バッテリーターミナルの交換 その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
オーディオ系含め、全体の電圧が低いので、ヒューズやリレーの次は、バッテリーターミナルの交換です。オーディオ専用品ではなく普通の黄銅(真鍮)製で、しっかりしたものに交換しました。
2
ターミナルは全面切削加工仕上げではないので、ナットや増設する電源取り出しターミナルが点接触(大げさに言うと)になってしまいます。
そこで、一部を金工用ヤスリで平らにしました。と言ってもボルト穴に対して面が垂直になるまで削ることはできないので、表面をペーパーで滑らかにはしましたが、点接触が線接触になったぐらいだと思います🤣。
なお、このターミナル、大切な圧着端子の締結部やバッテリー端子との接触面は切削加工でピカピカです。(シールされたポリ袋に密封されて届きました、湿気による腐食を防止するためでしょうか? すごく良心的です。)
それらの面には、オーディオ用接点グリスを塗って防錆しました。後で述べる圧着端子や配線カシメ部の芯線にも同様に塗っておきます。
3
エーモンの 8859 電源取り出しターミナルを、黄銅ターミナルに添うように曲げ加工しました。この電源取り出しターミナル先端(画像奥)のネジ穴が 6mm 径なので、ドリルで 8mm 径に拡大して黄銅ナットでターミナルに締め付けます。画像ではネジ穴見えませんが🤣。
左、圧着端子は全部で 3個重ねになるのですが 4個付けても互い違いにすれば、このように楽勝です。
4
なぜか手元に有るバッテリーに付けてシミュレーション🤣です。
+端子は、工具などが触ってボディとショートすると怖いです😱。
黄銅ターミナルには塩ビ製の別売カバーを、エーモンの取り出しターミナルには付属の樹脂カバーを、いずれも加工して付けました。これなら大丈夫そうです。
5
これらは、今まで付いていたバッテリーターミナル(+側)と延長ケーブルです。
実はこの部品の前、20数年前(GTV 買ってから数年後)に「紅点」で「Stage 1」をお願いしたので、もともと黄銅製の頑丈なターミナルが付いていたのです。
そして約20年前、とあるオーディオ専門ショップ(昔の私は、何が良くて何が悪いかもわからず、DIY も出来なかったので、ショップにお任せでした。)が、「地金むき出しで安っぽく見えた」その黄銅製ターミナルを、本当に親切で良かれと思って切り飛ばして付けてくれたのが、これらの「高級オーディオ専用ターミナル & 太い純正ケーブルの取り回しを良くするための延長ケーブル」です。
以来、DIY で何度か末端のスリーブ取り替えや端子磨き、グリス塗布を続けて来ました。長い間、お疲れさまでした。
さて、この延長部、金メッキのスリーブを使った圧着ですが、今見ると純正ケーブルより延長ケーブルの芯線は細く、導体全体の太さも細く、熱収縮チューブを取ると圧着部で芯線が何本も切れていました。
また有名メーカー製「高級」オーディオ「専用」ターミナルも「きれいなクロームメッキで外観は良い」のですが、配線の芯線を固定するイモネジ先端(芯線を押さえる側)に刻み目があり(「バッテリーターミナルの交換 その2」 画像参照)、強く締めると「芯線が切れる😱」ので(実は、同じメーカー製の新型ターミナルのイモネジは、この刻み目が廃止されています。)今なら「使わない」レベルと考えます。高かったので勿体ないですが、時代と共に製品も改良され、ユーザーの知識も変わっていくのです。
6
圧着完了しました。丸型圧着端子の穴径が 8mm(正確には 8.4mm)ですから、いかに純正ケーブルが太いかが分かります。
これらをターミナルにしっかりネジ止めします。細い方の先には、150A のメガヒューズが入っています。見えませんが。
7
カバーを付けるところです。圧着端子は全部で 3個、3段重ねです。ターミナル側から線の太い順に重ねました。少し「く」の字型に角度をつけています。
8
基本的に -側も +側と同じで、切っては圧着の繰り返しですが、ボディアースポイントをしっかり真鍮ブラシで磨いてグリスを塗りました。錆びてはいませんでした。(他の作業と一緒にやったので覚えてましたが、5年前に手で磨いてました。なので、錆びてなかったのかもしれません😅。)
※ これで、25年ぐらい前に「紅点」でお願いした素晴らしい「Stage 1」後の状態(「黄銅」ターミナル使用)に近いところ☺️まで、やっと、やっと、戻すことができました。
※ いや、今回の作業は自己流なので、出来栄えが本当に近いかどうかは・・・疑問🤣です。
※ ず〜っとそこに戻したい、直したいと思いながら、約20年😫が過ぎました。
結論:バッテリーターミナルは黄銅製で質実剛健が一番です! ・・・しかし疲れた〜😭。く(その2 につづく😆かな)
※メッキすると黄銅独特の腐食は防ぐことが出来ますが、メッキの種類によっては、黄銅より電気伝導性が劣ることがあります。
※ ホームオーディオの世界では、ニッケルメッキは電気伝導性が黄銅より低く、また音を悪くすると言われています。金メッキの下地がニッケルメッキという製品も有るそうです。
※ 私は、黄銅ターミナルとバッテリー端子やケーブル端子との接触面には、防錆グリスを塗っています。
※ 接触面の錆は、目の細かいペーパーで磨きます。
※ 圧着には専用工具が必要です。配線の被覆剥きには刃物も使います。力も入れるし、硬い銅線も扱うので保護手袋は必須です。作業は安全第一で、自己責任でお願いします。
9
【おしまいに】
こんな感じで作業してます。ホコリは厳禁です。ボディ塗装面に傷が付いちゃうので。
作業準備や「+」系の加工などは、トランクに上体を突っ込んでの作業になるので、ずっとかがんだままとなり、腰が痛いです😅。
頭もぶつけます🤣が、少し厚い帽子かぶっているので大丈夫です。
ミスって圧着工具を落としました😱が、バンパーなど、無事でした😅。
このあと、手前にキャンプマットを敷いて、「ー」系のアースケーブルなどは座って加工したので、まだ楽でした🤣。
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