
昨日思うところあって、某中古ポルシェ専門店に996.1GT3を見に行って来ました。私はかつて996.2GT3CS、996GT3RSを所有していましたが、何となくずっと
初期型の996GT3に対する憧れのようなモノがありました。伝説のGT1と同じフロントマスクもそうですし、トラクションコントロールさえ持たないヴィヴィッドで
独特なRRのフィーリングはこの世代のGT3にしか無い唯一無二のモノだからです。
で、この度たまたま年式の割に低走行距離で、カラーも好みのGTシルバーメタリック、バケットシート付のストリート仕様という
ドンピシャの仕様がカーセンサーに出たのでさっそく見に行きました。新車並行ということでしたが、履歴を見るとかなりきっちり整備されており、サーキットは未走行。そのため、かなり
状態は良かったです。まず注目すべきはそのコンパクトさ!空冷並みとは言いませんが、肥大化した992に目が慣れていると、
非常にコンパクトに映りました。車内に乗り込んでも、「コクピット」と評するのがピッタリな
タイトな空間です。ダッシュボードの位置も低く、
視認性は抜群に良いです。バケットシートはゆとりがあるので、乗降性は極めて安楽、収まってみると予想よりも
ちょっとだけ目線が高いのは996世代の特徴ですね。この時代のポルシェにも、空冷とはまた違った独特の「匂い」があって、私は996系を3台所有していたので、非常に懐かしかったです。いや~、良いなあ、買っちゃうか?!と思いながらクラッチを踏んだ瞬間・・
重っっ!!!えーっと、
996GT3のクラッチってこんなに重かったっけ??一気に購買意欲が萎えてしまいましたw。
思い返せば、私がかつて996GT3に乗っていたのは30代前半の頃でしたので、筋力も今よりは相当あったのでしょう。重いことは重いと記憶していましたが、これほどという印象ではありませんでした。いや~歳を取るって
残酷な事ですね。クラッチが重い上に、クラッチストロークが長いので、完全にクラッチを切る動作がまるでジムの
レッグプレスマシーンのようです(;^_^A。普通に走る分には耐えられそうですが、これで渋滞にハマろうものなら絶対に左脚を攣る自信があります!いや~、、さすがにこの年齢でこの世代のGT3は
厳しいと感じた次第です。まあでも、乗ろうと思ったら
筋トレ必須なので、そういう意味では若さを維持出来るかも?!wあと、シフトが記憶にあったよりも大分ふにゃふにゃで
節度感が希薄でした。まるで空冷911のG50ミッションみたいな感じ。こんな感じでしたっけ?もしかしたらこの個体はシフトリンケージの緩みがあるのかも?と思って、別のクラブスポーツの展示車も触らせてもらいましたが一緒でした。コレは「仕様」ですね。一方、991GT3の展示車もあったのでついでに触らせてもらいましたが、こちらは対照的にクラッチも軽いし、シフトのカチッと感も段違いでした。やっぱりクルマって
進化するんですね~(しみじみ)。
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Posted at
2025/07/18 08:48:39