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ぽておのブログ一覧

2025年08月22日 イイね!

アクセル開度調整

アクセル開度調整恐らく、ジャガーだけでなくスロットル・バイ・ワイヤ式でない全てのクルマで、本来であれば実施されるべき作業です。

ある日、いつものようにYouTubeを開くと、見知らぬアメリカのXK(X100型XK8)乗りのおじさんが、やたらDIYで色んな整備をしている動画がリコメンド。興味本位で開いてみると、最初の投稿で少し気になる内容を発見。それは、「アクセルワイヤーの伸び」。

最後期モデルでも、工場出荷時より20年以上はゆうに過ぎている、初代V8ジャガー群。個体差があるとは言え、鉄のワイヤーである以上伸びは必ずあるはず。しかし、100%アナログなキャブレター式でもないので、多少の伸びは電子制御で誤魔化してくれているものと思い込んでいた。

実際はどうかと言うと、「アイドリング時」に限ってはそうなのだが、全開時はやはりペダル側、つまりワイヤーでスロットルバルブを全開にする信号を送らないと、燃料噴射も全開にはならない、というかそもそもバタフライが水平状態の完全な全開にならない。

結局のところ、経年でパワーが落ちたりキックダウンの踏み込みが増えるのではなく、そもそもアクセル開度の信号がコンピューターに対して正確に送られていない状態で走っていることになるのだ。

動画で観た通り、OBDを繋いで計測すると、ソブリン・デイムラー共に全開開度は80%台で、100%にするにはワイヤーの張り調整に加え、アクセルペダルのキックダウンスイッチを少し奥まで踏み込めるよう微調整が必要だった。

デイムラーの方はまだ試運転が出来ていないが、ソブリンの方は明確に効果を確認。当然だが、街中でも100%の出力をコントロール出来るので、非常に乗りやすくなる。今まで、踏み込んでも82%しかオープンにならなかったわけだから、大違いである・・・。

ネオクラシックの、比較的ハイパフォーマンスモデルにお乗りの皆さん、是非とも一度チェックしてみてほしい。OBDツールさえあれば簡単に確認可能だし、車種によっては調整も容易いはず。

※追記
この作業を自分でされる方には釈迦に説法と思うが、2つほど注意点を。

まず、NAと過給器付きでは、キックダウンスイッチの構造が異なり、NAは踏み込み量に対して自動キックダウン、R及びデイムラーは文字通りスイッチで、ボタン式になっています。

次にアクセルワイヤーの調整部分について、画像の指で示している部分のクリップで簡単に調整出来ますが、ここはXJ8及びXK8のテクニカルブリテンによると、タイラップで補助的に固定しろとあります。

中期以降は予め出荷時に留められているので、調整後は元通にしておくのがベターですが、このクリップは簡単には絶対外れないキツく留まっているので、私は自己責任で取り付けていません。
Posted at 2025/08/22 20:05:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記
2025年08月17日 イイね!

受難のマスエアフローセンサー交換・後編

受難のマスエアフローセンサー交換・後編不具合がなければNA用の純正OEMを頼むつもりで数日間試運転をしていたところ、高速走行時のパフォーマンスがおかしい事に気付く。明らかにパワーが出ておらず、言えないキロから言えないキロへの加速、そもそも言えないキロが出ない。

恐らく、NA用の制御へCPUの設定が切り替わるのか、燃料を送っていない印象なのだ。コレはまずい、温度が上がれば上がるほど、壊れる可能性、そもそもエンジンが壊れるリスクが。慌ててスピードを落とし、そろりそろりと車庫へ向かってソブリンと入れ替え。

結構落ち込んでいる中、そういえば検索中に一つだけ社外品の出品がebayにあったのを思い出す。その部品は台湾のメーカーのモノで、仕様書にはXJ6と共用であると。

ホンマかよ、嘘つくな。サードパーティの部品屋風情が、適当書きがやって。激おこぷんぷん丸である。

しかし、適用車種をよく見ると、XJ8の適用車種が、XJR及びXJ100(限定車)、VDP・SC(米国仕様のデイムラースーパーV8)用だとも書かれている。社外品メーカーが、こんな手の込んだ適合を示している以上、やはりセンサー自体はちゃんと過給機用になっているのか??

何回目のダメ元か分からないが、ebayで転売されているのしか見つけられなかったので、そちらを少し値切って購入。届いた部品は非常に丁寧に作られているのが見て取れ、これが正しく動いてくれる事だけを願って交換。

イグニッションをONにした途端、いきなり粒が揃ったような綺麗なアイドリング。少しだけ暖気し、2速で踏み込むと、ちょっともう怖いくらいの加速・・・。直った、のか???完治したと思い込みたい衝動をぐっと抑え、5分ほど試運転してみたところ、問題は無さそうな気配だ。

一切需要が無いことは分かっていますが、もし読んで参考にされている方がいらっしゃれば、続編のブログが出ない=大丈夫だったと思って下さい。笑

いずれにせよ国内では一件、過去に交換事例はあるようですし、非常に単純明快なセンサーではありますが、絶対に壊れない部品ではないようです。次回、このクルマの最大出力を絞り出す簡単な調整記事をアップ予定です。X100及びX308全車種共通の話なので、上手く行けば役立つ内容になると思います。
Posted at 2025/08/22 19:54:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記
2025年08月16日 イイね!

受難のマスエアフローセンサー交換・前編

受難のマスエアフローセンサー交換・前編1年ほど前からだろうか、気持ち燃料の消費が早いような疑いがありつつ、しかしながら周りからはキミがアクセルを踏み過ぎなんだよ、と言われ、同型のNAエンジンと比べるから致し方ないかと思いながら過ごしていたある日。

チェックエンジンが点灯し、慌ててエラーコードをスキャンしてもらうと、両バンクとも燃料リッチ(確かP0172/P0175)が検出。X308型だと、スロットルのバタフライが汚れているか、同じくエアマスセンサーの清掃で様子を見ろと、過去に主治医がネットの掲示板に書き込んでいるのを発見。

しかし自分の使用環境だと、この2つが汚れているというのは考えにくく、ダメ元でトライはしたがやはりダメで、CPUの簡易リセット(コンデンサ放電)後にエンジンを掛けても、チェックエンジンが点灯する。そして自分でもOBDツールを用意してリセットを試みるも、症状としては温まると2速から3速へシフトアップせず、制御が狂っているような雰囲気だった。

やはり疑わしきは吸気のセンサーではないかと思い、スーパーチャージド用のものを探すと、純正はダクト込みで6万円!!というのも、純正はDENSOなのでデンソー製OEの相場を見ると、センサーは1万円前後の模様。プラスチックの筒に5万円も払えないし、そもそもスペシャルオーダー=在庫が無い、取り寄せの確証がないため、ネットに蔓延っている怪しい中国製を注文することに。

案の定、エンジンが掛かるだけで全く使い物にならず(1回もシフトアップしない)即返品。泣きながら、NA用のモノと交換して様子を見てみることに。←NA用のセンサーは、国内では手に入らないが、海外では日本製DENSOのものが売っている◎。

存外にも、直ぐ様燃費改善の効果が表れ、エンジンがカンカンに温まってからも燃料リッチのエラーは出ず、非常に良好な動きをしたのだが・・・
Posted at 2025/08/22 19:53:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記
2025年04月01日 イイね!

色んな仕上げ

色んな仕上げ外装が綺麗になると、恐ろしいほど急にバッジの色飛びが気になるので、ストックしておいたコイツに交換。パーツナンバーはHNA5520BDで、X300時代のモノになるのだが、形状やピンの位置共に変わりなく、問題なく装着・・・

と言いたいところが、両面テープが上手く貼れず、やや微妙な仕上がりに。。こういうの、器用に出来る人が羨ましい。ついでに運転席側のエアバック警告シールも貼り直して、これで用意していたスペア部品も全てインストール完了。

愛車を眺めて楽しめる日が来るなんて、自分のような身分の人間には許されないと思っていたが、いやはや良いもんですな笑
短いようで長かったけど、ようやく人様の前に出しても恥ずかしくないところまで持ってこれました。

まだ手を入れたい箇所は幾つかありますが、一旦ここいらで区切りたい、そんな春の一日でした。
Posted at 2025/04/02 01:30:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記
2025年02月12日 イイね!

外装仕上げ

外装仕上げ去る大雪の最中、数日間クルマを預けて外装の仕上げをやってもらいました。
自分はいわゆるコーティングそのものには否定派なので、純粋に塗装表面を整えるのみの作業をしてくれるショップを探さねばならず、店選びは一苦労あったものの、前から目星を付けていたところがあり、入庫は滞りなく。

しかし、仕上げのみの研磨と、しっかり研磨の2コースがある店で、元々仕上げのみの予定がしっかりコースを勧められ、当初より長めに預ける事にはなったが、キッチリやってよ?と念押しの末、都合4日ほど掛けて一皮剥いてもらった。

結果的にポリッシングで5万円弱の出費にはなったが、当初の目論見通り、トパーズ本来の発色を伴って、愛車が出迎えてくれた。購入時からずっと、気に入っていなかったこのトパーズという金色。

本当はプラチナやブルー系もしくはグリーン系などのベタ塗りorメタリック、勝手におばちゃんカラーと呼んでいるカーニバルレッドなど、選べるなら別の色が良かったと思っていたが、ある日今の状態は本来の姿では無いことに気付いた。

というのも、ルーフやボンネットは鉄粉だらけで、ボディ平面には至る所に洗車キズが入り、色がボケて見えていたのだ。そのせいでクルマのシルエットも、全体的にクッキリせず、それが生粋の中古車感を醸し出している事に。

でも、研磨後のトパーズは、少し青みがかるくらい白く光っており、まさに工場からラインオフされたかの如く輝いていた。施工したスタッフは、この手のクルマにはあまり明るくないようであったが、走行距離を考えるとここまで復活したのには驚いていた。

せっかくボディがカピカピになったので、モールくらいは最後に自分で磨き、仕上げておこうと思う。外装は最後の最後に100点に持っていく用意があるので、次はソブリンから外したアーム類をリビルトして交換の予定。やっぱりこのクルマは美しい、本当に綺麗。
Posted at 2025/02/14 02:54:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記

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「[整備] #XJシリーズ カムカバーガスケット交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/3267320/car/3651395/7966047/note.aspx
何シテル?   10/11 09:54
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