前はデカい砂場でしょ?とか侮ってましたが、鳥取に来たならこりゃ絶対に行くべきですね。若い頃の私は運転疲れのせいにして駐車場で眺めただけで知ったツモリになってたんだろーなぁ。深く反省。
そー言えば昼ごはん食べ損ねてたので夕方4時なんて変な時間なのに満席な回転寿司に寄る。山陰の海産物を食べたいのに屋号は「北海道」…とかツマラん事は言いっこナシで。私も家内も最早いい歳だから量は食べられませんでしたが、何を食べてもウマい‼︎しかも2人で5000円位かなぁとか思ってたら3000円にも満たない御勘定…何て素晴らしいんだ鳥取‼︎すっかり気に入りました。
夕暮れ時を迎え、(たぶん)石破茂パパ肝入りの自動車専用道路を舞い戻る。佐用JCT手前30km位?な道の駅で休憩してたら運転変わろうか?って奥様が申し出てくれたので甘えさせて頂いたのですが、助手席で寝るでもなくヨタ話を愉しんでたら30分くらいで気力も回復したので再びステアリングを握る。アップダウンと適度な曲率のコーナー多めの中国自動車道を元気な時に走るのは私けっこー好きなんです。往路と違いペースを上げ、早よ帰ろぉと神戸JCT〜高槻は山の中を走る新名神経由でグイグイ距離を重ねて(蓬莱551の豚まんを買うべく大津SAだけは立ち寄りつつ)21時前には愛知県に戻って来たのだが…
気持ちよく5気筒2.5Lターボを回し続けた因果応報と言うべきか燃料残量警告点灯(゚д゚)!いつもなら名港トリトンとかフルスロットルで駆け抜けがちな私でございますが今回ばかりは借りて来たネコの如く3車線の一番左を、更にトラック背後のスリップストリームでセコく走る。自分ひとりだったら何とか岡崎まで帰れるかな?とチャレンジしたくなるガス残量だったが、奥さまに余計な不安を抱かせるのも嫌だったので刈谷オアシスで給油しつつ帰宅。この車のパワトレ、元を辿れば30年前に850系で市場投入された旧態依然のポート噴射エンジン&100km/hで2000rpm位は回ってる燃費向きとは言い難い6速ATなんですが、フルタンクで航続距離およそ850km、約12.5km/㍑とリーズナブルな燃費で走ってくれた様だ。
そう。今回の旅は500miles a dayという
いにしえのアルシオーネSVXのキャッチコピーを
実践するかの如きグランドツーリングとなりましたとさ。
丸一日いなかっただけなのに「パパママお帰りィィィ」と出迎えてくれる猫たち…あ〜可愛ぃナリ♡おやすみなさい(-_-)zzz
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2023/10/07 00:01:59