ワイパーモーターの配線図（ＩＮＴ、ＲＥＴＵＲＮ）

ＩＮＴ（間欠ワイパー）、ＲＥＴＵＲＮ（停止位置への復帰）時の電気の流れについても、配線図をもとに追ってみました。

ＩＮＴ（間欠）時の電気の流れを追ってみます。
ワイパーコントロールスイッチがＩＮＴの時は右側ワイパーリレーⅠ、左側ワイパーリレーⅡともにオフになっています。
左上のヒューズから緑の太線を辿ると、間欠ワイパーリレーからワイパーリレーⅠ、ワイパーリレーⅡと経由してワイパーモーターの＋１に電気が流れます。
ここで注目すべきは、ワイパーリレーⅠ、ワイパーリレーⅡともコイル側でなくＢ接点側に電気が流れていることです。この時、接点増幅器の役割は間欠ワイパーリレーで行われているものと想像します。

ワイパー動作中にワイパーコントロールスイッチをオフにしたとき、ワイパーが停止位置に戻るときにどのように電気が流れているのか追ってみます。
ワイパーコントロールスイッチがオフになっていますので、右側ワイパーリレーⅠ、左側ワイパーリレーⅡともにオフ状態です。
左上のヒューズから紫の太線を辿ると、ワイパーモーターＡｓｓｙにある赤丸部分（ワイパーが停止位置にないときＳに電気を流す）を通過し、間欠ワイパーリレー、ワイパーリレーⅠ、ワイパーリレーⅡと経由してワイパーモーターの＋１に電気が流れます。
ワイパーが停止位置に来ると、Ｓに電気が流れなくなるためワイパーが停止します。
この時、間欠ワイパーリレーを経由しているというのが、気になった点です。間欠ワイパーを実装していない車両ではＬＯと同じようにワイパーリレーⅠの接点３へ直接電気を流しているのでしょうか。