フロントハブボルト打ち替え(ロングハブボルト)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ホイルスペーサーの賛否はありますが、目的上必要なので使います。
そもそもホイルスペーサーなんて使わないに越した事はないんですけどね。
とは言え、経済的にも限られてますから、目的に応じたホイール選択で足回りのセッティングを都度変更するとかできないので。
当初はワイドトレッドスペーサーを使おうとしたですが、ホイール側に標準ハブボルトの「逃げ」が無く、、、
ワイドトレッドスペーサーの方がトレッド幅の変更が色々出来るのでその方が良いんですけど、どうしても使うとなれば標準ハブボルトを切るしか思いつかず。
なので5mmのスペーサーを噛ましてたですが、ストラットをラルグス(車高調)に変更した上でネガキャンにしたら微妙〜に干渉しているような痕跡が確認できたです。
因みにご存知の事と思いますが、5mm以上のホイールスペーサーは基本NGです。
ですので、先般アライメント調整を行ってもらうために、標準ハブボルトに10mmのスペーサー付けて走行したなど、口が避けても公言しちゃだめなんです
(ゲロっちゃったけど、、、笑)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3353413/car/3101898/7646611/note.aspx
まあ、ボルトの緩みは一切なかったのですが、理由としては規程トルク以上で締め付けてたからだと思います。
「規程トルク以上で締め付ければ、10mmのスペーサー標準ハブボルトで使えるじゃん」
と、なりそうですが、規程トルク以上で締め付けると、ボルトがネジ切れる可能性が出るので危険です。
良い子もおバカも真似しちゃ駄目ですよ。
て事で、ストラットとタイヤの干渉を回避する運命の選択となりました。
・ワイドトレッドスペーサーが取り付けできるように標準ハブボルトをカットする。
来年車検だぜ、、、
・5mm以上のスペーサーを使える様に、標準ハブボルトをロングハブボルトに取り替える。
・キャンバー角を標準に戻しつつ、なんならラルグス車高調をノーマルストラットに戻す。
・履いてるタイヤのサイズを下げる。
(タイヤ幅を1〜2サイズ小さくする)
ぶっちゃけホイール適性以上のタイヤ履いてます。
・オーバーフェンダー取り付けも視野に25mm以上のワイドトレッドスペーサーを使う。
(標準ハブボルトがスペーサーから飛び出さないサイズ)
ま、これのどれかな感じですかね。
2
ぶっちゃけどれもやりたく無い(笑)
ですがどれかを選ばないと先に進まないので、「今際の国のアリス」に参加してる心境で、ロングハブボルトに打ち替えを選びました。
(大げさ、、、(笑))
3
4
ローター外すとハブボルトにアクセスできるようになります。
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そして久々出番です!
ペネロペ!
いや、ラスペネ!
ハブボルト、なかなか手強いです。
6
ハブボルト根本の隙間に向けてラスペネをガンガン吹きました。
これでボルトがユルユルになるかと言うと、全くびくともしませんが(笑)
ま、見た目と手感覚だとのお話です。
潤滑油は間違いなく必要だと思います。
7
で、どうするかと言いますと、ハブボルトをトンカチで「ぶっ叩く」です。
結構ぶっ叩く事になるので、ハブボルトを直接叩くのではなく、ハブボルトに適当なナットを付けて、そいつをぶっ叩くのが良いです。
僕は余っている貫通式ホイールナットを付けて、そいつをぶっ叩きました。
合計で8本やるですが、終わった頃には貫通式ホイールナットはボロボロになってたです。
因みに、ハブボルト叩きは、最初効果無い様に思えますが、根気よく、又過剰では無いぐらいの力加減で叩き続けます。
修行の様に叩き続ければ、確実に少しずつですがハブボルトは抜けていきます。
あるタイミングで大きく動くので、まあ、根気が必要かもです。
8
次の課題です。
ハブボルトが抜けていますが「取れない!」の図です。
理由はローターカバー?みたいなのがあって、ボルトを抜くクリアランスが確保できません。
まあ、ある程度強引にやれば取れなくもないのですが、最終的にはこのボルトよりも長いのをはめ込まなければならないので、抜本対策が必要です。
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ローターカバー?は、一本のボルトで固定されてます。
先ずこいつを抜いて、ローターカバー?が融通聞く感じになるようフリーにします。
あ、残念ながらローターカバー?は取れません。
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一本だけロングハブボルト(+10mm)が既に刺さってるずつですが、ハブボルトの抜き差しのクリアランスを確保するために、ローターカバー?の図の部分を削りました。
削る為の道具は必須です。
僕はインパクトにダイソーで買ったサンダービット(100円)を使いました。
あっという間で楽勝でした。
必要以上に削らなくても、ローターカバー?をガタガタ動かしながらならハブボルトは抜き差しできるようになります。
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ドアップ画像の為、ボケててすみません。
赤矢印の箇所の構造なんていうんでしたっけ?
溝がありますが、これと同じ溝が差し込み先にもありますので、凹凸を噛み合わせます。
目視では噛み合わせ具合は確認できません。
こればかりは指先感覚が頼りです。
あ、慌てないでやれば何方様でも噛み合わせ具合は解るはずです。
コツがあるとすれば、ハブボルトを差し込んだら、手で軽く押しながら回します。
凹凸が噛み合うとボルトが回らなくなります。
そこがポイントです。
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わかり易い画像が無かったですが、ハブボルトは締め上げて圧入します。
僕はハブボルトの締め上げ(圧入)には、ホイールナット(予備)を使いました。
ポイントがあるとすればボルト根本に適当なワッシャーを先に入れておきます。
これにはいくつかの目的があるですが、僕の場合は、ホイールナットの先端がテーパーなので、ハブボルトを締め上げていく内にめり込んじゃうので、それ対策のスペーサーとして使いました。
一般的には、ワッシャーを複数枚重ねて締め上げボルトが奥に入らないようにする為に使ったり(ロングソケット要らない)とか、ハブボルトによってはボルト根本にネジ山が無い為、締め上げに使うナットが奥まで入り込んで抜き取ることができなくなるのを防ぐためとかに使います。
いずれにしてもワッシャー要ります。
因みに、ナットの締め上げ(圧入)するにはインパクトが必要です。
手動だと厳しいかな、、、
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とは言え、インパクト使っても、性能によっては圧入しきれません。
上の画像がまさにそれ。
僕の安物インパクトではこれが限界でした。
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で、どうするかと言うと、外したブレーキローターとキャリパーを組み直します。
そしてトルクレンチを使って規程トルクより少し多めで締め上げます。
トルクレンチのトルクが抜ける音がする頃にはハブボルトの圧入は完了しているはずです。
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面倒ですが、再度キャリパーとブレーキローターを外します。
そしてハブボルトがキチンと奥まで圧入できているかを目視確認します。
これにてロングハブボルト打ち替え完了です。
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てことで、こいつが、、、
(暗くて分かり辛いですが、標準ハブボルトに10mmスペーサー噛ました時のボルトクリアランス具合。どう見てもやばいですね)
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こうなった〜。
10mmスペーサー付けても、標準ハブボルトと同等のボルト長が確保できてます。
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因みに10mmスペーサー効果。
張り出してるタイヤはストラットと干渉無しで、クリアランス確保できてました。
指先入るくらいのスペースてす。
とりあえずこれで様子見ます。
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