リアブレーキローター修理　ランデュースキャリパーの弊害

リアブレーキキャリパーの
パッド交換から数ヶ月…
キックバックが激しい…

エンドレスから指摘された
ローターの歪みを治します。

ローターを外す為、左右の
キャリパーを外します。

まずは左側。

ローターが外れました。
序でに裏側のパッドがやはり
引っかかって動いていない為、
パッドの耳も削ります。

パッドも外しました。

裏側は全く減っていない…

問題のローター。
恐らくキャリパーが
新品の時はパッドガイド間
の寸法はおおよそ合っていると
思われます。

しかし台湾製のキャリパーは
アルミインゴットの品質が
国産に比べ余り良くない
と思われます。

アルミの腐食も国産品より
起こりやすいから
ガイド取り付け部が侵食で
膨れ上がり面間寸法が全て
まちまちな状態となる。

キャリパーオーバーホール
を国産メーカー品以上に
行わないと、品質が維持できない。

するとパッドが上手く入らないから
知らない人は無理矢理パッドを
組み付ける訳です。

無理に付けたパッドはいくら
ピストンで押されても
どこかで引っ掛かって上手く
ローターを挟めない。

パッドが水平に当たらなければ
ローターは偏摩耗します。

それがこの状態(￣▼￣；)
パッドがほとんど当たっていない。

先ずは動かないパッドの
プレート部をグラインダーで
ひたすら削ります

ローターのパッドが当たっていた
部分を良く観察してみると
サビで当たり部が浮いた状態。

マイナスドライバーとハンマーで
ひたすら叩いて浮いた部分を
剥離します。

やっと地肌が出てきました。

剥離したサビ。

ある程度グラインダーで
地肌を慣らします。

そして組み付け。
パッドもスムーズに入りました。

続いて右側のキャリパーと
ローターを外します。

こちらのパッドは簡単に外せました。

左右とも内部のサビは
然程出ていない。

一応パッドは当たってはいる。
しかしサビ部は一段凹んでいる。

こちらも当たり部はサビで浮いていて
剥離が必要です。

左側に続いてこちらも
ハンマーとマイナスドライバーで
サビ部を剥離します。

全ての地肌が揃いました。

グラインダーで地肌部を
ある程度慣らして行きます。

そして全ての作業が終了。

作業時にタイヤへドリルビスが
刺さっているのを発見。

急遽スバルへタイヤを持ち込み
パンク修理。
ひとまずスタッドレスタイヤを
取り付けました。

スバルよりパンク修理が完了。
タイヤ交換します。

バッチリ直りました。

ハブリングを取り付けて…

夏タイヤを再度取り付け。
やっと完了しました。

ローターとパッドはしっかり
当たる様になりました。

これで安心してブレーキが踏める。

但し一般の方は、ブレーキが
この様な状態になったら
素直に整備工場でオーバーホールか
新品交換してください。

135676km