さて仁摩のサンドミュージアムを後にして次は本日の宿泊地、温泉津温泉へと向かいます。そこから少し走るともう、山また山、トンネルまたトンネルの連続です。トンネルの中が幾分涼しいのが救いです。そして暫く走りますと温泉津温泉の看板がありましたので指示通り右斜めの道に入ります。
温泉津駅を左に見て奥へと進みます。
まだ時間は早く旅館のチェックインには間がありますので、温泉街を通り越して海沿いの道をそのまま走り続けます。行けども行けども「やきものの里」以外なにも目ぼしいものがありませんので、また引き返して、来る時気になった狭いトンネルに入ってみました。

それを抜けると左手に綺麗な海が広がっていました。
そこからまた温泉方面に戻り写真撮影などしていますと、道路左手の岩盤を見ますと岩肌を削って、そこに観音様が祀られています。相当傷みは激しく随分昔からあったものと想像できます。
その近くには驚いた事に割と大き目の礼拝所或いは観音堂らしきものがやはり岩肌を削って作られています。

中を覗いてみますと
いくつものお地蔵様が安置されており、中ほどは観音様でしょうか。
これは大変な仕事だったと思います。昔は今と違い手掘りですから。当時の人々は信仰心が厚かった事が窺えます。後から調べてみるとこれは浜観音と呼ばれるもので事によると毛利元就の時代のものである可能性もあります。残念ながらネットではそれ以上調べる手立てがありませんでした。
さて午後3時も過ぎましたので、本日の宿泊先旅館、輝雲荘 (きうんそう) へと向かいます。
玄関で名前を告げチェックインします。受付の20代前半と思しき可愛らしい尾根遺産に今日着ているウエアの事を尋ねられました。
「そのシャツってキラキラ光るのですね」と、「ライトで照らされたら反射すると思うよ、まだ昼しか着てないけど」可愛こちゃんと話すとドキドキしますね ←ウソ、ウソ(笑)
ルネッサは向いの車庫に止めさせてもらいます。
本日泊まる部屋に案内してもらいます。部屋は比較的フロントに近い場所で分かり易くていいです。部屋の名前は「聴雨」(ちょうう) だとか、趙雲子龍みたいなもんですね←三国志か !
キンキンに冷房の効いた部屋で一通り説明を聞いた後早速温泉に浸かります。
画像のバックが暗いのは夜中に撮ったからです。
温泉できれいサッパリ汗を流した後は今夜に備えて勝負パンツに履き替えます。無駄、無駄(笑)
着替えてから暫く温泉街を散策してみます。
紫陽花のミニチュアみたいな花ですね。
おっ
こんな雰囲気でスナックとはこれまた凄い、遊郭かと思いました。ケッ、白々しい !
床屋 丹頂 チョンマゲからナウな髪型まで ←受ける~、「散髪ナウ」ってか !
ずっと歩いて本通りに出て海沿いの道を歩きました。
すると出てきたこの案内標識
おおくぼ いわみのかみ 逆修塚、これって銀山奉行の大久保長安の事だけど石見銀山にも墓はあった筈だけど・・・。
とりあえず、その愛宕神社まで行ってみます。
愛宕山の石段を登って程無く到着。左にそれと思われる五輪塔があります。
これが愛宕神社
五輪塔の側面には確かに大久保長安の事が彫り込まれています。ネットで調べたら逆修塚というのは生前に建てる墓の事だそうです。
ところでこの大久保長安という人物、元々は武田信玄の家臣であったのですが武田家が滅んだ後、徳川家康の配下になり、鉱山奉行として、その才覚を認められ徳川家でも二大派閥である大久保派に属する事になるのです。徳川家にとって鉱山採掘技術に秀でた長安はさながら、打ち出の小づち的存在だったのかもしれません。 ところが、その長安が没すると、あろう事かその子供が全て主家、徳川家によって誅され、その血脈は途絶えてしまうのです。
これは多くの歴史研究家によると、大久保家と対抗する本多家としては大久保家の伸長振りが面白くない、そこで彼等に謀反の濡れ衣を着せて葬ろうと画策し、家康と面会の折りにそれとなく「大久保殿は殿の〇男の〇〇殿と親しくされております」とか「大久保殿のあの贅沢な暮らしぶりは殿にさえ及ばないもの」とかなんとか会う度に吹聴して、最初は本気にしなかった家康も何度もその話を聞かされ、やがて真剣に憎むようになり、「憎っくき長安め、一族皆、いてもうたれー」と横領と謀反の疑いで誅したというのが大方の見方のようです。
本多氏による讒言説ですね。昔はこんなケースで非業の死を遂げた者がたくさんいます。
あの源平時代のヒーロー源義経も兄の頼朝に憎まれ殺されたのは何も勝手に他から官位をもらった事だけが原因ではなく頼朝の側近である梶原景時が義経とウマが合わず、この景時の讒言がかなり効いていると思います。景時の讒言癖は回りが大いに迷惑したと言います。
これは現代でも北朝鮮あたりでは平然と行われている事だと思います。
さて話が随分逸れましたが愛宕山から下を見てみます。
そこからまた山を下りて温泉街を旅館の方に向かって帰ります。
よう くされ温泉津へ !! クサレやとー、ケンカ売っとんのかワレ―、ガタガタ抜かすと
ケツの穴から手エ 突っ込んで奥歯ガタガタ言わすド、コラ !
完全な思い違いでおす。 あんたはん、もうちょっと冷静におなりやすゥ、ってここは京都かい !!
旅館に帰って早目の夕食を待ちます )^o^( 次号も内容は無いよー、ダジャレです。 何も期待せずにお待ち下さい。
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Posted at
2019/08/04 16:28:29