K50/コレダスポーツ/スクランブラー 整備のポイント
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
サービスマニュアルの価格が高騰してとんでもない事になってるので
これからK50系に乗りたい、弄りたい物好きさん達の為のメンテナンスのポイントだけ残しておきます。
2
まずはキャブ周りから。
長期放置された車両も多いでしょうから、内部清掃は必須項目。
K50(P)型のデータですがそれ以前のモデルでも多分大差ないかと。
MJ:#62.5
PJ:#17.5
エアスクリュー:1と1/2戻し
油面:24mm(±1mm)
ニードルクリップ位置3段目
アイドル回転数:1400rpm
コレダスポーツは
MJ#67.5
K50(Y)型、スクランブラーは
MJ#65
PJ:#17.5
エアスクリュー:1と1/8戻し
油面:24.5mm(±1mm)
ニードルクリップ位置3段目
アイドル回転数:1800rpm
交換に使用するメインジェットは
ミクニ丸大タイプの物を。
パイロットジェットはミクニ大タイプ。(長さが13.5mmの物です)
燃料のオーバーフローを起こしている場合はまずキャブ内部の清掃を。
フロートバルブに段付き摩耗などが出ていたり、油面調整がうまくいっていない場合はガソリンが漏れてしまいます。
フロートバルブ自体は部品出ますがちょっと値が張るのでキースター製のRV50(バンバン50)用の燃調キットを買う方がスペアのジェット類やガスケットもついてトータルでお得です。
結構ありがちな整備ミスですが、
掃除後にエンジン始動したらアイドル回転が急激に上がってしまう事例があります。
1.キャブレターを固定するねじの締め付けが緩かった。
2.キャブの蓋のネジがきちんと締まっていなかった。
3.キャブ接続部の奥のゴムが取り外し時に脱落していたのに気づかず取り付け。
※ここのゴムは単品で出ないので無くさないように!!
レアケースですが、前のオーナーが弄った際にニードルを曲げていて不調になったケースもあります。
清掃してもキャブが安定して動作しないときはニードルまで外して確認しましょう。
3
次はフロントフォーク&トップブリッジ、ステム周りとリアサス周り
フォークオイルのはカヤバの20番で、片側142ccづつ。
液面で確認する場合はフォークトップから309.5mmが指定になっています。
トップブリッジボルト、フォークトップボルト、ステアリングステムボルトの締め付けトルクは40N・m
リアサス上下、スイングアームピボット、前後アクスルシャフトは35N・mで。
ピボットシャフトやアクスルシャフトをグリスアップする際に活用してください。
4
最後はエンジン回り
不幸にも焼き付いてしまって頭を抱えたくなった時に。
純正部品はさすがに高いですが、海外製の補修用シリンダーキットが比較的安価に手に入ります。
(送料入れて1万円~)
シリンダーヘッドの締め付けトルクは13N・mです。
(締めすぎもダメです)
エンジンの形状的に一番水や凍結防止剤を被る箇所なので、シリンダーのスタッドボルトとナットも新品に替えておく方が良いでしょう。
最低でもここを触る時だけはトルクレンチがある方がベターです。
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