[純正シートを『魔改造』せよ]No.1
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
7月29日(土)8h
[純正シートを『魔改造』せよ]No.1
ここ新潟でも最高気温が35度に達したこの日。
午前10時では、そこまでは上がってはいなかった。
思い付きで始めたのは、背もたれの方。
腰に当たる痛みを止めるのは、直接丸パイプに当てなくすれば良いはず。
背もたれの縦寸法は、脇下から腰骨の一番上までの間。
その横寸法は、前方から見たところの脇から腰とほぼ同寸法。
鋼板をそこに当てるとして、両脇の前方への丸みは、両端を前方へ曲げる事で付けられるが、その湾曲が丸パイプとの間を広げ、弧の頂点だけが丸パイプとの接点となると、平らな机に筒を置いたように左右に動くとそちら側に背もたれ全体が傾いてしまうと言う事になる。
これを止めるには、背もたれの中央はそのまま接し、両脇の間隔の大きな隙間にスペーサー的な物を入れて支えれば良いのじゃなかろうか。
と考えをまとめると、加工のし易さを考慮すれば、鉄となる。
だが、家にある鉄板でこの大きさの薄い物が無い。
一方、アルミ板に3.0mmくらいのちょうど良いのが見付かった。
予定とはちょっと違ってくるが、これにしようか。
『魔改造』の前に、先ずは純正の構造を解説する。
背もたれクッション部の骨組みは「∩」字型に針金が入り、黒〇の2ヶ所の針金輪[以下「輪」]で、背もたれ本体に結び付けられている。
表皮は赤〇でクッションに輪で結び付けられている。
これの上端は「∩」字の中心に溶接された平フックで、背もたれ本体の首後ろ位置で鉄棒に引っ掛けられている。
その一方、下端は背もたれ本体下端裏側にある位置で、背もたれ本体表皮裏側と輪で結び付けられている。
2
それでの作業。
クッション部を内側に湾曲させたいので、アルミ板に対しクッションが弛むように余らせて、アルミ板に付ける輪を強く掴むように「∩」字に別の針金を這わせ、左右の縦部分は縁のアルミ板を巻いて針金を包む構造にする。
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かなり大き目に切出したアルミ板の左右を丸め、背から腰の形状に合わせる。
(まんま上の図通り、笑)
4
針金を巻き入れるための幅を考えて、アルミ板の方に青〇位置に穴を開ける。
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おおよそ丸めた部分に針金をあてがい、
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ツカミ・プライヤー・ラジオペンチ・ペンチ等で巻いて行く。
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初めてにしては、まあまあ上手く行き、穴の外側縁に針金が位置した。
背もたれ本体との2ヶ所の輪による結びは諦めて、上端の平フックと下端の5ヶ所による裏表皮との結び付け輪にする。
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そうなれば、赤〇の輪結びをやる。
最初純正で付いていた輪で付けてみたが、長さが足りず、持っていた針金を自力で丸めて結ぶ事にした。
針金も太くて縁巻きから入れて、ウレタンに埋もれる枠に潜らしてアルミの穴に出す。
これを先ほどの工具類で丸めて輪を少し重ねるように曲げる。
上手く輪とするのには、握力が必要で最近はもっぱら力仕事をしてないオレσ(-。-)の腕には疲れがでかい。
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心配していた腰の当たりはどうなったのか確認するために、背もたれ本体に平フックを掛けて、どんな位置に来るのか確かめてみる。
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想像していたよりもクッション下端がずっと下に位置し、アルミ板は背もたれ本体の丸パイプより50mmは下に出てしまっている。
これじゃあアルミの下端は直線になっているし、クッション表皮の下端を裏表皮に結んだら、必ず当たって切れてしまう。
ここでアルミ板にしといて良かったとつくづく思う。
先ほど書いといた線に合わせ柳刃と直金切バサミを駆使し、アルミの下端と丸パイプに被るようギリギリの長さに「U」字型に両脇を丸めて切った。
それに伴い、脇に入れた針金は、アルミ板に合わせて、下の「U」字型の縦の終わりの位置で止める。
アルミ板の切り残った部分に合わせて針金を切り、先端を返しておく。
これで、背もたれクッションの加工は終わりにする。
心配していた傾きは付けてみて使ってみてからの対策が必要ならやるし、要らなそうならやる必要も無いだろう。と適当)
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