シフトポジション検出位置追加&変更
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
これまでパーキングとリバース、2カ所のシフトポジションを検出していましたが、金属近接検出スイッチを1カ所追加して3カ所にしました。
右からパーキング検出用、(今回移動させた)ニュートラル検出用、左端が今回追加したリバース検出用のセンサーです。
先月検出位置をパーキングとニュートラルからパーキングとリバースへ変更したばかりですが、これをまたパーキングとニュートラルへ戻しました。
サイドブレーキ戻し忘れ警報を出す時にパーキングとニュートラル、このどちらでも無いとすると、あとはすべて車が前後進するシフトポジション(R,D,3,2,L)となります。これらのシフトポジションで、エンジンの回転数が1000回転以上となれば、車が動きはじめているに違いありません。またパーキング、ニュートラルでエンジン回転数が上がっても、警報を流さないように制御可能となります。
2
今回追加したリバース検出用のセンサーはパーキング、ニュートラル検出用(のPNPノーマルクローズ)と異なり、初めてPNPのノーマルオープンを使いました。
ノーマルオープンのセンサーですので、シフトレバーがリバースにある時のみ通電させる事が可能です。
パーキング、ニュートラル検出用のセンサーはノーマルクローズでしたので、パーキングでもニュートラルでもない時にだけ、通電させていました。(パーキング検出用センサーの出力をニュートラル検出用センサーの電源として直列に繋ぐことで、アンド条件(論理積)を取っていました。)
今回、追加したリバース検出時に入るスイッチは、バックモニターの電源コントロールに使う予定です。バックランプから配線を引っ張ってもよかったのですが、シフトボックスの方が近くにあり金属近接検出スイッチも手元にありましたので、こちらを選択しました。
簡単な作業だと思っていたのですが、またまたはまってしまいました。(会社に着いてから、駐車場で3、4日毎朝試行錯誤を繰り返しました。)
3
シフトレバーボックスを開けて元に戻す時に、シフトレバーのシャッター修理も一緒に行いました。
これで変にシフトレバーボックスを触らない限り、壊れなければよいのですが。
4
リバース検出用センサーの出力を、この黄色いケーブルに繋いでいます。前回同様、センターコンソール経由で助手席窓側までカーペットの下を這わせています。
このケーブルのギボシに検電テスターの針をあて、検電テスターのアースを取っての動作確認中に理解に苦しむ現象に遭遇しました。
検電テスターを繋いだ状態でリバースに入れても、通電が確認出来ません。ところが検電テスターのアースを外すと金属近接検出センサーのパイロットランプが点灯し、この状態で検電テスターのアースを取ると通電ランプが点灯します。何度となく確認しましたが、同じ現象となります。金属近接検出スイッチが壊れているのではないかと交換して見ましたが、動きに変化はありません。
これは回路に何か問題があるのだろうと、調べることにしました。トランジスターの回路で、回路が浮いている状態だとプルアップ抵抗だとかプルダウン抵抗を入れて電圧を安定させないと誤作動が発生する事があるとか。そうだとしても、どう対策すれば良いのかが分かりません。
ふと気になってテスターで検電テスターとリレーの抵抗値を計測して見ると検電テスターの方が一桁くらい抵抗値が低いことが分かりました。ダメ元で黄色ケーブルのギボシにブザー、リレーをそれぞれ接続してアースに落として見たところ嘘のように想定通りの動きをしてくれました。
抵抗値が低いと金属近接検出スイッチを構成するトランジスターからの漏れ電流?で、誤動作することがあるのでしょうか。
理屈はよく分かりませんが、こんな事が起こるんだといい経験をしました。
5
シフトレバーをドライブに入れた状態で、センサーのパイロットランプを撮影しました。パーキング、ニュートラル検出用センサーのパイロットランプの点灯が確認出来ます。
6
シフトレバーをリバースに入れた状態で、センサーのパイロットランプを撮影しました。パーキング、リバース検出用センサーのパイロットランプの点灯が確認出来ます。ニュートラル検出用センサーのパイロットランプも点灯していますが、シフトレバーに隠れています。
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