
決行してきました。
決行してきましたよ、理解不能の長距離ドライブをね(笑)
目的地は三重の湾岸長島PAです。
千葉からなので往復で750kmです。
なんと、行って帰ってくるだけです。日帰りです。何かするために行くわけではありません。
実は私は去年全く同じことに挑戦して、見事に散りました。
去年は最後まで完遂できませんでした。
最近の私はとにかく思い悩んでいました。
ほぼ毎日、毎週、毎月が同じことの繰り返しで無限ループにハマり込んでいました。
大げさですが、このままでは鬱になるのではないかと思うほど苦しみました。
無限ループにハマり込んでいる原因は、当たり前ですがいつも同じことしかしていないからです。
いつの間にか自分の中で予測できることしかしなくなっていることに気づきはしたものの、そこから一向に抜け出せません。
何か突破口になることが欲しいと思って考えたのがこれです。
東京から名古屋や関西まで車で行って一泊して帰ってくる人はいるでしょうが、東京から車で行って日帰りで帰ってくる人はよほどの運転好きか運送業でもない限りなかなかいないでしょう(笑)
湾岸長島PAに行くこと自体に大した意味はありません。
人に話しても理解されませんし、理解してもらおうとも思っていません。
片道6時間のドライブで、休憩などを含めるともっとかかります。
私には無数の言い訳がありました。
「そんなの何の意味があるのか?」
「体力的にキツすぎてできるはずがない」
「変なことをして翌日に影響が出たら困る」
「結局やらずに終わるに違いない」
自分の中では何かを変える必要があり、昨年同様半ば無理矢理出撃しました。
去年は11時に出たら途中の浜松で時間切れになりそうだと分かって、そのまま帰ってきてしまいました。
その教訓を生かして、今回は遅くとも午前8時には出るつもりで準備しました。
できれば午前7時には出発したいところです。
しかし、見事に寝過ごして午前8時の出発は絶望的になりました。
時間制限の問題があるので今日はやめようかと一瞬考えましたが、私は何かを変えないといけません。
無理にでも出ることにしました。
そして出発したのは午前9時半です(笑)
まず海老名に12時くらいまでに着くことを目指しました。
千葉から西に行く場合、必ず首都高と東名の区間で渋滞の洗礼を浴びますね。
海老名の区間に11時半頃に着いたので、気を良くしてSAをスルーしました。
これが間違いでした。
休日でもないのに、事故と東名工事の車線規制などで信じられないほど渋滞しています。
ただ渋滞しているだけならいいのですが、私は海老名のSAをスルーしたので、出発から一度も休憩していません。
つまり尿意を我慢している状態です(笑)
どうにか鮎沢PAで用を済ませて、即出発しました。
時間がないので休憩エリアで休憩している暇はありません。
その後はノンストップで浜松SAまで走りました。
浜松には15時半に到着。
これまた笑えますが、去年と全く同じ店で、今度は味噌カツではなくマグロの漬け丼を食しました。
速攻で食べて速攻で出ないといけないので、熱いものや硬いものは食べられないのです。
この時点で16時です。
すでに太陽の角度がおかしく、前方がまぶしい時間帯です。
去年はここで引き返しました。
しかし去年までの私ではありません。
もう帰りが真夜中になろうが知ったことではありません。
BMWの休憩しなさい警告が鳴りまくりますが、完全無視です。
最終目的地を目指してそのまま突っ走ります。
岡崎を過ぎた辺りで17時を迎え、あと20分そこそこで三重に着くと思ったときに、「勝った」と思いました(笑)
体調も何ともありませんし、疲れもほとんどありません。
ちょっと膝裏が痛いかなという程度です。
17時半頃に湾岸長島PAに到着。
既に薄暗いです。
今から帰っても22時を過ぎることに少しうんざりはしつつも、何かここに来た証拠を作らないといけません。
とりあえず足湯にだけは入ることにしました。
先客のおばちゃんがいたのを見つけて入ったら、ぬるい方でした。
奥に熱い方の足湯があることに気づいたのですが、若い女子4人組がやってきて熱い方で談笑し始めてしまったので、そこに割って入る勇気がなくて断念しました・・・
ちょっとした買い物をしていると、すぐ18時を過ぎます。
せっかく来たのだからここで味噌カツかトンテキでも食べたかったのですが、そんなことをしている暇はありません。
食堂の食品サンプルを写真だけ取って退散です。
湾岸長島PAを出る頃には完全に暗くなっていました。
次の桑名で一旦高速を下りて、暗い夜の農道を突っ切って迂回して再度高速に乗り、さっき来た道を引き返します。
帰り道は行きよりも速い法則を信じて、基本120kmで飛ばし続けました。
途中でトイレ休憩で下りたのは足柄SAだけです。
高速バスとトラックをひたすら抜き去りながら、あることに気づきます。
燃料がいつの間にか無茶苦茶減っています。
これも当たり前と言えば当たり前なのですが、前日満タンにして帰路で半分になっていることなど今までなかったので怖いわけです。
原因は制限速度120km区間での120km走行でした。
100km巡航と120km巡航だと明らかに燃料の減り方が違うんですね。
さすがは6気筒です。
しかし時間には換えられません。
120km出せるところは出しておかないとどんどん遅くなりそうです。
この辺の勘所は全く分からないので、実際には100kmで走っていてもそこまで極端に違わないのかもしれません。
トイレ休憩に立ち寄った足柄SAには21時に到着。
そこからはノンストップです。
帰宅できたのは23時でした。
で、帰ってきたらヘトヘトかと言うとそうでもありません。
勝手に自分で無理だとか難しいとか思っていただけで、十分何とかなるドライブでした。
行き:7.5時間、帰り:5.5時間で休憩は食事とトイレのみ。
クルコンは一切使っておらず、相当アグレッシブに追い抜きながらの運転でしたが、目の疲労も何ともありません。
やったら何とかなるものですね。
他人から見たら、ただ行って帰ってくるだけの何の意味もなさそうな日帰りドライブですが、自分の中では切り替えの良いきっかけにできました。
こんなわけの分からないことができるのだから、他のことはどうにでもできそうな気がしてきます。