(前にも書きましたが、この32シーマが登場した時、今は亡き徳大寺有恒さんが「バブルが弾けて拝金主義に疲れた日本。これからは心の豊かさを求める時代へと向かう。」と予言されました。残念ながら、上品さを求めた32シーマの売れ行き同様で、そのような時代は訪れませんでした。)
(32シーマCMの「when I need you」に似ているからか、最近この曲がお気に入りです。古くさいと笑ってください。でも、良いものは良い。心豊かになるきれいな曲調だと思います。それは心がすっかり貧しくなってしまったから余計にそう感じるのかもしれません。最近、人付き合いに煩わしさを覚えるようになりました。世の中がどことなくぎすぎすしている気がします。苛立っている人が多い。「失われた歳月」と言われたコロナ禍…。そんな時が過ぎ去ろうとしている今、犯罪が増え、しかも利己的、そして病的なニュースの多さに心が痛みます。先週の立てこもり事件も私が住む街のほど近くで起きましたが、毎日配信される地元紙の記事を読み深めていくほど、悲しくなっています。他との関わりが苦手になり、やがて孤立し、鬱的になる…。「孤」の社会に成り下がってしまいました。これも1つのコロナ後遺症…失ってしまったのは大切な「本分」なのかもしれません。)