貴志川プロローグ

時は6月20日(金)　有休を取得。

週末は徐々に天気が悪くなると言われて
いる中の直前の晴天を狙って、この日は
計画的に目的地を定め、遠征をしました。

行先は和歌山県和歌山市。

移動距離は片道約150km。行程のほとんどが高速道路という事で、時間的には
2時間もかからないと踏んでいましたが、この日は世の中平日だし、朝の混雑に
巻き込まれない様、6時に和歌山駅ターゲット、4時過ぎ出発、3時半起きでしたｗ

栗東から名神に乗り、京滋B→第二京阪→近畿道→阪和道のルートでひたすら
走り、予定通り6時ちょい前にJR和歌山駅に到着しました。

和歌山駅に来たのは、とあるブツを購入する為です。
志
「和歌山電鐵 貴志川線 1日乗車券」

そう。この日の舞台は、和歌山～貴志を結ぶローカル線「貴志川線」です。

一日フリー切符購入後は、伊太祁曽駅の駐車場へ移動です。
和歌山で切符を買ったのは、始発から窓口が開いているから。この時間だから
他の貴志川線駅ではまだ買えないからです。

伊太祁曽駅から100m程度の所にある駐車場に車を停めてパーク&ライドです。
この駐車場は、月極エリアと一時貸エリアが混在しているので、間違って月極
ゾーンに停めない様、注意が必要です。

料金は1日200円！田舎だけあって破格ですｗ　その料金は、伊太祁曽駅の
改札にある料金箱に入れる事になります。





ホンマにただの「箱」なので、良心に任された形ですｗ
という事で、ちゃんと100円玉2枚を投入し、ホームへ向かいます。

今回貴志川線に着目したのは大きく2つの理由からです。ひとつは2匹の駅長
にゃんこに会いたかった事。もう一つは遊び心溢れる車両のデザイン。

その最たる編成がいきなりやって来ました。







「たま電車」

電車にネコ耳ですわｗ

ハデさで言えば石坂線のフルラッピング車に軍配が上がるでしょうが、和歌山
電鐵のデザイン車両の凄い所は内装です。

本棚とかソファーチェアとかｗ　これが通常営業で毎日走っている電車です。

とりあえず朝のひと時をどうしようかと考え、とある撮影ポイントに行こうと思い
貴志方面行き電車を待ちます。そして入線して来たのはこちら。



「いちご電車」
デザイン車両の第一弾として2006年から運行されています。これに乗って
二駅先の「大池遊園」へ向かいます。

京阪石坂線は結構街中を走っていきますが、こちらの路線はまさに田園風景。
鉄道も単線で、数駅ごとに離合出来る伏線駅が存在します。

しかし思ったのは揺れがスゲェｗ
まるでショックアブソーバが抜けた車に乗っているように上下の揺れが大きく
京阪本線の13000系車両とは比べ物にならないｗ

石坂線も頑張れば掴まらずに立っていられますが、貴志川線は無理やｗ
そんな激しい揺れに揉まれながら程なくして大池遊園に到着。






駅名にある様に、すぐ近くに大きな池があります。
その池にかかる鉄橋が、貴志川線でも指折りの撮影ポイント（たぶんｗ）

駅の東にある踏切から北側へ回り込んで、撮影ポイントへ向かいます。
そして待つ事数分。さっき乗って来たいちご電車が、貴志から折り返して
来ました。

さらにもう1テイク撮ろうと待つ事数分。貴志行きのたま電車も撮影成功。

「いちご電車」


「たま電車」


奥に見えるのが「大池遊園駅」

他にも池回りにいい撮影ポイントがあるかも知れませんが、前日の夜に
なって目を付けてしまった「とある車両」の撮影の為に移動しなければ
ならず、さっき撮影したたま電車が貴志から折り返して来るのを待って
大池遊園から、西端の和歌山まで移動です。

伊太祁曽通過時、車窓から黄色いのが見えました。
視界さえ開けていれば見逃さないくらいハデな色だわ、ホンマｗ