
あまり眠れないまま朝になり、何度も四国カルストのライブ映像を見ては、やっぱり霧がかかって何も見えない事を確認し、天気予報も変わらず雨のまま😧

今日の予定は、まずは天狗高原の四国カルストに行き、石鎚スカイラインからUFOラインを走り、愛媛県の松山市へ行って坂の上の雲ミュージアムを見学し、最後に道後温泉へ行くというルートですが・・雨の中を走る事になると思うので、この計画通りにするのか迷うところです🤔

しかし、今私が宿泊している「宝泉坊ロッジ」のある愛媛県西予市も、天気予報では雨となっていますが、外を見ると曇っていますが雨は降っていません。
雨予報の四国カルストへ行くかどうか昨日の夜から散々悩みましたが、何だか実際の天気に少し救われた思いになり、案外現地に行けばなんとかなるかも?と楽観的な考えが強くなってきました。

「考えて見れば、今日まで台風や大雨に邪魔されて、四国ツーリング実現に私は3年待ったのだ!」と、四国カルストへ行かない選択はありえないという思いが支配的となり、一縷の望みをかけてここは一発、四国カルストへ突撃する事にしました!
(望みも何も、ライブカメラで現地が真っ白な霧に覆われた状況だとわかっているのに、あえて考えないようにしています)

そうと決まれば腹ごしらえです。朝ご飯はパンやソーセージが乗ったプレートに、ジビエカレーや中華スープがおかわりし放題と大満足な内容でした😊 温泉も良かったし、またツーリングや家族で四国に来るなら、ここへ泊まりたいと思います。

「宝泉坊ロッジ」をチェックアウトして四国カルストへ向かいますが、天気予報に反して晴れ間も見えてきました。天気予報、もしかして良い方にハズレ?と希望的観測をしつつ、これならひょっとして・・と期待せずにはいられません😮

いよいよここから四国カルスト天狗高原の入り口です。よしいくぞ!台風かかってこい!

入り口到着時に思っていたより天気が回復していたので、現地でも晴れているのではと淡い期待をしていましたが・・天狗高原へ近づくにつれ、だんだん雲が山にかかってきて、嫌でも現実が見えてきました🥲

天狗高原に到着しましたが・・何も見えんw 半ばわかっていてここまで来ましたが、これは想像以上だ😨

四国カルストの景色どころか、車のテールランプすら直前まで近づかないと視認できない状況に、さすがに危険感が勝ってこれ以上進むのはやめ、来た道を戻る事にしました・・まだ雨が本降りでなかったのはせめてもの救いか😥

しかし、私にアンチな神様はそんなに甘くありません😩 石鎚スカイラインを抜けてUFOラインに向かう途中からどんどん雨が強くなってきて、雨天どころかすでに豪雨となり、周りの景色もまったく見えないので、仕方なくUFOラインへ向かうのを断念。この時の気温は約23℃で、雨でびしょ濡れなのでまさかの寒さに震える事態に😨 もちろん真夏に防寒装備など積んでおらず、トンネル内は体感的に冷蔵庫のような寒さでしたが、付いててよかったグリップヒーターの活躍で何とか寒さを凌ぎました🥶

豪雨の中ナビの案内を頼りに、もうどこをどう走ったのかわかりませんが、いつの間にか「木の香温泉」に辿り着きました。幸いその頃には雨も小雨になってきており、ジャケットの中身は濡れたままですが外のメッシュ生地は乾きつつあったので、ここでお昼を食べて休憩する事にしました。

メニューを見ると結構安くて良さそう!思えばせっかく四国に来たのに、ここまで香川のうどんを食べていないので、ここは香川で修行したというシェフの腕に期待して、ミニ親子丼とうどんのセットを注文。
・・うん、普通に美味しいけど、うどんはごく普通のソフト麺な感じ? 何となく丸亀製麺のような腰のあるうどんを想像していたので、むしろ柔らかめなうどんにちょっと困惑😅でも ミニ親子丼もまあいけるし、この価格なら当たりな部類じゃないでしょうか。
こちらのお土産コーナーで働く方の接客がすごく良く、宅配もできるそうなので、思いがけずここで仕事場や家族、親戚のお土産をまとめて購入する事に。結構な金額にはなりましたが、イメージしていたお土産が揃えられて良かったです☺️
この後は松山市に入り、坂の上の雲ミュージアムへ行く予定でしたが、雨に濡れた体でゆっくりミュージアムを観て歩く気分にはなれず、ホテルへ連絡して大幅にチェックインの時間を早めてもらいました。

本日お世話になるホテルは、道後温泉街の中心地に立地する「ホテルパティオ・ドウゴ」さんです。

素泊まりではありますが、道後温泉本館のすぐ近くという好立地の割には宿泊料金も安く、ホテル内の屋根のある場所にバイクを駐車できるので、歓楽街に一晩バイクを駐車するのに一抹の不安がある方も安心できます。ただし、屋根のある場所にはバイク4台程度しか停められず、早いもの順なのでなるべく早めにチェックインして、道後温泉街へ繰り出すのが正解な気がします🤭

道後温泉街には初めて来ましたが、想像していたより規模は小さいものの明るい街並みで、道後温泉駅から道後公園周辺には食べ物屋さんも多くあり、食事には困らなさそうです。

夕食は、以前職場の先輩が道後温泉に来た際に美味しかったという、おススメのお店を教えてもらっていたのでそこまで歩いて向かったのですが、これが聞いていた話よりずっと遠く、結局30分近く歩きました😅 店名は伏せますが、ここは珍しい物が安く食べられるお店だと先輩から聞いていましたが、なんでも連れ合いの方が病気のため、今は大将のワンオペでお店を回しているので、作り置きのおかずから食べたい物を選ぶというスタイルに改めて営業しているとの事でした。そのため珍しい物は食べられませんでしたが、この内容で800円と確かに安くて美味しかったです😋
ご飯も食べたし温泉街に戻って、源泉かけ流しで有名な道後温泉本館にひとっ風呂浴びに行くつもりですが、また30分歩いて戻るのは嫌なので

帰りは本当に久しぶりな路面電車に乗って楽をしましたw 路面電車はずっと前に廃止された、岐阜県の柳ヶ瀬で乗って以来ですから・・約20年振りくらい? 夜の街並みを見ながら、行きの苦労がなんだったのかという早さと快適さで、道後温泉に戻ってきました。
余談ですがその昔、岐阜の路面電車は柳ヶ瀬を中心に短い間隔で運行していて、利便性が高かったので利用客も多く、柳ヶ瀬商店街は今の名古屋大須に負けないぐらい賑わっていましたが、元々電車のアクセスが良くない場所だったので、路面電車が廃止されてから私や岐阜の友達も柳ヶ瀬商店街から足が遠のいていたのですが、その後に機会があって十何年振りかに柳ヶ瀬へ行くと、シャッター街と化した信じられない衰退ぶりを見て、当時は驚愕したものです😥
路面電車の廃止で確かに道路は広くなりましたが、今の柳ヶ瀬商店街衰退の大きな一因になったのは間違いないと思いますし、電気が動力の路面電車は今の時代こそ輝くと思うので、ここ松山市の道後温泉へと続く路面電車に乗りながら、これからも廃止されずに頑張ってほしいなと思いました。

ついに日本最古の温泉とも言われ、かの夏目漱石も愛した道後温泉に来ました😄 もちろん入るのは道後温泉本館で、あの宮崎駿監督の名作、千と千尋の神隠しに出てくる油屋のモデルとなった場所だそうで、四国ツーリングでも2番目に楽しみにしていた場所です。
受付で入浴料を払いますが、もっとも安い「神の湯階下」は大人700円で、休憩室が利用できる「神の湯2階席」は1300円、休憩室に加え高級湯船の霊の湯にも入る事ができる「霊の湯2階席」は2000円、さらに個室が利用できる「霊の湯3階個室」は2500円と、かなり細かく料金が設定されており、入浴料とは別にタオルのレンタル100円、バスタオル400円が必要ですが、タオルは持ち込みもできるようでした。
ここはせっかくなので、高級湯船の霊の湯に入れる2階席を選ぶべきとは思いましたが、家族で来ているならともかく、私一人だし・・といらん遠慮が発動し、結局一番安い700円のコースにしたのですが
モチロン温泉なので泉質は良い湯なのでしょうが、想像していた以上に狭いw 地元の銭湯より小さな湯船は10人も入ればキツキツで、脱衣場も最低限の広さしかないので、隣の人に当たらないよう体を拭くのも大変です😧 最下層の階下だけでは千と千尋はどこをモデルにしたの?と聞きたくなるレベルでしたので、せっかくなら最低でも2階席以上のコースで入館する事をおススメします😅
そんな感じで、道後温泉ではここぞでケチったせいで、何だかすっきりしない四国最後の夜となりました。

最終日の予定は、しまなみ海道を通って北上しつつ、今治や伯方の塩工場等に寄って行くつもりでいたのですが

何だか、昨日の残念過ぎた四国カルストからの豪雨で心が折れてしまったようです😔 ドロドロになっている愛車を見て、一刻も早く帰って洗車や整備をしたい気持ちが膨らんできて、結局広島尾道市のラーメンを食べる事もなく、寄り道せず自宅に帰りました。
初の3泊4日の四国ツーリングはこうして終わりましたが、振り返ってみると本当にたちが悪かったのが、行く前の天気予報では全日晴天だったのに、現地に着いてから雨天予報になって、それは当たるんかい!とほぼ全日で予報通り雨が降り、メインだった四国カルストもいきなり復活した台風12号の影響で何も見えず、買い物もできずに本当に行っただけとなり、UFOラインに至っては寄る事すらできずに終わってしまうという、とても悔いの残るツーリングとなりました😭
いつもならまたいくぞ!とカラ元気でも自分を鼓舞するのですが、今回のツーリングの内容が酷過ぎて、もうしばらく四国はいいやという気持ちから抜け出せませんw