4点式シートベルトホールカバーの爪の補修(その2)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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前回、UV硬化樹脂による欠損した爪の成形を試みましたが、PP樹脂とUV硬化樹脂が接着せず、うまく行きませんでした。今回はcosstelさんの整備手帳なども参考に、破損したツメを重曹+アロンアルファで成形し、枠の方は更にゼムクリップを用いて補強することで修理を試みました。なお、ツメの方は最終的にはUV硬化樹脂での補修となりました。
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家にあった重曹と、前回の補修の際に購入してあったPPも接着可能と謳う、プラスチック用アロンアルファです。
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補修するのは運転席の外側のカバーの下側です。黄色い方はツメを、赤い方はワクを修理します。写真では分かりづらいですが、右のワクの方は皮一枚でつながってるだけで、完全に破断しています。
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まずゼムクリップをワクの上を通るように曲げ、アルミテープで仮止めします。はんだごての方は、こて先を外して適当なビスに取り換えます。しかし、我が家のはんだごては、はんだ以外のものを溶かす機会の方が圧倒的に多い気がする(^^;
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部品の余計な部分を少し切り取ったものをクリップの上にのせて溶着が完了したら、補強用の樹脂の型枠をアルミテープを切り貼りして作成します。写真は既に重曹の充填まで終わっています。
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ピンぼけしてますが、重曹とアロンアルファの充填を何度か繰り返して写真のとおり補強しました。
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アルミテープを外したところです。この後やすりで形を整えています。しかし、重曹+アロンアルファで出来上がった樹脂は非常に硬くて全く変形せず、今回のワクのように多少の柔軟性が欲しい部分に使うにはあまり適さないかもしれません。
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続いてツメ成形用の型枠をアルミテープで作成します。
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型枠をツメの部分に貼り付け、同じく重曹+アロンアルファでツメの元を成形します。なお、ワクの方も含めて、部品側にはプライマーを塗布しています。
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成形したツメのアルミテープを外したところです。よく見ると根本が細くなっていて、樹脂の成型が不十分に見えます。cosstelさんの整備手帳でも別の理由から、重曹よりもアロンアルファを先に滴下していましたが、私は重曹を先に充填してしまったため、滴下したアロンアルファが型枠いっぱいまで浸透しなかったものと思われます。案の定、やすりがけ中にあっさり取れてしまいました…。
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仕方ないので型枠の作成からやり直しです。アロンアルファ用のプライマーはPP表面の疎水性を改質することによって接着を可能にするらしいので、UV硬化樹脂との接着にも効果を発揮するのではないかと考え、やり直しはUV硬化樹脂を使用しました。プライマーはもう一度塗布しています。
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型枠に樹脂を滴下したら、5分ほどUVを照射します。
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これをツメの様な形状に削ります。
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こんな感じで篏合出来ました!
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ちなみに、部品の反対側(上側)はこんな感じでワクが両方とも破断しています。
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実車に取り付けたところ。元々部品が歪んでいますが、とりあえず外れない様です。へたに脱着するとそのはずみでツメが取れたりするので、今回はこのまま触らずに置きましょう。
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ということで、今回は補修成功ということにしたいと思います!
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