カーボン除去 その①
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腰上をバラしたので、燃焼室の”カーボン”を除去したいと思います!
”カーボン”とは何かと言うと、要はエンジン内のガソリンの燃えカスの事です。コイツが溜まっていくとエンジンのパワーダウンはもちろん、最悪バルブにカーボンが挟まって圧縮が抜け、エンジンがかからなくなったり、突然エンストしたりします。(カーボン噛み)
:(´◦ω◦`):
今回の僕のコマジェ君不動の原因は、恐らく何かしらの原因で圧縮が抜けてるせいだと考えているのですが、もしかしたらカーボン噛みかもしれません!写真の通り結構付いてるし
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まず吸排気のバルブ側!
真っ黒ですね、呉(KURE)の”エンジンコンディショナー”をかけて洗浄するのですが、このままだとプラグ穴からすぐに流れちゃうので、一旦”スパークプラグ”を戻します。
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こんな感じで!
仮で付けるだけなので軽くプラグソケットなどで締めます。(手締めだとエンジンコンディショナーが漏れるかも、)
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この状態でエンジンコンディショナーをかけます。
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と、その前に!
外し忘れてました写真の”インテークマニホールド”と言う部品を邪魔なので取り外します。
写真赤丸のボルト2本です。
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外れました。
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結構接地面が腐食?変色?してる感じですが、大丈夫かな?🤔
スロットルボディと繋ぐゴムの部分に亀裂等はありませんでした。
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そしてこの”Oリング”ですが、僕は今回なるべくお金かけずに仕上げたいので、適当にグリスでも塗って再利用する予定ですが、劣化しているようなら新品交換推奨です。
(インテークマニホールドOリングの純正部品番号↓)
93210-30611
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ではバルブとピストンにたっぷりと”エンジンコンディショナー”をかけます。
このエンジンコンディショナーは本来エンジンを降ろしたりバラしたりせずにプラグ穴とマフラーの穴(エキパイ取り付け部)からエンジン内に注入して使う物らしいのですが、やはりバラした状態の方がよりしっかりカーボンを除去できそうです。
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10分ほど経ったら”ナイロンブラシ”で擦ったりもします。柔らかいカーボンは溶けてすぐに落ちますが、固まってるやつはエンジンコンディショナーをかけただけじゃなかなか落ちません。ですが、浸けておけば柔らかくはなるので、そこをナイロンブラシやプラスチックのスクレーパーなどで落としましょう。
金属製のブラシやスクレーパーは傷が付いたらヤバいのでやめた方が良いです!時間はかかりますが、エンジンコンディショナーもしくはカーボン落とし剤と柔らかいプラスチックのブラシやスクレーパーなどで落としていきます。
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1回じゃなかなか綺麗になりませんね、
最初に比べたら下地が見えていてかなりマシにはなってますが、
(´・ω・`)
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バルブの方はこんな感じ。
バルブ表面のは全然落ちてる気がしませんが、バルブの周りは綺麗になってる!
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そしてもう何回かコンディショナーかけて、10分待って、ブラシで擦って、を繰り返したら、ここまでは綺麗になりました!
まだ、少しだけピストンにカーボンが残ってますが、完璧にやるのは時間がかかるので、僕はこのぐらいでいいかな!と思います。
もし完璧に落としきりたい場合は、エンジンコンディショナーに1晩ほど、もしくは6時間以上は浸けておいたほうが良いみたいです。
バルブに関しては”擦り合わせ”をやる予定なので、取り外した時にもうちょっとだけエンジンコンディショナーで洗浄したいと思います。あとバルブ本体だけなら”真鍮ブラシ”で擦って良いらしいので、
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吸気/排気のポート(通り道)も少し洗浄しておきます。まずマフラー側からエンジンコンディショナーをたっぷり注入!
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この時、バルブの気密性を簡易的にではありますが、確認しておきます。
圧縮上死点でバルブが完全に閉じている状態のはずなので、もしバルブからエンジンコンディショナーが漏れ出してきたら、そこから圧縮も抜けてしまっている事になります。
もうちょいしっかりした確認の仕方としては、バルブの所にパーツクリーナーを溜めておいて、吸気ポート&排気ポートの方からバルブに向かいエアダスターを噴射するというのがあります。それでバルブからブクブク泡が出たら圧縮が抜けてる事になります。(バルブ擦り合わせ後にやる予定です。)
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