リバース連動ミラー 取付
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次にミラースイッチを取り外して、ミラーの信号をカット・取り出しをしていきます。
ミラースイッチは適当にパネル外しを突っ込むと外せます
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スイッチからコネクタを外します。
ここから先が鬼門で、ケーブルをカットして、リバース連動ミラーから来ているケーブルを割り込ませます。写真では1本すでにカットしています(白色)
カットはコネクタ側のケーブルにもある程度余裕を持たせてカットします。
そうすることでしくじったときにコネクタで元に戻せる余裕を持たせます。
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カットするケーブルはこちら。画像右側がヴィッツのミラーコネクタです。コネクタがスイッチと接続する側から見ています。
7番ピンの白色(調整下降・右線)、17番ピンの紫色(調整左線)、25番ピンの赤色(調整上昇線)です。
トヨタ車のミラー調整は下降と右向きに関しては共通のケーブルでうまいこと信号を送って動作しているようなので、7と25ピンだけカットして終わりにならず、17番ピンのカットも必要になります。
(17番ピンのカットが必要だという情報を入手するのにめっちゃ手間取りました。さっと探して一番先に手に入る情報が「7と17だけに接続」とか、「5と7に接続」とかいう情報なので、うっかり作業すると死ぬので注意してください)
スイッチの仕組み的には、下降時には7番と25番をつないで正の向きに電流を流す・上昇時には逆向きに電流を流す。右時は7番と17番をつないで正向きに電流を流す・左時は逆向きに電流を流すことで制御しています。
ところがリバース連動ミラーシステムの下降制御時には、スイッチ部分の動きに関係なく、ミラー下降・右線に電流を正むきに流すので、右に動かしたくなくても勝手に右に動いてしまうので、17番ピンを切ることで、そもそもの電流の流れを許さないようにしておきます。
(画像は関連情報URLからの引用です)
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手順4の仕組み説明で、ミラー調整下降時に左右調整のモータにも信号が流れてしまうので、右向き線を切りましたが、切ったままでは左右調整が全くできないので、リバースに入れたときだけ、ケーブルがきれるようにする必要があります。
そのためにリレーを使ってこれを制御します。エーモンのコンパクトリレーが1C接点で手軽に手に入るのでこれを使います。(リレー電源OFF時に制御線を結線できてれば良いので12V駆動の1Bリレーでも良いです。コムエンタープライズさんで直接キットを買おうとするとリレーも一緒に買えるようにオプションにあるのでそれを使っても良いです。)
黒線をアースに、青線をリバース信号線に、白線と黄色線を17番ピンをカットして所に割り込ませます。赤線は使わないので切り取って絶縁します。
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最終的に下記のように、システムからの線・カットしたスイッチ側の線・カットしたハーネス側の線・リレーからの線をつなぎます。
システムからの緑/白線 - ハーネス側白線
システムからの桃線 - スイッチ側白線
システムからの緑線 - ハーネス側赤線
システムからの黄線 - スイッチ側赤線
リレーからの黄or白線 - ハーネス側紫線
リレーからの白or黄線 - スイッチ側紫線
奥にみえているのはナビ裏からとった電源や信号線です。こいつらは、
システムからの赤線 - 常時電源線
システムからの黒線 - アース線
システムからの橙線 - リバース信号線
システムからの灰線 - 速度信号線
と接続します。
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全部結線したらテストします。
・システムと各ケーブルをとりまとめたコネクタを接続すると、リレー音がする
・リバースにシフトをいれると、リレー音がして、ミラーが下に下がる
・リバース以外にシフトをいれると10秒後に下がったミラーが上がって元に戻る。
・リバースからドライブにシフトをいれて、すぐに動き出すと10秒たたないうちにミラーが上がって元に戻る
これら4つの動きをクリアできれば、合格です。ミラーが動く時間などの設定ができるので説明書に従って設定します。
設定がおわったら全てを元に戻して完成です。
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