インプレッサGC8 ルーフベンチレータールーバー自作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ルーフベンチレーターがついてる人はわかると思うのですが、エアコンの代わりに涼しくするという目的のわりには、ドライバーに風がほとんど当たりません。後部座席の人からは「涼しい」と好評ですが…()
実質エアコンレス仕様(ただのガス漏れ)に今年の夏はあまりにも酷。せめてベンチレーターの風向をなんとかできないものかと…
実際のラリーカーの場合、ベンチレーターに送風口がついており、風向きを調節するルーバーがついています。この間の志賀高原オフで実際のラリーカーを見せていただいた際にそのことを知り、これはぜひほしい!と思いました。しかしそんなパーツは調べてもどこにも出てこない・・・一応ALEXというメーカーが出してるみたいですが、絶版で手に入らない…
で、いろいろ調べた結果、”オデッセイの送風口を流用する“という方法を発見しましたので、これはやるしかない!ということで早速ポチり。2000円ちょいで手に入れることができました。
今回用意したものは
1.RB1オデッセイ送風口
2.2mmABS板
3.スプレー缶(ソニックブルー&艶消しブラック)
です。
ABS板は価格と加工のしやすさを考慮してこの厚さにしました。耐久性はよくわかりません()
2
まずベンチレーターの枠を外します。取っ手部分の2本のネジ(赤丸部分)と、7つのクリップ(黄色丸部分)で固定されています。クリップはある程度ネジ部分を回して、半分くらい出てきたところでつまんで引っ張ると外れます。
クリップはしばらく取り外していない個体だと固着して外れないかもしれません。どうせいくらもしないものです。そのときは破壊しちゃいましょう。
ネジは元に戻しておけば、枠がなくてもベンチレーターの使用は可能です。
3
外した枠をASB板に当てて型を取り、カッターでシコシコ切っていきます。この時少し余裕を持ってカットしておくと良いです。ネジと取っ手を固定する部分をカットするのを忘れないように!
クリップを固定する穴はドリルで開けます。勢い余って周りヒビを入れないように注意です。
4
送風口の加工をしていきます。送風口裏側のいらない部分を外します。この時点で送風口部分を外してくと作業が楽かも。
私が購入したやつは、角が少しはみ出すので、手書きで大体の型を取り、ホットナイフで切り落としました。糸鋸等でもいいかと思います。裏側にいらんねじ穴筒があるので、それもカットします。
カット直後は不格好なので、80番くらいのペーパーで丸みを整えました。その後、カットした表面を薄付けパテで盛りました。正直ここは失敗しました()
取っ手が入る部分はマスキングテープで養生し、そこに鉛筆で型を取り、カットします。現車あわせで取っ手が干渉しないよう削って調整しておきましょう。私はこの作業を忘れていて泣きを見ました。
5
ABS板と合わせ、枠や取っ手と干渉しないか確認します。またここで丸みや左右バランス等をペーパーで整えます。この辺は完全に目視でやってます()
ドリル穴開けは失敗したわけではなく、本来コレは裏面なのですが、裏面の方がバランス良く取り付けられるので、急遽こっちの麺での取り付けに変更しただけです。
…あれ、コレって結局失敗と同義では()
6
成型、干渉確認が終わったら塗装に入ります。私の場合、前オーナーが枠をボディ同色にしていたので、ABS板を同じくボディ同色、送風口を艶消しブラックで塗装しました。
送風口と送風口土台は分解してから塗装します。送風口は塗料が入りにくいので、ちょいちょい羽の向きを変えながら吹いた方がいいかもしれません。
耐水ペーパー1000→1500→2000→コンパウンドの順で磨きをかけてみました。突貫作業なのでそんなにキレイではありませんが、対して目に入らない部分なので気にしないことにします()
7
塗装が乾いたら送風口を組み直し、ペット板と送風口をアロンアルファ強化版(?)のスーパーXで固定していきます。
送風口のカットによっては隙間ができてしまいますが、風量に影響はありません。強度もたぶん問題ないかと思いますが、パテ盛りしておくとより確実かも。
接着が乾いたら、枠と送風口を両面テープで固定します。クリップだけでも固定できるとは思いますが、強度のことを考えて念のため。
ビス留めとかはしてません。ベンチレーター本体は割と希少パーツなので、基本的に無加工でいきたいんですよね。その辺気にしないよって方はビス留めした方がより確実な固定になるかと思います。
ちなみにこの時点で作業開始から1ヶ月近くたって、あの夏の暑さは大分過ぎ去っております()
8
後は元に戻して完成です。ちなみに私はこの時点でカット幅が狭く、取っ手が干渉してしまったため、泣く泣くペーパーで削って調整しました。
いろいろ雑だったけど、いざ完成してみるとなかなかいい感じです。もっとも、ほとんど目に入らないところですが…。
これだけ大きくカットしても、そこから風が逃げることなく、30km/hから涼しい風が身体に当たります。60km/hで扇風機の中~強程度の風量を得ることができます。また、運転席側の窓を少し開けることで空気の流れができ、40km/hでも60km/h時以上の風を感じられます。めっちゃ涼しいです。
缶スプレーの値段がちょっと張りますが、それ以外はたいした出費でもないので、ベンチレーターの風向で悩んでる方は是非自作されることをおすすめいたします。
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