リバース連動ドアミラー下降装置取り付け
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車検時に借りた代車が、バックギアに入れると左ドアミラーが自動で下降して、車庫入れが劇的に楽になるという衝撃体験をしたことをきっかけに、自分の車に、同様のことが出来る後付け装置をDIYで取り付けてみることにしました。
購入したのは、パーソナルCARパーツ製のTRVS-02(有名中古パーツショップの通販で、新古品で約4,000円)。
併せて、一部の配線がカプラオンになるため、施工がとても楽になり、配線ミスも少なくなるというハーネス(HN-Z-SB01)も購入(写真☓印のもの)し、一旦は取り付けを完了させたのですが、ギアをバックに入れるとミラーは下降せず、外側を向いてしまうという不具合が発生。
メーカーのサポートに問い合わせたら、我が家の車(インプレッサG4 GJ3)の情報を持ち合わせてないため、サポート対象外と言われてしまいました。
我が家のインプレッサは、DBA-GJ3ですが、同ハーネスの適合車種に、DBA-GJ6とあり、また、このハーネスのカプラー形状が、我が家のインプレッサのカプラー形状と合致していたため、いけると思ったのですが、適合しなかったということです。
よって、一度取り付けたハーネスを取り外して処分し、汎用品のTRVS-02を、一から頑張って取り付けることになったのでした。
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まずは、下降装置を付けると不要になる左ドアミラーに付けていた補助ミラーを外します。
両面テープで付いているだけなので、手で剥がすだけ。剥がし跡も、残りませんでした。
今まで、お世話になりました。
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装置の配線イメージ。
助手席側の四角が、下降装置本体で、助手席足元左側のキックパネル内に収めます。
四角から、イカの足みたいに下に伸びる4本が、ミラーを上下させる車両の信号線に接続する配線。ミラーの上昇線と下降線のそれぞれに、装置からの配線を2本ずつ、計4本接続します。
四角から上に伸びる線が、アース線。
さらに、装置から伸びる配線2本を、車両のリバース信号線と、常時電源線のそれぞれに接続するとともに、購入時から付いている設定スイッチの配線を取り回す必要があります。
これらも、助手席付近で配線を完結させることが出来るようですが、私は、電源のオンオフスイッチを追加で取り付け、設定スイッチとともに、運転席周りに純正風に配置したかったので、リバース線と常時電源線に接続する配線、及び設定スイッチの配線は、運転席まで伸ばすことにしました(写真の運転席まで伸びている線がそのイメージ)。
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運転席まで配線を取り回すには、配線の長さが全然足りません。似た色の配線(0.5sq)を別途購入して、はんだ付けして、熱収縮チューブで絶縁し、配線を延長しました。
オレンジが、リバース線に繋ぐ配線、白が途中で電源オンオフスイッチ介したうえで常時電源線に繋ぐ線、紫2本が設定スイッチの配線。
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写真左が、自作の電源オンオフスイッチです。スイッチ、配線、ギボシ、ヒューズホルダー付き配線等は別個に揃えました。配線は、0.5sqで統一。ヒューズは、取付説明書に従い、4Aにしました。白い配線は、装置からの白い配線にギボシ接続。赤は、運転席奥に以前に取り付けたのれん分けハーネスの常時電源線にギボシ接続します。
写真右は、設定スイッチです。購入時は、装置に直付けされていますが、延長するために、写真の長さの位置で配線を切断後、ギボシ加工しました。運転席下のパネルに穴を開けてスイッチを取り付けた後、装置から引き回す紫色の配線に接続します。
ここまで、準備をしたら、助手席周りへの配線作業に入ります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3374774/car/3138974/7884569/note.aspx 6
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キックパネルを、①〜③の順に外していきます。
①矢印のあたりに指を入れて、剥がすように力を入れると、パカッと剥がれます。
②パカッと剥がしたところ。丸印で囲んだ2カ所のピンで固定されていました。
奥の方でも、1カ所クリップで固定されていましたが、外れなかったので、外さずにそのままにしました。
③キックパネルは、このようにびろ~んと広げることができるので、完全に外さなくても、作業に支障はありませんでした。
接続の対象となる配線類が見えてきました
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これは、助手席から撮影した、グローブボックスを外し、キックパネルをびろ~んと剥がした状態。
下降装置の配線接続をするためには、キックパネルびろ~んの箇所に収められているカプラーを外したり、純正配線を切断したりなどの濃密な作業をする必要があります。
顔を突っ込んで、指も奥まで入れる必要があるのですが、グローブボックスが収まっていた周囲のパネルが邪魔で、顔も指も充分入りません。
よって、このパネルを外すことにしました。
まず、丸印で囲んだネジをプラスドライバーで外します。
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助手席ドアを開けて、横からダッシュボードを見たところ。
左の写真の矢印のあたりに内張りはがしを入れてこじるとパネルが取り外せ、右写真のようになります。
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次に、上の写真の赤丸部分にあるシルバーのガーニッシュを、内張りはがしでこじると、簡単に外れ、下の写真のようになります。
下の写真、赤丸で囲んだネジをプラスドライバーで外すと、グローブボックスが収まっていた周囲のパネルがある程度フリーになりました。
これで、キックパネル周辺の作業スペースが確保できました。
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キックパネルを剥がした箇所を、下から覗き込んだ様子。
丸印で囲んだカプラーが施工のターゲットです。
爪で固定されているので、この爪をしっかりと押しながら下方向に引っ張ると外れます。
黄色の矢印は、助手席ドアに向かう穴です。
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カプラーを外して、可能な限り手前に引っ張り出した状態。
ミラー切り替えスイッチを助手席側にして、ミラーの角度調整スイッチを上にした時に12Vが出る線(上昇線)、下にした時に12Vが出る線(下降線)を、検電テスターを使って調べ、該当する線を切断します。
我が家のインプレッサG4(DBA-GJ3)は、上昇線が茶/白の線、下降線が青の線でしたのでこの2本を切断。上の写真が切断した状態。
メーカーの取付説明書にある配線名称の、USWが茶/白の赤丸、UMTが茶/白の白丸、DSWが青の赤丸、DMTが青の白丸に該当します。
そして、配線接続のため、下の写真のように、ギボシ加工を施しました。カプラーに近い方をメス、ドアに近い方をオスとしました。
これらに、下降装置からの配線をギボシ加工した上で繋ぎます。
配線が短い上に、狭い箇所で苦しい体勢での作業なので、とても大変でした(でも、楽しかった)。
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説明書に従い、下降装置の配線4本を該当する箇所に繋ぎました。
赤矢印は、ドアに向かう穴、さ。
ここでは、説明を省きますが、これらの接続の前に、説明書に従って仮接続を行い、装置が正常に動作することを確認しています。
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外したキックパネルの裏側に下降装置本体を両面テープで固定し、余った配線は結束バンドでまとめました。
写真は撮りませんでしたが、異音防止のために、下降装置本体の表面には、エプトシーラーを貼り付けました。
この状態で、キックパネルを元に戻しました。
続いて、運転席方面への配線廻しです。
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①グローブボックスを取り外したあたりから、センタークラスター方向を見た写真です。矢印の方向が運転席。ちょうどポッカリと空いた箇所があるので、ここから運転席側まで配線を通します。常時電源線に繋ぐ白い配線1本、リバース線に繋ぐオレンジ色の配線1本、設定スイッチに繋ぐ紫色の配線2本を、配線ガイドに養生テープで固定して、写真矢印の方向に突っ込んでいきます。写真の黄色く細長いのが、エーモン配線ガイド。スルスルと楽に入っていきます。
②ハンドルの下あたりからセンタークラスター方向を見た写真です。配線ガイドの先っちょが出てきました。ここまで出てきたら、この先っちょを引っ張ります。すると、配線がスルスルと運転席側に出てきます。
③配線が無事に運転席側に通りました。このあと、配線の保護と異音防止のため、配線全体を布製のハーネステープでぐるぐる巻きにしました。
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何のスイッチか分からなくなると困るので、シールを自作しました。
オンオフスイッチは、「MIRROR DW ON/OFF」、設定スイッチは、「MIRROR DW SETTING」とパソコンで打ち込み、家にあったMD用のシールに、インクジェットプリンターで印刷しました。
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上の写真がスイッチパネルに取り付けたオンオフスイッチと、切り貼りしたシール。
下の写真が、ハンドル下のパネルに穴を開けて取り付けた設定スイッチとシール。元々、コーナーセンサーのオンオフスイッチが付いていたので、その下に設定スイッチを取り付けました。
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上がスイッチ取り付け前、下がスイッチ取り付け後です。
見た目も前より豪華になった感じ(^^)
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