富士修行

富士スピードウェイまで走りに行ってきました。

というのも、リアレートダウンの結果が今のところ問題なさげなのですが若干気になるところが。

TC2000では28℃の気温で1分5秒1と悪くないタイムで走れたものの、ヘアピン立ち上がりの限界域では若干難しい挙動を見せていました。
初夏の路面とシバタイヤなら問題ない様に見えてもシーズン中のエンジンが廻ってる状態でA052を履かせた時はガラッと違う顔を見せる可能性も高いので、負荷が桁違いな富士でどういう結果が出るかチェックです。

今日は雨予報と平日が重なって人が少なくて気温も23℃くらいと過ごしやすい感じです。
結構良いタイムが期待できるんじゃないかな？

案の定数台しか走ってない上にほぼほぼS耐とフォーミュラの上手い人しか居ない状況。

こちらが気をつけていれば全くのノンストレスでクリア取り放題でした。

1コーナーは特に問題ない感じ。
前後バランスなのかちょっとブレーキが甘くなって突っ込みが弱い。
タイヤが終わりかけなのもあるかな？

問題なのがAコーナーからアドバンコーナーにかけての高速区間。

ここは前後のタイヤに高負荷がかかる区間なんですが、明らかにリアの9Kでは底付きして足りてない💧
ロールも大きいのでスパッと姿勢を作れない。

やっぱりバンプラバーで誤魔化すにも限界があるなぁ。
多分ゴムのバンプラバーは＋1Kくらいまでの耐荷重しか無い。
ロールは抑えられるけど、限界が早くなるので難しい。

ただ、リアの設置感は今までと雲泥の差で、セク3でリアが空転していた所でしっかりとトラクションをかけられて非常に良かった。

しかし、リアの動き自体は遅いし限界も早いのでもう一声欲しい。

結果、2分2秒1とシバタイヤのシーズン中のベストのコンマ2落ちでした。

気温のことを考えるとこのセットでも充分なタイムが出てますね。
デジスパの仮想ベストは2分1秒7だしシーズンなら2分0秒代で走れそうなタイム。

限界域では難しい挙動をするけどヘアピンではトラクションがかけやすくて安定してタイムが出てる。

特に15コーナーが速い、冬場のA052以上の区間タイムが出ていました。

ただし、ロールが増えた代償としてタイヤの外側がフェンダーに当たりだしてしまった。
良いところもあるけど色々と問題も増えた。
この辺りがセッティングの難しさですね。

やはりレートを上げた方が良い。
でもトラクションは欲しい。
どうすべきか？
今後の課題っすね。

次はレートを上げた上で思い切ってヘルパーを抜いてみました。

伸び側が減りすぎて変な挙動が出ないか心配ですがどんなものか試してみます。

まずは若干スプリングを遊ばせた状態で走って試してみる。

乗り心地自体は以前のヘルパーにプリロードをかけた時よりむしろ良い。

縁石や段差のいなし方も良くてヘルパーの使い方の難しさがわかりました。
ヘルパーはプリロードかけないとサーキットでは使い物にならないし、かといってかけると縁石で弾かれるし伸び側を増やせるメリットはあるにせよ一長一短なパーツだなぁ。

走っていて特に変な電子制御が入るとか姿勢変化がおかしいとかはなく、伸び側が減ることによるインリフト問題も15コーナー以外は起こらず。

動きのレスポンスの良さは以前より悪化してました。
レートを上げても初期レスポンスが悪い原因はリアのプリロードを抜いたことが原因の様です。
トラクションに関しては非常に良かった。
以前より立ち上がりでシビアなグリップ調整が必要だったのが、すごく素直にトラクションがかかる。

レートアップによってトラクションがかかりにくくなってると思っていたけど、プリロードによるところが大きかったんだろうな。
大体30kくらいかけてたからレスポンスは良くなるけどトラクションは犠牲になってたのかね？

リアはある程度プリロードをかけた方が良いな。
何度も試してその塩梅を見極める必要がありそうだ。

というわけでもう一本。

今度は1ミリくらいプリロードをかけてみました。

これによって変化があるか？

縁石の走破性は若干落ちたけどトラクション抜けなどで走りに大きく影響することはなかった。

レスポンスは良くなった。
ただもう少しかけても良いかな？
タイムには大きく影響しなかった。

デジスパの比較ではセク1、セク2まではレートが高くてプリをかけた方が速く、セク3は9Kのシングルスプリングが速かった。

理由はやはりリアの伸びの問題だと思われる。
以前からヘルパーでいくら伸び側を伸ばそうがトラクションがかからなかったのが9Kシングルスプリングだと問題なく、トラクションが抜けなかった。

デフの効きを強くすれば解決なんだろうけど、今度は別の問題が出てくるので脚のセッティングで対応できないかやってみよう。

ヘルパーは伸び側の調整くらいしかメリットがなく、サーキットで本当に必要なのか疑問が湧きました。
ヘルパーも色々なレートを試してみたけどついぞトラクションはかからなくて変な動きしかしなかった💧

ツインスプリング化でヘルパーの様に1Gで潰し切らなければまた違うんだろうけど、今までの経験上そっちに可能性は感じない。
せいぜい筑波4秒くらい？
それならなんの足でもいけそう。

突き詰めていくとシングルスプリングの方がまだ可能性ありそう。
あくまでタイムだけ見た時の話ですけどね。

ZN6のリアは構造上ショートにならざるを得ないので色々やろうと思ってもシビアすぎちゃうのかも。
他の車種ならまた違うんでしょうね。

とりあえず富士を走り込めたのと脚のセッティングの難しさに打ちひしがれた1日でした。

デフのセッティングもやりたいけどお金かかりすぎるしどこをどういじったら良いかわからんしOSのデフでいいのかもわからなくなってきたw
素人だとお店に任せるしか無いけど、それだと自分の狙ったセッティングを出すのにはそれはそれでお金かかるだろうな〜

やっぱりこれ以上のタイムって無理かも