エンジンOH④ ヘッドガスケット交換
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この機会に重量合わせもしようと
思いましたがコンロッドの刻印を
削っても大して減らず、横のリブを
削って強度落とすのも嫌だったので
気筒差0.6gに留めておきました。
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ピストンリングも組み付けました。
やりやすい手順は
①スペーサー
②ロアレール
③アッパーレール
④セカンドリング
⑤ファーストリング
です。
無理矢理入れると折れるので注意
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こちらもメタルにASPを塗布
コンロッドのネジ山とナット座面に
オイルを塗布してピストンを組み付けました。
コンプレッサー持ってましたが使用せず
細いマイナスドライバーでリングを
縮めつつピストンを挿入しました。
シリンダー壁にはオイルを塗布しておきました。
ここにASPはよろしくなさそうです。
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締め付けトルクは33N・mです。
ようやくエンジンらしくなってきました(^^)
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次はいよいよメインイベント
ヘッドを組みます。
ヘッドガスケットはForestEngineeringの
強化メタルガスケット0.71㎜です。
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ガスケット取り付け面をヘッド、ブロック
ともにしっかり脱脂
シリンダーブロックに位置決めピンを
オイル塗布してから挿入
ガスケットにはカッパースプレーを吹付
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ヘッドボルトのネジ山にオイルを塗布後
順番通りに30N・mで締め付け後
49N・mで締め付け、逆の順番で
0トルクまで緩めたらまた49N・mまで
締めて本締めは57N・m…ですが
このメタルガスケットは64N・mで
締め付ける設定らしいので本締めは
64N・mでしました。
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カムもとりあえず取り付けます。
順番通りにボルトを11N・mで締め付け。
一度で締めず2〜3回に分けて少しずつ
締めるらしいです。
ボルトのネジ山にはオイルを塗布
カムジャーナルにASP塗布
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次にタイミングチェーンを取り付けていきます。
12761-73G01
宝物庫からテンショナーの受け側樹脂が
出土したので交換しました。
12813-73G00
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右が取り外したほうです。
大して変わりはありませんが
少し凹んでいます。
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テンショナーやガイド等を規定トルクで
取り付け後、先ほどのテンショナーのカバー?
はテンショナーを縮めた状態で
マイナスドライバーを刺して維持してから
取り付けます。
チェーンにはオイルを塗布します。
ガイドの方にはASPを塗布しました。
ガイドは問題なさそうでしたので
そのまま再利用しました。
茶色の方だけ少し摩耗が見られたので
予備の洗浄済みの物に交換しました。
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ひとまず形になりました(^^)
人生初のチェーン取り付け…
タイベルより簡単ですがここに
辿り着くまでを考えるとタイベルの方が
楽かもしれません。
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かなり綺麗になりました…
腰下もバラしてよかったです。
とりあえずコマズレしないか
クランクを回して問題が無ければOK
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ちなみにこれ分解前です。
相当綺麗になったのが分かりますね(^^)
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せっかくカムが付いたので
バルブクリアランスの調整を行います。
洗浄して全て同じ場所に戻しましたが
結構ズレました…
EX側は分解前のクリアランスを考慮して
全てシム変えましたが裏目に出てしまったようです…
左のページ
黒字が分解前
赤字が組立後
右のページ
大きい数字が分解前
EX側の下に小さく書いている数字は
組立時に付けたシムです。
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1か所1か所慎重に合わせていきます…
SSTなんて持ってないのでマイナスドライバーで
押し下げてシムをこじって磁石棒で
取り外して交換しました、ほんとしんどい💩
基準値は冷間時0.18〜0.23㎜なので
出来る限り基準値下限ギリギリを狙い
0.18〜0.2で合わせました。
リフト量多い方が強そうなので(小並感)
エンジン沢山バラしたのでシムだけは
いっぱいあって良かったです。
バラしたことはあっても組んだことは
あまりないです()
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次はオイルポンプ組んでいきます。
皿ネジとリリーフバルブは新品交換しました。
リリーフバルブは再使用可ですが
スナップリングのみ再使用不可となっています。
だったらせっかくだしセットで交換した方が
気分いいです。
バネもヘタってる事がまぁまぁありますし…
リリーフバルブにはASPを塗布
02122-0616A(マジ六角とかトルクスにしろ💢)
皿ネジ
16150-60A20
リリーフバルブセット
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定番のシム増しもしておきます。
これは車庫で拾ったホムセンワッシャー
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リューターでワッシャーの内径を拡げて
バネの皿にフィットさせました。
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太めのプラスドライバー等で
押しながらスナップリングを固定して完了!
スナップリングには向きがあるので注意。
あとしっかり溝にハマってるか確認しましょう。
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ローターのクリアランスも適正値
だったのでASPを塗布して組みます。
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皿ネジは11N・mで締め付け
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ここで唐突にびふぉーあふたー
びふぉー
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あふたー(^^)
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クランクシールもオイルを塗布して
その辺に落ちてた33㎜のソケットで
打ち込みました。
ツラまで打ち込む人と奥に当たるまで
打ち込む人でわかれててよく
分からないので今回は奥まで打ち込みました。
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